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松尾友雪〈Yusetsu Matsuo〉
2020年9月4日 01:23
土を握りしめた私は、眠りを砕き握りしめ砂は火薬のように煙を吐き私達は絶え間なく酔っている。振り返らずに繰り返す、背筋を折り曲げる。「孤独」言葉にするのは余りに容易い画策だ、歯痒い、一輪を甘い悪臭に変えるのは略奪だ。握りしめた土を食べて、そこから爆発したいのだ。たとえ不毛な自虐行為だとして。
2020年9月1日 07:13
幾つもの幾何学的ステップの先に、いびつなる向日葵の癖、絶句して秘密とかニヒルとか傷をシーツで覆い飛び散る、寝耳に水と二十日鼠達、秋は甘いシロップとなり降り注ぐ。苛立ちと甘いもの、向日葵と洗い物。日溜りと淡い炎、久しぶり甘い雫よ。
2020年9月25日 23:35
花咲く日まで逆様で飽く迄光るあばらあれ日陰薄まり月の欠片にコスモス萌ゆるむらさきよ雨になれればこの火は然る雨季より君の言葉やれ