計画された偶然
こんばんは、福田です。note56本目です。
プランド・ハップンスタンス(計画された偶然理論)という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
何やら陰謀論チックに聞こえますが、スタンフォード大学クランボルツ教授によって提唱された、キャリア形成に関する理論のことです。以下のような理論です。
キャリアにおける偶然の出来事の影響を軽視せず、むしろ積極的に取り込み、より良いキャリア形成に活用することを提唱した理論
何やらわかりにくいですが、この理論のきっかけはFortune500というアメリカのお金持ちランキングみたいなものがあり、この成功者と呼ばれる方々にキャリア分析を行った際に構築された理論です。
ざっくり言うと成功者の多くの方がキャリアの成功は偶然によるものが大きいと答えたそうです。
ただこれだけだと、単なる偶然で運じゃないかという話なのですが、この理論の感心できる点(偉そうだな)は以下です。
・決定するより未決定であること
・計画を絶対視しない
・偶然の出来事を積極的に活用し取り入れる
・偶然の出来事を作り出す行動が重要
順番に簡単に記載します。
決定するより未決定であること
決定 =決断という意味ではなく計画のほうがニュアンスが近いです。ある程度のキャリアの計画はありつつも、ガチガチにその計画に縛られないというイメージです。
計画に柔軟性を持たせつつ、当初決めた計画に固執するのではなく臨機応変に対応していくというような感じです。
計画を絶対視しない
これは上記で記した内容と近いです。未来は予測や計画通りに進まない事が多いですよね。なので計画を絶対とするのではなく、時代や環境の変化に伴い計画が予定通り進行しなかった場合も、それを学習の機会ととらえるイメージです。
偶然の出来事を積極的に活用し取り入れる
普段生活していて思わぬ幸運、不幸などが起きることがあると思います。それらはコントロール出来ないもので、突然やってくることが多いと思います。
例えば突然の部署異動、役割の変化などが仕事において起きる事があります。これらの偶然(自分でコントロール出来ないという意味で使ってます)の出来事をポジティブに捉え、積極的にその機会を活かすという事です。
偶然の出来事を作り出す行動が重要
個人的にここが1番重要だと思いますが、偶然を作り出すって?って感じですよね。
このプランド・ハップンスタンス理論では、「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「リスクテイキング」の5つの要素が大事と語られています。
これでもピンとこないので、例を挙げてみます。
仮に僕が営業職として、もっと良い商品を提供したいと感じ自ら商品開発に携わりたい考えます。(=好奇心)
営業であれば完成された商品を売ることが仕事だと思いますが、顧客の声などをヒアリングし、新たな商品提案などを自発的に社内で提案したりします。
1回では質も低く、提案は通らないかもしれませんが、諦めず悲観的にならずそれを繰り返し行います。(=持続性・楽観性)
営業職なので目標は売上であり、商品提案の仕事は成果には繋がりません(=柔軟性)が自分自身が商品開発に携わりたいので、直接的な評価に直結しない仕事を行うというリスクを取ります。(=リスクテイキング)
このような活動を行うことで、いつか誰かが僕の商品提案を良いと思い、商品開発に携わらないか?という声(=偶然)がかかるかもしれません。
例が長くなりましたが、偶然の出来事を作り出すというのはこんなイメージです。
まとめ
プランド・ハップンスタンス(計画された偶然理論)
・決定するより未決定であること
・計画を絶対視しない
・偶然の出来事を積極的に活用し取り入れる
・偶然の出来事を作り出す行動が重要
この偶然の出来事を作り出すための行動を起こしていくことが大事だなと感じています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
今日はClubhouseで鬼滅の刃×ワンピースのサクラ海賊団のコラボの部屋をやっていてめちゃくちゃ面白かったです。
おしまい!
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