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初note。なのでまずは美容師な僕は自己紹介から始めてみる。 part2

こんにちは。

最近はマスクをつけるのに慣れすぎていて

もはやマスクを外すことを忘れて食事のときに

ダイレクトに口に運びかけた槙山です。



さぁ、早速前回からのお話の振り返りを。



入学式前日は全く眠れず、入学から1週間経たすに遅刻を連発し、人数多いから友達出来るだろうと思ったはずが結果1人ぐらいしか友と呼べる者が出来ない始末で早速洗礼を浴びることになるとはw 
  ご飯も特に拘りが無く、1年間アルバイトした貯金を切り崩していた為、自炊なんかロクにやらずに毎日マクドナルドか近くにあった100円コンビニで安ーい菓子パンを食べる日々。しかしそんな日もそう長くは続くかず新たな問題がそこで起きました貯金が底を突き、授業料が払えない(´-`).。oO
東京のど真ん中で1人通帳をみて愕然としました。さぁ僕はここからどうするのでしょうか??

(下記の記事からの引用↓↓↓)



当時は別に何とも思っておりませんでしたが今こうやって文章におこしてみるとよく今までやってこれたなwwと思ってしまいます。

なのでまだ少し続きますが僕がどういう人間でどういう人生を送ってきたのか

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ただの野球好きなだけの田舎の少年が東京に来て美容師に。なんて上京物語。


みたいな感覚で見て頂けると嬉しいです。



そして話を戻していくと


なんだかんだ1年間は大阪でアルバイトして貯めたお金があったのでやりくりが出来ていたものの、その後美容学校に入学した僕は学生気分に戻った気持ちでつい浮かれすぎていて、


1年ずっとバイトしてたからもう当分はやりたくないなー


なんて糞根性が身に付いてしまっていたんですがやはりお金は稼いでももちろん使えば減るわけでして何ヶ月に1回くる学校の授業料も追い打ちをかけていくわけなんです。


今みたいにスマホでは無くまだまだガラケーな世知辛い時代で当時はFacebookも無かったときでしたからもちろんネットも充実していないため、

駅にあるタウンワーク誌かお店にバイト募集の張り紙を見て電話する


ぐらいの古風な方法論しか思い当たらず、そこでなんとかアルバイトすることが出来、無事に授業料なども払える目処がついたわけであります。


もちろん今僕が学生だったらもしかしたらUberに応募して皆さんの家に美味しいご飯を運びに行っていた可能性もあったかもしれませんね。


そして今度やってきた課題としては

就職活動。


美容専門学校は現状2年制なので1年経てばすぐに就活が始まり、みんなバタバタする時期。

もちろん「ここのヘアサロンに入りたい!」という意識高い人たちは既に前々から準備を進めており中には2年生になる前に内定をもらう人もいたと思います。


そんな中僕はといえば

髪をやるのも好きだけど服も好きになっている。


その当時オシャレな人が着る服のお店やブランド、また雑誌などでもストリートスナップ全盛期の頃で色々な服の魅力に取り憑かれて週に6日は表参道にある行きつけのお店に入り浸り、何故か自然と「お客さん」という立場から行きすぎて「コレめちゃ似合うと思うので試着しますか?」なんて接客めいたことをしたり、1日いた終わりにはお店のオーナーがご飯やお酒を出したりしている日々がとても楽しかったのを覚えています。

また自分自身も全身フルブランドやら古着を着て昼間は学校に行き、夜は毎日ファッション誌やら映画やらを見漁っては服やその背景、文化について勉強する日常に


美容師もいいけど服もいいな〜。


とリアルに考えた時期もありました。

丁度通ってた美容専門学校の近くには有名な服飾学校もあったのでパンフレット取り寄せたりw


ただそのささやかな想いはあっけなく終わります。

当時通っていたお店にはそれこそ、かなり有名な著名人やデザイナーの方が訪れていてそのまさに本物放つ空気感、また考え、実績、センス。に圧倒されていったんです。


それこそ僕は単なる美容学生の1人でまだ20ぐらいの若造が趣味でお手伝いをしている程度。

その世界に入って勝負出来るのだろうか??


とふと直感的に考えたときに難しい。と感じてしまったんです。


もちろん美容師の世界も同じことだと思いますし比べるつもりもありませんが

せっかく1年間お金をかけて美容学校に入ったのに俺はブレているんじゃないか??


と考えを改めて、まずは服よりも美容にももっとチカラを入れていこうと思い、就活の準備をしようと決心していくことになります。


もちろん後になってわかることですが服も美容も装いを表現、気持ちを豊かにするものなのでそもそも繋がりがある存在。しかも服を作れたりはできないが今では美容室でも服を買い付けしたり販売したりそういうスタイルも出来ることを知り、今では美容師を選んで、好きな服を見たり、着たり、オシャレな人をカットしたり、感性を磨いたりは全然出来るのでこの道を選んで良かったなと本当に思ってます。


ただ就活を始めるにしてもその当時ヘアカタログなどにバンバン露出していたサロンにはあまり惹かれず、友人がおすすめするお店などを巡り、僕の美容師人生が本当のスタートを切るお店に出会う。


そのヘアサロンは一般受け、というよりかは美容師の業界誌、セミナーなど技術。に特化したスペシャリストが集うことで有名なお店で場所も僕の通ってた表参道にも構えていることからまずはサロン見学に行き、色々質問を投げかけ、実際に髪を切ってもらい


ここにしよう。ここならが俺の求めているものが見つかる。

なんて小生意気な想いを込めて応募することになった。

しかし、あまり美容業界には美容学生のくせに疎い僕は実はかなりそのサロンに入る倍率が高いことを応募してから知り、「やっべーぞ」なんて思う時既に遅し


私も俺もそこに入りたい。

なんて学校のみんなが入りたいサロンの話を聞いていると、中にはずっと何年も通っていた人たちもいて最近ポッと入りたい。なんて奴の想いの浅さを痛感することになるのである。


ただ僕の本性は単純脳。


なのでとにかく髪型から服からインパクトを残せる様に工夫し、そのサロンは専用のエントリーシートがあり

「生年月日、血液、出身」はもちろん、「やっていた部活、幼少期の想い出、またメールアドレス」なんかも


記載する箇所がありそこで印象に残せる何かがあれば通るかもしれないとじっくり考えて記載していったように思う。


そして面接に入ってからそれは気がついたんですが試験官2人に対して希望者が4人ずつのスタイル。

しかも同じテーブルで会話して試験官の前にはその希望者4人のエントリーシートが広げられており事前に気になる項目には赤ペンなどで印がつけられており、希望者の立ち位置的にはチラッと覗ける距離だったため徐に自分のエントリーシートのどこに印がされているかチラッと見てしまったときに気がついてしまった。


出身地しか◯されていない(´-`).。oO


周りの人達のエントリーシートを見るとめちゃくちゃ◯がされていて僕はたったひとつ。

コレはリアルやばい!?ww

と思い何か印象に残せることを言わなければと焦った僕は「ヘアサロンを選んだ理由」と「印がついた項目」しか聞かれていなかった為、その2つで最大限のアピールをするしかなかったのである。

しかしヘアサロンを選んだ理由を何か広げられるボキャブラリーなど持ち合わせておらず、「出身地」の質問に賭けるしか無かった。


そんな頭で色々と巡っていた際にそのときはきた


出身地は◯◯なんだよね?どんなとこ?


と聞かれ、何て話を広げやすいパスをくれる人なんだ!最高か!と心の中で歓喜しつつ


はい!◯◯は自然が豊かで特に僕が住んでいたところは東京と比べて決して便利とは言えませんが〜


ととにかく思ったことをツラツラと言い放ち

大体

18年間、大自然の中育った環境で磨いたこの真っ白なキャンパスな僕はこれから見ること全てが新鮮で沢山のアイデアがヘアスタイルに生きる、かつ野球で鍛えた精神も美容師のタフなライフスタイルで活かせると思います!

的なニュアンスで必死に伝えた気がします。


そうするとオーナー自身も野球をやっていたことと僕の出身校を覚えていたそうでその話に花が咲き、話がちょっと広がってもらいとりあえず「何かオシャレしてきた奴」から「田舎の野球少年」ぐらいのインパクトを残すことが出来ました。

この時の為に野球をやって良かったと本当思いましたね。。。


そして面接が終わるときに気がつきましたが

夏の暑い日に僕は

コムデギャルソンの黒のスーツを着て赤のネクタイを締めていったんですが


オーナーは白のスーツに青のネクタイをしていました。。。。


まさに色違い、真逆ですw

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当時こんな感じでしたね。


野球の話で盛り上がったのでチラッと

「色違いですねw」と聞くと

「一緒にするな!」と一括されてしまった余計な一言は余談ですが


後日、2次面接もありましたがそこも無事に終わり、後日内定の報告が入ったときはめちゃくちゃ嬉しかったですね。


そしてそのときを振り返り今思うのは


多分、真面目にそのまま言われたことを聞いたり答えたりするだけではもしかしたら合格しなかったかもしれないということ。


もちろん事実を捻じ曲げてしまうのは駄目ですがいかに

自分の頭を使い考えて動くか。


って今凄くフューチャーされていますよね??

ただ指示を受けたことに正確にやることも大切ですが

いかにその論点や問題を自分で作り解決していけるチカラを身につけていくか。


精密ロボットの時代は終わり、行動人間の時代。

そんな瞬間だったんだなとふと考えさせられました。


話は戻りますがその後内定を頂きウキウキしていたのも束の間にまた後日連絡があり「表参道店は人員がいっぱいだから神戸店に行くのはどうだ?」と促され、とりあえず神戸店にも足を運ぶことになりましたがやはり表参道で美容師をやりたかったので

「表参道店で勤務出来ないなら僕は内定をお断らせて頂きます」


と伝えたところ何とか東京組に補欠合格的なニュアンスで入ることが出来る出来事もありましたがそこもなんか面白かった思い出です。


そして美容学校も無事に卒業し、晴れて4月から入社することになり、やっと美容師の門を開けることになります。


そしてそれは美容学生や野球をやっているときよりも大変な連続が待ち受けていようとは

僕はちょこっとしか想像していませんでした。



最後に是非髪のことや些細なことでも構いませんので質問などある方はお気軽にメッセージください^ ^


またこれからもヘアスタイルに限らず、あまり聞けない&見えない美容のことや仕事のこと、新しいチャレンジなど最新のことをアップしていきますのでフォローなども頂けると泣けるほど嬉しいですw




最終章に続く。。。


END


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