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富士山でゆるキャン△

最近ゆるキャンにはまってしまった。キャンプなんて全く興味なかったのだけど、しまりんみたいにゆるーくキャンプするのが憧れで。

私たちは富士山に飛んだ。片道2時間はかかったかな?電車を乗り継ぐだけの旅、そして荷物が重い。多分二度とこんなことしないと誓った瞬間だった。

①タクシーで1万円飛んだ話

私たちは河口湖駅で降り、バスに乗り換えてキャンプ場へ向かうはずだった。…が!バスがない。。そう、富士山の周辺ってあまりバスが運行していない。これはテストに出るから覚えておいてほしい。

やべーってなった私たちは、タクシーという選択肢しかなかった。運転免許を持っていない2人と、うち1名は自転車すら乗れないので。幼い頃は、自転車を練習するよりももっと大事なことを見い出せていたのでと、少し言い訳を加えておく。

タクシー乗り場で待っていたら、すぐにタクシーがやってきた。なんかタクシーの運転手さんにしては平均年齢低めだなというのが最初の感想。

行き先を伝えると、ちょっと遠いけど大丈夫ですか?と。大丈夫も何もバスがないんですから!と心の中で悲鳴をあげる。

どんどん山の中に入っていくタクシーと、増え続ける運賃。相方が払ってくれたので、私の心の痛みは軽かった。そんなことより、富士山との追いかけっこが楽しくて、車酔いを忘れて窓の外に夢中だった。あっという間の1時間だったな。

タクシーから見えた富士山

運転手さん、親切に受付の前で降ろしてくれて、優しさに感動。本当にありがとうございました。

②レストラン、まさかの定休日

私たちはとても身軽なままキャンプ場に向かったので、レストランや売店をフル活用するしかなかった。

タクシーを降りて、グーグー鳴るお腹を抑えながら受付へと向かう。まず、受付の方が外国人のお姉さんだったことにびっくり!なんと言うか、グローバル化がここまで来たなという感心で。

「今日は水曜日なのでレストランは定休日です。」

ちょ、ちょっと待ったー!と言いたいところだけど、平然を装って大丈夫ですと言ってしまった。言ってから大丈夫じゃないことに気づく。こういう瞬間って、普段の何気ない癖が仇になるんだなと勉強させられたりもした。

それでご飯どうしたかと言うと、、どうもしていない。売店でカップ麺とお菓子を買い込んで、でもお湯がないから電気ケトルをレンタルするしかない。で、レンタルできるところは見つかったのだけど、誰もいなかったというハプニングが。田舎って時間にルーズだよなぁ、そこがいいよなぁなんて言いながら、デカすぎる富士山が邪魔に見えてきた。

結局相方が往復1時間かけてコンビニ行ってきてくれた。最初から2人でそうすれば良かったのになと、後から思い出すと笑えてくる。

③寝袋が意外とうるさい話

これはすごい発見だった。

寝袋、暖かいけどガシャガシャうるせえ。これは実際にテント張って寝た訳じゃなくて、宿泊施設を借りてのことだったので、環境の問題?もあるかもしれない。いや専門家じゃないから何も分からない。けれど、とにかくうるさい。

いびきよりも寝袋のほうがうるさいというレベルだ。

ちなみに、この宿泊施設に電気毛布まで付いていて快適だったな。強にしてガンガン温めたベッドで寝る冬の夜。寝袋さえ静かにしてくてたら、完璧な最高。

こちらが今回泊まった「コロッケ」。

④夜のトイレが怖かった話

これはキャンプあるあるかつ当たり前な話かもしれないが、やっぱり夜のトイレは怖かった。

いくら寝る場所は室内と言っても、トイレは外にしかなかった。夜中にトイレに起きたらランタンを持って暗闇を歩かなければならない。もはや肝試しが何かだ。

別にお化けが出たりすることはなかったが、そもそもお化けなんて存在も信じていないのだが。暗闇って怖いよな。

⑤猫がずっと後をついてきた話

特にやることも無かったので、夜暗い中キャンプ場をブラブラ歩くことにした。なんと言っても広いキャンプ場だし、他のキャンパーさんがどんなことしてるか気になるし。

ランタンの小さな灯りを灯しながら歩いていたら、猫ちゃんがずっとついてきたんだよね。野良猫かな?って思ったんだけど、なんかすっごく人懐っこいの。捨て猫?なんて嫌な想像しちゃったくらい。

でもその猫ちゃん、あまりにも後ついてくるのと、鳴きっぱなしなのとで、他のキャンパーさんも「また来たよ」とヒソヒソ言っていた。そっか、この子ここの常連さんなのか…なんて呑気に考えていたけれど。やっぱりずっと着いてくるし、ずっと鳴いてるし。お腹すいてるのか、かまって欲しいのか。心理学を専攻してる私でも猫の心理学は難解だった。

あまりにも可哀想になった私は、管理棟まで連れていこうとしたんだけど…途中で浮気されたんだよね。こういう裏切りも経験のうちだよなぁと思いつつ、でも今頃あの子どうしてるかなーってちょっと心配になったり。

⑥おわりに

思い出としてはこんな感じかな。何だか足早に書いてしまったんだけど、ほんっとに濃い2日間だったな。初めてのキャンプ場で、色々と勉強になったし。初心者はちゃんと勉強してから行くべきだなと思った。

最後まで読んでくれてありがとう。

夜の星空


2月28日〜29日



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