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腹を括った日の話

どうも、たなかです。

きのうはとんでもなく
クオリティの低い記事をお届けしてしまい

大変反省しております。

もっとキャパがあればと、

何度も枕に顔面を埋めて

そのまま、爆睡しました。

シンプルに疲れてました。


ただ、嘆いていても仕方ないので

今できることに集中するだけ。

切り替えの鬼で

このハードモードを乗り切ろうと思います。


さて。

昨日の記事から挽回するためには

やはり、ここは男を見せないといけません。


少し、昔の話をさせてください。


ぼくが腹を括った日の話です。


腹を括った日というのは

本気で「気象予報士」を取ろうと

覚悟が決まった時の話です。


ぼくが初めて気象予報士の書籍を買ったのは

「2017年12月」の末くらい。


何度も申し上げてることですが

恥ずかしながらぼくは文系畑で

すくすく、そして、ぬくぬくの温室で

育ってきた人間。

気象予報士なんぞ

到底敵うはずがありません。


勉強を始めてから3秒で教本を閉じ、

5時間の現実逃避を経て

ぐっとやる気を復活させてから教本を開くが

また、3秒で断念するという日が

何日も続いていました。


そりゃそうです。

そもそも真面目に勉強したことなんて

ありませんでしたから。


身内からすれば、

何を血迷ったことを…

と、怪訝だったはずです。


迷走しとるで、と。


そして月日は流れ、2018年。


この年、西日本で甚大な災害が起こりました。


西日本豪雨」です。


テレビのどのチャンネルも災害報道で

正直、かなり胸を痛めました。

直視できなかったです。


またか、また何もできないのか。


それまで3度
災害救援ボランティアに携わりましたが

その都度、無力感を味わっては

結局、自分は何もできていないと

自己嫌悪に陥ることが多々。


そんな自分が嫌で

役に立ちたいと思って

気象予報士の道に足を踏み入れるも

歯が立たない日々。


二重苦でした。


そんな折です。

大学時代お世話になった

ボランティアの先輩から連絡きました。


宇和島でボランティアするぞと。


もう、即答です。

行きますと。


何かしてないと

頭がおかしくなりそうだったので

藁にもすがる思いでした。


そして、

宇和島市吉田町という地域に入って

ボランティアをさせていただきました。


忘れもしません。


山肌を見ると

いくつもの、土砂災害の痕跡が。


蓋を開けたら

吉田町だけで2200カ所以上の

土砂災害が発生していたのです。


それにより

大切なみかん畑を、多く失いました。

150億円以上の経済損失です。


我々が、現地に到着してからは

とにかく必死の復旧活動でした。

真夏の炎天下の中

くっっっったくたになりながら

ヘドロのかきだしや

家財の運び出しなど

負けじと食らいついて、戦いました。


そして、活動最終日。

最後に活動させていただいたお家の方が

とっても印象的だったんです。


ご高齢の女性でした。

我々が活動している間

ずっと、ニコニコしてたんです。
#ぼくが知ってる限り

喋りかけると

いつも元気にハキハキ話してくれる。

こっちが圧倒されるくらい。

むしろ活動で疲労困憊だった我々が

そのおばあちゃんから

元気をもらってたくらいに。


でも、活動が終わって

最後の挨拶となった時、

最後の最後で、涙を流されました。


それを見て、我々も号泣です。


そして、深々とありがとうございますと。


我々としては、

やるべきことをやったまで。

お言葉をいただくほどのことはしてません。


それでも、その深い感謝が

目覚めの一言となりました。


ここからお前はどうする?


ボランティアに命をかけるのか? 


お前がやりたいことは、本当にそうなのか?


ここから何を学び、何を得る?


で、結局

お前は、何がしたいんだ?


そこからです。

周りに、気象予報士になると言い始めたのは。


言ったが最後。

やるしかない状況を作りました。


きっと自然災害の猛威から

逃れることはできない。


ただ、命を守る行動を取ることはできる。


単なる呼びかけでは

通用しないことはわかってる。


その土地も、文化も、産業も、人も

すべてを知り尽くした人間となり


ご近所同士の繋がりを大切にして

災害から身を守らないといけない。


皆さんとのつながりを大切にできる

身近な気象予報士が必要になる。


いわゆる

「超ローカル予報士」が必要になると

確信したのがこの時です。


モネちゃんと同じ提案で恐縮ですが

本当にその時、確信しました。


あれから3年が経ち

やっと、気象予報士の舞台に立てました。


たまに忙しすぎると

色々、昔の記憶が薄れていくんですが

こうしてガッツリと書くことで

また鮮明に、当時の熱量が蘇ってきます。


へこたれてる場合ではないぞ。


色々犠牲にして


ここまで突っ走ってきたんやから。


失うものなんてないだろう。


ガンガン攻めていかんかい。


セルフ渇です。


自分の機嫌は自分で取ります。


さぁ。


行くぞ。


進むだけや。

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