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【初心者向け】初めてのキーボード/シンセ、何買ったらいい?《2022年度版》※忖度なし

こんにちは、神野優作(@yusakugodkanno)です。

今回は「これから鍵盤楽器を始めてみよう」
という初心者の方向けの記事です。

「これから鍵盤を始めてみよう」と思い立ち、
最初に当たる壁はコレだと思います。

…で?キーボード/シンセ、何買ったらいいん!?

実際僕もこの相談はよく受けます。
世の中には多種多様なキーボード/シンセが本当にたくさん売られていますよね。

これから始めようという初心者の方が、
何の知識もなく
その中から自分に合った機種を選ぶのは至難の技。

調べても専門用語ばかりでチンプンカンプン…

今回はそんなこれからキーボード/シンセの購入を検討している初心者の皆様に、
オススメのファーストキーボード3機種をご紹介します。

ご自身のやりたい音楽の方向性などと照らし合わせつつ、
ぜひ購入の参考にしてくださいね。
ちなみに僕はどこのメーカーとも契約してないので、
忖度なしの記事です。
※個人的見解が含まれますので予めご了承ください。

オススメ① Roland JUNO-DS

【オススメ度(5段階評価)】
バンドプレイヤー志向 ☆☆☆☆☆
ピアノ弾き語り志向 ☆☆☆
ソロピアノ志向 ☆

Roland JUNO-DSは、
特にバンドのキーボードプレイヤー志向の初心者の方に向けてオススメするキーボード/シンセとして、
1番トータルバランスの優れたエントリー(入門)モデルだと思います。

ポップス、ロック、R&B系、ファンク系、Hip Hop系、エレクトロ系、ジャズ/フュージョン系、
などなど…
ひと通りの音楽ジャンルは網羅できる
即戦力となるプリセットが音色カテゴリー別に入っているので、
キーボード/シンセ初心者の方でも
簡単に音色を選んで演奏する事ができます。

ツマミやフェーダーである程度の音色エディット(編集・作り込み)なら直感的にできたり、
レイヤー(音を重ねる)やスプリット(複数の音色を鍵盤上で分けて演奏する)も簡単にできるのも良いですね。

フェイバリットモードという、
音色を好きな順番に並び替えてリスト化する機能も使いやすいので、
ライブで複数の音色を切り替えて演奏するような場合でも対応が簡単で、
ステージパフォーマンスしやすく考えられています。

あとはなんといっても持ち運びのしやすさ。
61鍵盤モデルで5.3kg、
76鍵盤モデルでも6.9kg。
女性でも持ち運びやすい軽さです。

鍵盤数はご自身がやりたい音楽に合わせて選ぶのが良いと思います。
鍵盤がアンサンブルのメインになるような音楽性の場合は61鍵だと足りなく感じるかもしれません。
(ちなみに88鍵になると急に重量が跳ね上がるので、
この記事ではオススメしていません)

それから乾電池駆動が出来るのも良いです。
電源の取れない野外での練習やパフォーマンスも可能です。
(外に音を出す場合は別途スピーカーは必要ですが)

ちなみにRoland以外の国産楽器メーカーでも
同価格帯のエントリーモデルはいくつか出ていますが、
鍵盤のタッチや操作性の良さでJUNO-DSが頭1つ抜けていると個人的には思います。

ただし、
バンドのキーボードプレイヤー志向ではない
ピアノ弾き語りやソロピアノ志向の方だと、
機能的に持て余すかもしれないので、
後述のNuma Compact 2xやP-45の方が良いかもしれません。

Roland JUNO-DS
サウンドハウス価格 ※2022年10月8日時点
61鍵 83,600円(税込)
76鍵 118,800円(税込)

オススメ②Studio Logic Numa Compact 2x

【オススメ度(5段階評価)】
バンドプレイヤー志向 ☆☆☆☆
ピアノ弾き語り志向 ☆☆☆☆
ソロピアノ志向 ☆☆

イタリアの鍵盤製造メーカー、FATAR(ファタール)が手がけるブランドStudio Logicのキーボードです。

こちらはRoland JUNO-DSよりももう少し
やりたい音楽がハッキリしているツウ好みの方に向けたオススメ機種になります。

具体的には、
・バンドで使う音色や演奏はピアノ系・オルガン系をメインでやりたい
・エレクトリックピアノ・クラビネット・オルガン・アナログシンセ系などの60~80年代のヴィンテージサウンドを好んで使いたい
・ピアノ弾き語りをメインでやりたい

という方にはオススメです。

グランドピアノと同じ88鍵あるので、
音域を広く使うピアノプレイにも向いていますし、
オルガンはドローバーやレスリースピーカーエフェクトを使った本物さながらの音作りができます。
エレピ系やアナログシンセ系のサウンドも厳選された即戦力となる音が入っています。

ツマミやフェーダーでほとんどの操作をまかなえるので、
直感的に音作りがしやすく、
すぐに自分が求めている音に近づけやすい操作性の高さもポイントです。

それからなんといっても圧倒的な軽さ!
88鍵で7.1kgは驚異的です。
通常88鍵モデルは20~30kgぐらいあるのが相場なので、
いかにこの軽さが驚異的かお分かりでしょう。
「持ち運べる88鍵」として
バンドプレイヤー/ピアノ弾き語りどちらにもオススメできます。

スピーカーも内蔵されているので、
外部スピーカーに繋がず単体だけですぐ音が出せるのも、
ちょっとした練習時に便利ですね。
(もちろん外部スピーカーに繋いで大音量にも対応可)

黒を貴重としたボディにオレンジの差し色というのも、
イタリア製だけあって(?)オシャレで男女を問わないデザインで良いですよね。

ただ、エレクトロ系音楽をやりたい方にとっては音色のバリエーションに不満を感じるかもしれません。
それにツマミやフェーダーで直感的に音作りできる反面、
緻密に細かく音を作り込むにはあまり向いていない印象で、
そういう面ではJUNO-DSに軍配が上がります。

また88鍵とはいえエレピやオルガン音色も弾くことを考慮した、
セミウェイテッドというピアノより軽めの鍵盤タッチなので、
本物のピアノに近い鍵盤タッチ感覚を求めている方はギャップを感じるかもしれません。
そういった方には後述のP-45をオススメします。

あと外国製とあって、
取扱説明書の日本語訳が分かりにくいところがあるのが個人的に惜しい点です。

Studio Logic Numa Compact 2x
サウンドハウス価格 
96,800円 (税込) ※2022年10月8日時点

オススメ③ YAMAHA P-45

【オススメ度(5段階評価)】
バンドプレイヤー志向 ☆
ピアノ弾き語り志向 ☆☆☆☆
ソロピアノ志向 ☆☆☆☆☆

言わずと知れた大手国産ピアノメーカーYAMAHAの電子ピアノです。
さすがピアノの製造メーカーだけあり、
非常に良い鍵盤タッチと心地よいピアノの音色で、
特にソロピアノ志向の方やピアノ弾き語り志向の方など、
本格的な88鍵のピアノ鍵盤で演奏したい方にオススメです。

内蔵スピーカー搭載なので電源を入れてすぐ演奏できますし、
徹底的にボタンを排除したスタイリッシュでコンパクト、マットブラックなデザインが美しく、
部屋に収まりやすい上、インテリアとしても映えますね。

ただその分、機能的には最低限で、
音色を自分好みに変えたり作りこんだりする事はできませんし、
メトロノームを鳴らしたりトランスポーズ(キーを変える)したり音色を変えたりするのにも、
ちょっとひと手間わかりにくいので、
操作性が良いとは言えません。

重量も11.5kgと88鍵にしては軽い方ですが、
持ち運びには適していないので、
あくまでピアノ弾き語りやソロピアノ志向の方が、
「持ち運びを前提としない、家で練習する用の電子ピアノ」
という条件でのオススメで、
スタジオやライブなど外で演奏する場合は
現場にあるピアノを借りて使用するという割り切りが必要です。

バンドプレイヤー志向の方でも、
88鍵ピアノは現場調達を前提とするなら家での練習用ピアノ鍵盤としては良いと思います。

外に持ち運んで使えるものの方が良ければ、
鍵盤タッチとトレードオフになってしまいますが、
やはり軽量な88鍵のNuma Compact 2xをオススメします。

家で趣味程度にピアノで好きな曲を弾きたい、
細かい操作・余計な機能は要らない、
普通にピアノの音が出ればそれで良い
というような方であれば、
価格的にも導入しやすくシンプルイズベストなオススメ機種です。

YAMAHA P-45
サウンドハウス価格
40,000円 (税込) ※2022年10月8日時点

おまけ 神野優作のメイン機材 NORD STAGE3

最後に、
参考までに僕がメインで使用しているキーボード/シンセを紹介しておきます。

スウェーデンのメーカー、Clavia(クラヴィア)社のNORD STAGE3です。

プロユースのフラグシップモデルであり、
音の良さ、直感的な操作性の良さ、
見た目のカッコ良さなど、
あらゆる面において抜群の高いパフォーマンスを誇ります。

ただしその分価格も今まで紹介した3機種より圧倒的に高いですし、
使いこなすにはある程度のシンセの専門知識が必要とされるので、
初心者向けのファーストキーボードとしてはオススメできません。

ただ、
プロミュージシャン志向だったり、
趣味でもキーボード/シンセをプロ並に本格的に探究するつもりでいるという志の高い方は、
思いきって最初からこういったハイエンドなモデルを買ってしまうのもひとつの選択だと思います。

NORD STAGE3
サウンドハウス価格
498,000円 (税込)

以上、
忖度なしで僕が初心者向けにオススメするキーボード/シンセ(+‪α‬)をご紹介しました。
購入の参考になりましたら幸いです。

購入してみて使い方がわからなくても安心してください。
良い講師がここにいますよ!!

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