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【2023年1月~3月】クリアしたゲーム感想

去年は上半期下半期で分けてクリアしたゲームを書いていたのですが、それでも30作30作くらいになり多すぎる! そして書くとき疲れすぎる! ということで、1年をさらに半分に割り3か月ごとに書いていこうと思います。
クリア換算は基本的に、とりあえずエンディング・スタッフロールが流れたら1本と計算。ほとんどスタッフロールまで見てますがエンドレスなゲームはとりあえずそのゲームの本質を感じたら……というような本数計算かな、多分! あとそういう感じなので、トロコンとかまでやった感想ではないです!

20MINUTES Till Down / steam

いわゆるVampire Survivorsのフォロワーのゲーム。こちらは制限時間が20分。
大きな違いは、キャラクターの可愛さ。ドット絵のキャラデザが見事で、アニメ調のキャラクターはとても可愛い。
もちろんゲーム中はそこが分からなくなるくらいデフォルメされるけど、各キャラクターの特徴があり、攻略に幅が出て面白い。
とは言うもの、本家に比べるとバリエーションが乏しく、攻略しようとすると単調になりがち。どちらかというと、クリアは前提としてどんなビルドでいくかの構築を楽しむと言ってもいいかも。
サクッと2時間くらいプレイしたところでで20分間生存できたので、難易度も低め。時間つぶしにはちょうどいいゲームでした。



クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン

原作をプレイしたことが無かったのでプレイ。とは言え大体の話は知っていたというか、結末は知っていたけど、その過程を知れて良かった。セフィロスってこういうキャラクターだったのか。
スロットシステムやマテリア合成はストレスが無い。なんだかんだ、やっぱりスクエニはシステム設計のノーストレス感がすごいなと思った。
とりあえずはエンディングを見て、楽しみになったのがFF7Rの次回作。エンディング、もろに影響し合ってるし、どういう話になるのか本当にわからない。とても楽しみ。



連海カジノ

ドット絵の美しいカジノゲーム+クイズゲーム+アドベンチャーゲーム。
そもそも開発者である致意氏の過去作のキャラクターが登場しているようで、キャラクター同士の関係なんかは過去作をやっていないと正確にはわからないと思う。ただ、そこが分からなくても全然楽しめるゲームだった。
ポーカーやビンゴなどギャンブル系のゲームの質は良く、なんなら特殊技能を使うことで有利に進められるし(ビンゴでは散々荒稼ぎした)、難易度次第だけどセーブロードが自由だから大きくかけて買ったらセーブ、負けたらロードが出来るからそこまで難しくはない。
ストーリーを進めるうえで登場する女の子と仲良くなる必要があるんだけど、そこで行うのはクイズや計算、QTEなどのミニゲーム。これも良く出来ていた。
何より、そのビジュアルであるドット絵が素晴らしい。可愛い&かっこいいキャラクターには見とれてしまう。全体的に総合力の高いゲームだったので、このビジュアルが気になったら買い。



BLACK CYCLE

10分くらいで終わる、アドベンチャーゲーム……というかアート的なゲーム。資本主義について学べるというか、シンプルな演出で顧客の欲求とそれに応える企業、労働者が描かれている。ゲームとして面白いかと聞かれるとそうとは言えないけど、でも妙にクセになる、なんとも不思議な体験だった。ただ500円の値段に見合っているかどうかというと、ちょっと厳しいかと。



わだつみのこだま

15分程度で終わるゲーム。
とある島にいる主人公は、遠く海の向こうから聞こえる音に対して、同じ音で返すために試行錯誤するというゲーム。
試行錯誤と言っても難しくはなく、島にある音が出る物を探したり、または組み合わせたりして、聞こえる音と同じ音が出るようにするシステムで、そもそもの選択肢も少ないから詰まることは無し。
淡いビジュアルと穏やかなサウンドで、攻撃的なところが無いゲームなのでゲームにあまり触れていない人もスッと入れると思う。一方で深い謎解きや達成感を求めると物足りないので、好むかどうかは人により。とはいえ、無料のゲームなので興味が出たら触れてみてもいいかも。



(DLC)FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE

これはゲーム本体ではないけど3-4時間プレイしたので感想を。
FF7のキャラクター、ユフィが主役。
原作ではユフィのミッドガルでの物語は無かったので、完全にオリジナルストーリー。
原作でユフィ好きだったけど、今作ではまあまあ。キャラクターの印象が大きく変わったけど、それはビジュアルが変わったから仕方ないか。
システム的にはDLCだけあってFF7Rと変わりなし。ストーリーはちょっと弱め、感動しそうなシーンは昔から何度も使いまわされた内容と背景の薄さで特に気持ちは動かず。DLCだし時間も短いから、これは仕方ない。
このDLCで死ぬほど楽しむ! というよりは、リメイク次回作への予習という感じで楽しむのが良いと思う。さすがスクエニだけあって、遊びやすさはノーストレスだし、変なゲーム掴んでお金を無駄にするよりは全然こっちのほうがいい気がする。



AI:ソムニウムファイル

新春セールで購入。1500円くらいかな?
前から名前は聞いたことあったし、スパイク・チュンソフトだし…と思って購入したら、まあとんでもない名作だった。
システムは基本的にポイント&クリックで、ときどきQTE。そして謎解きアクションパート。
左目をくり抜かれた死体が見つかるところからゲームが始まり、捜査では聞き込み・現場の調査を繰り返す。物語が進み、捜査対象者の深層心理へと入り込むパートでは時間制限+動作制限の中謎解き。
一見ダークな世界観になりそうなところ、主人公である伊達鍵と左目のAI義眼「AI-ball」との軽快なやり取りが空気を明るくしている。少年ギャグ漫画レベルの下ネタやネットミームも面白く、キャラデザもいい。そしてエンディングへの入り方も素晴らしい。
捜査パートが基本的に総当たりに近いので少しだるさはあるものの、かなり質の高いゲームだった。クリア後、即続編購入した。



A space for the unbound

ずっと楽しみにしていたインディーゲームだったけど、プレイしたら期待を超える神ゲー。アドベンチャーゲーム好きにはぜひ遊んで欲しいタイトル。
エモいという言葉だけでは表現したくないほど、人の心、特に高校生の心を丁寧に演出している素晴らしい作品。
別noteに詳しく書いたのでぜひ。



Hi-Fi RUSH

Tango Gameworksの新作。サイコブレイク、Ghostwire:Tokyoとは全く違う、コミック調アニメーションのリズムアクション。
いやー超ハイクオリティ。そのビジュアルもさることながら、BGMのビートに合わせて攻撃・回避をするシステムが素晴らしい。と、当然インディーゲームの『No Straight Roads』を彷彿とさせたけど、やはりHi-Fi RUSHのほうがグレードアップ感は否めない。物語やキャラクター、翻訳の完成度、エリアのビジュアル、お金がかかっているのをひしひしと感じる。
既存アーティストの曲を使っているのも良いフックになっていたと思うし、リズムアクションの一つの金字塔を打ち立てたと思う。



AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ

『AI:ソムニウムファイル』の続編。
主人公が伊達からみずきに変わり、また龍木という新人も追加された本作。
システムは前回のシステムに加えてパワーアップしており、遊び方が変わらないもののマンネリ化はしていない。
相変わらず、龍木という新人ABIS職員の過去が分からないという、前作の伊達のような立場で謎が謎を呼ぶ。常にマスクを被っている大柄なキャラクターから、前作から年齢を重ねたキャラクターなど、このゲームは本当にキャラの立て方が上手い。
そして何よりシナリオ。こんなにフローチャートを見返したゲームは初めて。素晴らしすぎる。
本当に、今後もずっと続いてほしいアドベンチャーゲームシリーズ。傑作。



SEASON: A letter to the future

雰囲気抜群良質インディー。圧倒的に綺麗な世界と終末、そして明示されない選択型アドベンチャー。良かった……。
詳細は別noteで!



FORSPOKEN

魔法&パルクール、スクエニから発売されたAAAタイトルのオープンワールドアクションゲーム。
TPS的な魔法から始まり、近接攻撃や範囲攻撃などどんどん使える魔法が増えるとともに、ボタン押しっぱなしで回避できるという簡単さから、自分がスーパープレイをしているような爽快感。とても面白かった。
……が、実はその面白さを最大限体験できるのがクリア後。使える魔法やスキルが揃うのが遅いため、序盤~中盤は物足りなさを感じた。ストーリーも求心力があるものではなく、終わってみれば面白い話なのだがこちらも終盤にならないとなかなかそこが感じられない。
しっかり作りこまれており、オープンワールドを冒険する面白さもしっかりあるが、スロースターターな分、途中で挫折した人も多いように感じる惜しい作品。本当に、終わってみれば面白いのに。



インソムニア:頭の中の劇場

高評価短編アドベンチャーゲーム。
「眠りたいのに眠れない」というあの感覚、そしてそのとき無駄に思い返してしまう過去の失敗、無駄に見てしまうSNSや調べてしまう気になった言葉など、「眠れないときあるある」の脳内がそのままアドベンチャーゲームになったようなゲーム。パズル的にはシンプルで詰むこともなく、名作ADV『Florence』に似た体験。ただ、こちらのほうがテキストもしっかりあるし過去の悩みから未来にかけての思考もあるので、メッセージ性は強い。サクッと遊べる良作。



龍が如く維新極

龍が如くシリーズはナンバリングは全てプレイしているものの外伝的な作品はあまり遊んでいなかったので、維新極が出たことは嬉しい。
坂本龍馬が新選組に斎藤一という名前で入隊し……という完全にフィクションな物語だけど、それはそれで面白い。何より歴代キャラ(の顔)で登場人物が構成されているのが面白く、真島の兄貴が沖田総司なのは笑った(これにも理由があるが)。戦闘のバリエーションも多いが割と強い戦法が固定されていたのが多少気になる。あと龍が如くシリーズ、物語がしっかりしているほどサブイベントに興味がなくなってしまうところがあり、今回もどちらかというとメインストーリーを追いかけるのが楽しく、サブはほぼやらなかった。別荘地経営みたいなもの、本当に1分もやらないままクリア。
全体を通していつもの龍が如くで面白いし、幕末そのものに興味が出る良作。実際にクリア後に幕末の歴史本を買って勉強したりしているので、歴史入門にもいい作品だと思った。



メグとばけもの

2022年のINDIE LIVE EXPOから気になっていた作品。アトロクでも紹介させていただきました。
いざプレイしてみると、やはりゲームトレーラーから感じられた切ない物語……というか、切なさが十三機兵防衛圏くらい詰まりまくっていました。もはやずるいとしか言えないレベルでの泣き要素。中盤ではインディーならではの仕掛けもあり、ただ単に泣きゲーで終わらせないゲームの展開も見事。戦闘を演出と割り切って、物語中心の構成もさることながら、BGMの素晴らしさも超一級。コンポーザーの裏谷さんの思いも熱く、思わずサントラも購入してしまった作品。泣けるインディーアドベンチャーゲームの金字塔。



パラノマサイト FILE 23 本所七不思議

スクエニから? この時代にビジュアルノベル? しかもCV無し? 絵柄もアニメ的ではない? という?が沢山生まれたゲームであったものの、終わってみれば「このIPはまだまだずっと続いてほしい!」と思わされるくらい面白い作品だった。
感覚としては「街 〜運命の交差点〜」や「428」、もちろん「AI:ソムニウムファイル」のような、時系列フローチャートと物語がリンクする群像劇。そして最後には謎が解決するというADVの王道。
七不思議、怪異をテーマにしており、時代設定も少し昔…90年代くらいだったかな? そんな感じで、いわゆる令和!派手!キャッチー!みたいなゲームではないし、なんならキャラクターボイスも無いけど、それでもシナリオと会話のセンスで魅力をぶち上げていた。多少気づきにくくやや理不尽な仕掛けもあったものの、十二分に楽しめたので続編どんどん出してほしい。



オクトパストラベラー2

スクエニのいわゆる90年代RPGシリーズ、第2作。(スマホ展開もしているようだけど、そこは除外)
HD-2Dの美麗なドット絵グラフィックが目が引く、懐かしさを覚えるゲーム。王道の物語や戦闘システム、各キャラの個性もそれぞれのストーリーとシステム両面から発揮された前作の評価も高かった作品。
今作でもその枠組みは変わらず、というか本当に変わらず、印象としては操作キャラクターを全員チェンジした作品、といった感じ。
そんな言い方だとネガティブな印象になりかねないけど、おそらくはその枠組みおよびその枠組みを維持するクオリティが異常に高く、今作も間違いない傑作。
特に感銘を受けたのは、その細部に渡る丁寧さ。具体的には、武器屋で装備購入時に「今の装備との比較が表示される」そして「購入した装備をそのまま任意のキャラクターに装備出来る」というところ。これがあると無しでゲームそのものの評価に大きく変わりは出ないものの、この親切さがあるゲームは本当に快適。
また音楽もずば抜けて素晴らしい。コンサートには絶対行きたい。戦闘BGMで震えたのは久しぶりだった。声優さんも本当にうまい。特にオーシュット役の平野綾さんが凄かったな……。
惜しいのは、当然RPGとして戦闘等で出来ること、バリエーションが増えるのが中盤から後半ということで、8人分の序盤が少しだるいこと。とはいえ後半の面白さで帳消しになるので、十分お勧めできる作品。



終わり

2023年1-3月は16作品+1DLCをクリア。
また4月以降もバシバシクリアしていきたいですね。
年末年始での大型タイトルもいい感じに消化できたかなと思うので、おそらく4-6月はインディーゲーム中心の時期になりそうな予感です。
仕事も忙しくなってきたのでどのくらい出来るかは不明ですが、なんとか月3作くらいはクリアしていきたいですね。

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