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2022年12月末。
今年は福岡の実家で過ごしています。

今年もブログが全然更新できなかったのでまとめて一年を振り返りたいと思います。

ケルンのお家で迎えた2022年お正月から2月はパリで過ごしたお誕生日

2021年から2022年のカウントダウンはケルンの自宅で餃子と火鍋を準備してドイツ人夫(当時婚約者)の兄弟カップルと友人を招いてホームパーティをして迎えました。

2022年中に結婚式をする予定にしていたので、年明けに彼の家族と集まっているときにヨーロッパで結婚式をするならドイツでなくても好きな街で結婚式を挙げてもいいんじゃない?という夫の一言で私の大好きな街、パリで結婚式をしようとなり2月9日の私のお誕生日にお休みをいただき下見へ。
パリに長く住んでいる大学の先輩にいろいろと教えてもらい、彼女が結婚式を挙げたエッフェル塔が見えるルーフトップのイベントスペースを見に行きました。心が私よりも乙女な夫が一目ぼれし、「ここで絶対に結婚式をしたい!」と、家族と親しい友人だけで小さなパーティでよかった私を必死に説得し会場を決めました。

自分へのご褒美とお誕生日プレゼントとして昔からあこがれていたJimmy Chooのパールのウェディングシューズを買いました。私はラグジュアリーブランドのものを欲しいと思うことはほぼなくお財布など長く使うものは買ったり大事な人のギフトに買ったことはありますが自分のために買うことはほとんどありません。一方、夫はいいもので自分が気に入ったものを高くても買う人です。そして大事に使い、アクセサリーなどは毎日のように身に付けます。人生でめったにない大事なイベントのための靴、自分が主役になる日には高くても自分が好きな特別なものに頑張って自分で稼いだお金を使うべきだと背中を押してくれました。日常的に履ける靴ではないけれど、結婚式の衣装の主役になってくれ今もお部屋に飾っています。


夢だったウェディングシューズ

2度のハンブルグ週末旅行とバルセロナでのバチェロレッテ旅行

3月から5月は結婚式の準備や計画でいそがしくしていました。夫の車をピックアップするため、仕事の都合もあり大好きなハンブルグにいったり、5月にはビジネススクール時代の友人とバチェロレッテパーティをするためバルセロナで週末を過ごしたり楽しく過ごしました。バチェロレッテパーティから戻ってすぐに妊娠が発覚したのですが妊娠糖尿病になっていると言われ糖質制限をするなどセンシティブな日々を過ごしていました。バチェロレッテに参加できなかったオランダ人の友人に会いにアムステルダムに行ったのですが、同じ週末にサプライズでバチェラーパーティに出かけていた夫が偶然アムステルダムにすれ違いで入るというハプニングもありました。

バンコク時代の最高の上司とのケルンでの再会とケルンでのStandesamt結婚式

6月に入ってから世界一周旅行をしている元オーストラリア人上がご夫婦でドイツにくるということでケルンで再会。偶然にもリクルーター×建築家カップルで私と夫と同じ境遇のご夫婦といろいろと懐かしい話もできとてもうれしい再会の時間を過ごしました。

6月30日はケルンでのStandesamt結婚式。
ドイツでは婚姻届をだすだけではなく住んでいる市の役所にて結婚の登録式を行います。事前に役所の方とのミーティングをし提出書類の確認をしてから(私たちの場合は国際結婚なので3回ほど役所に出向いて役所のスタッフの方と書類の確認、式の日取りと場所を決めるなど打ち合わせを行いました)ケルン大聖堂近くの旧市役所のRentkammerにて本番の式を行いました。事前に日本より取り寄せていた戸籍謄本と婚姻要件具備証明書(独身であることを証明する書類)に念のためアポスティーユ認証をしたものに認定の翻訳家の方にドイツ語翻訳をつけてもらったものを提出したのですが、私の場合はバンコクで以前結婚離婚をしており離婚が成立していることは戸籍謄本にも婚姻要件具備証明書にも記載がされていたにも関わらず、離婚届を出した場所がタイ、「バンコクの日本大使館」が問題となると指摘を受けました。日本の法律では海外いる日本人が離婚をした場合(特に私の場合は相手が日本人だったので)海外の大使館に離婚届を出しても問題なく日本の戸籍に反映されるのですが、ドイツの場合は海外に住んでいるとしても離婚をする際にはドイツ国内にて届を提出するべきとのことでドイツ国内の法律では離婚と認められない可能性があるとのことで、判断をデュッセルドルフの最高裁判所に求めるということになりました。異例中の異例の話なので参考になる方はあまりいないと思いますが、私の場合は結局最高裁判所からその後レターが届き私への手数料の請求と最高裁判所より離婚に同意しているかどうかの確認を前の夫に送るから住所を連絡するようにと指示がありました。幸い前の夫も結婚を喜んでくれ応援してくれたので日本の彼の住所に送られたレターに返信をしてくれて無事にドイツでの結婚が認められ無事に結婚が出来ました。日本側での書類の提出はドイツでの結婚が認められているのでデュッセルドルフ領事館で必要書類を提出しただけで認められ数週間後には夫の名前が私の戸籍に入りすべてスムーズに進みました。ケルンでのStandesamt結婚式は夫のご両親と通訳として日本語流暢な元部下の女性が協力してくれ出席してくれ小さい会でしたがとてもハートウォーミングな素敵な式になりました。お天気もとてもよく短い時間でしたが幸せな時間でした。


Standesamt結婚式の日の次の日にドゥイスブルグへの引っ越しを控えていた私たちは結婚式を終え写真を撮った後すぐにお家へもどりドゥイスブルグへ新しい部屋のカギを取りに。その道中から出血が始まり自然流産をした心身共につらい一晩が来たというのは前回のブログに書いている通り。とても幸せの日から地に落ちた夜の記憶はあいまいになっています。

心と身体の回復と今ある幸せに目を向けた7月から8月

流産してから数日夫の実家のアーヘンにお世話になり1週間仕事も休ませてもらい回復に努めました。新しい住まいは広くなり、緑も多く、水辺に近くとても環境が良くなりました。とにかくあまり考えすぎず日々の小さな喜びに目を向けました。とても悲しいことが起こったけれど、支えてくれる夫がいること、一緒に日々を過ごせる幸せに目を向けて小さな感動を積み重ねるような日々だったように思います。

パリでの結婚式とヴェルサイユでのプチハネムーン

9月17日のパリでの結婚式の数日前14日にパリ入りして結婚式の最終準備と行きたかったDiorのミュージアムLa Galerie Diorへ行ったり、パリ在住の友人と再会をしたり夫が見つけてきたMaisonという日本人シェフの方のレストランでディナーをしたり(最高でした涙)、結婚式の前日に彼のご両親とディナーをしたり。パリは何度行っても新しく素敵なお店やレストランを見つけたり飽きない街です。

9月17日の結婚パーティ、晴れ女を発揮して朝から青空が広がる快晴。
朝早くから現地在住の日本人メイクアップアーティストの方に来ていただきメイクをしていただき、ヘアはデュッセルドルフでいつもお世話になっている友人の日本人美容師さんにお願いをしてセットをしてもらいました。ウェディングドレスはEstyで見つけたロシアのドレスメーカーさんにオーダーした背中にパールの飾りがあしらわれたマーメードのシンプルだけど後姿が豪華なドレスをきて、Jimmy Chooのパールのウェディングシューズをはきました。パリ在住の大学の先輩のフローリストの方に夢のようなお花のアーチを作っていただき、かわいいピンクのお花のブーケも用意していただきました。ケーキも日本人のパティシエの方に日本風の美しくおいしいケーキをご準備いただきました。

素敵なお花のアーチ越しに見るエッフェル塔


イングリッシュローズを入れたピンク基調のかわいいブーケ


お互いへ手紙を読んで涙した夫、感動しました

残念ながら日本やタイから友人を招くことは難しかったのですが、バルセロナから、ビジネススクール時代のブラジル人の友人がサンパウロから、オランダから、ドイツの各都市から同僚や友人が、ロンドンからバンコク勤務時代の元同僚ファミリー、パリ在住の先輩ファミリーや友人が参加してくれました。なかなか距離やコロナの規制もあり会いたくても会えていなかった人たちとの再会の場になりうれしくてうれしくて何度も涙しました。

結婚式の後は、プチハネムーンでパリのディズニーランドとヴェルサイユ宮殿へ。パリのディズニーランドは去年の夫からのクリスマスプレゼントで結婚式の機会と合わせていくことにしました。
正直、超現実的な私はあまりファンタジーには興味がなくアミューズメントパークも好きではないのですが、ディズニーランドの夜のライトアップとショーと花火は感動しました。

ヴェルサイユ宮殿は城好きの私にはたまらない豪華な展示、宮殿内のシアターでオペラを見たり、最終日にはテクノミュージックに合わせたライトアップショーと花火で締めくくることができ最後までお祝いムードでした。ヴェルサイユの街もこじんまりとした小さな街でしたが素敵なレストランやお店も多く街を散歩しているだけでも楽しくほっとできました。

世界の狭さをを感じた10月と初の北欧スウェーデンへの週末旅行

10月に入り、髪をバッサリ切りました、そしてドイツに来てから2年3か月勤めた会社を退職しました。次のステップのための準備期間として配偶者ビザの申請をし、取得を待ちながら(今も待っています)たくさん考えた一カ月でした。

タイ時代に勤めた会社のシンガポール法人で働いていた会社の先輩が転職された先の出張でドイツに来られたのでドゥイスブルグの自宅にお招きしました。夫とも仲良くなってくださり12月に大阪での再会もしました。中高の友人から同じ高校出身の先輩がフランクフルトに住んでいると紹介を受けていたので、スウェーデンのグーテンベルクへ旅行へ行った際にフランクフルトに前乗りしてディナーをご一緒したところ、なんとそのシンガポールにいらした前職の先輩とつながっていて、ご出張の際にうちに来られた時にその高校の先輩の旦那さんともフランクフルトで会っていたとディナーをしている中でわかりました。海外の日本人社会はどこかでつながっていると感じる場面は今までもたくさんあったのですが本当にご縁というのはつながるのだなと改めて感じた出来事でした。

高校の先輩とのディナーの後はスウェーデンのグーテンベルクへ。ルフトハンザのサプライズブッキングで決まった行先です。サプライズブッキングとはルフトハンザがEU内で行先を決める代わりにフライト料金が通常より安くなるブッキング方法です。

EU内だからこそできるサービスだと思います。テーマがいくつかあり希望日程とフライトの希望時間帯等を設定してアサインされた場所に行くまさにサプライズ旅行。

初めての北欧、スウェーデンだったので街歩きだけでも楽しかったのですが夫がいろいろと調べてくれてロブスター釣りに行きました。Hönö島というグーテンベルクからフェリーに乗っていく離島に行き、島でホテル経営をしながらロブスター釣りをしているファミリーにお世話になり、ロブスター釣りから提携のレストランでディナー込みのプランを体験してきました。

餌を入れたかごを海中に落としていてそれをピックアップする船に乗せてもらうだけなのですが、飲み物も出してくださったり途中他の島に乗ってコーヒーとサンドウィッチを一緒に食べたりと2時間ほどでしたが会話もの楽しく良い経験ができました。

次は夏に行きたいと思います!

お世話になったホテルのウェブサイト↓


実際の釣りの様子は夫のYoutubeチャンネルにて動画がアップされています↓

11月に入ってからは12月の日本への帰国を楽しみに毎日カウントダウンしながら、週末には夫の家族と週末旅行に行ったりお義母さんのお誕生日のために愛犬のアクリル絵を描いたり、アムステルダムにBoiler Roomのイベントのため週末旅行をしたり寒く暗い冬を乗り越えるため楽しいことを探して過ごしていました。

待ちに待った日本帰国の12月

1年半ぶりの日本帰国、夫にとっては念願の初の日本。
東京、富士山、大阪、京都、福岡、倉敷、広島、福岡に戻って年末年始を過ごして年明け博多、東京に戻って1月7日ドイツに戻ります。

12月16日は夫のお誕生日だったので富士山の近くに泊まるため、河口湖近くのうぶやでのステイをプレゼントしました。

私も初めてあんなに富士山を近くに観ることができ、お部屋からお風呂に入りながら富士山を眺める幸せをもらいました。

あっという間に、2022年も最後。今年は「結婚」が一番大きな出来事でした。まさかドイツで再婚するなんて夢にも思わなかったけど、出逢う時には出逢うし、うまくいく縁は自然とうまくいくということを感じた一年でした。

2023年の抱負は「新たな自分を発見する一年にする」にしたいと思います。今までは一人でしっかり自立して前に進むために仕事もプライベートも努力をしてきたけど、今後はパートナーと支えあって夢をかなえていく思考に転換しながら最高最強な二人の選択をしていきたいと思います。いまだに自分で考えて決断していく癖が出るけど、ちゃんとパートナーにも相談して巻き込んでさらにいい選択をしていきたいと思います。

2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

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