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久しぶりに餅ゴリ漬けだ。


私がJ.Y.Park(愛称:餅ゴリ)と初めて出会ったのは、虹プロ1だった。日本、いや日テレ、スッキリで虹プロフィーバーだった頃で、毎日のようにParkさんを観ていた。そこから、「LOUD」や過去の「SIXTEEN」を観たりしていた。
その後、当分Parkさんを観ることはあまりなかったのだが、最近になってようやくJYPのオーディションが動き出したということで、A2Kと虹プロ2で久しぶりに餅ゴリ漬けの毎日を送ることになる。

私はプデュが大好きで視聴者が決めるオーディション番組のほうが好きだったのだが、狂ったように過去現在含むサバ番を観てきた上で、事務所内でPDが決めるオーディションもそれはそれで事務所の色が出てて面白いなと思う。

中でも、やっぱりJYPのオーディションはいろんな面ですごいと、A2Kと虹プロ2を観て改めて思った。

JYPの社風とも感じられるのは、Parkさんは人を見るときに、「自然体」「飾らない姿」「演じていない姿」を感じられるかを大切にしている。


様々な事務所がある中で、JYPはこのナチュラルさ、人間性を、実力よりもかなり重視しているように感じる。
余談だが、JYPの社員食堂ではオーガニックメニューが並んでいて、健康面や体の内側から美しくなろう的なことも多分あるけど、ここからも「自然派」な社風を感じ取れる。

そのようなParkさんの信念に基づいた基準で選ばれたメンバーはみんな真面目そうで優しそうな人たちばかりだ。
ただ、いくらParkさんとはいえちょっと見ただけで人となりを正確に判断できるとは限らない。代表の前では誰しも良い子ちゃんになる。
そこで、実力、スター性に加え、人柄評価を導入している。
これは、普段の態度を見るために、各トレーナー陣、また他の参加者からの評価である。これは他の事務所では見られないため、JYPとしてもかなり大切にしている評価だと言える。

また、A2K、虹プロ2同様、「最終メンバーの数は決まっていない」と伝える。
だから、誰かを蹴落とす必要はないと。
普通オーディションというのはサバイバルだ。もちろん、JYPのオーディションだって全員が受かるなんてことはない。
しかし、何位以下は脱落というようなルールがあると、他の参加者に対して協調性というよりは敵対心が芽生えてしまうのは当然だ。
Parkさんが大事にしているのが人間性だとすれば、いかに他の参加者に対して仲間意識があり思いやりがあるかどうか、他人との競争ではなく自分との戦いに打ち勝てるかどうかをここで見ているのではないだろうか。

こういった雰囲気をParkさんが最初につくっているからか、合宿では参加者みんな他の人のパフォーマンスを楽しんだり応援したりしている。
オーディション、サバイバルとは思えない、みんな優しく平和な空気が流れている。私はこの雰囲気が好きだ。

と色々JYPを褒めてきたが、実は虹プロ1を観ていたとき、他の韓国のサバ番に比べて「なんか生ぬるいな、甘いな」とずっと思っていた。
韓国に比べて競争社会でもないし打たれ弱い人が多い日本に合わせたオーディションのやり方をしているように感じたし、多分そうだと思う。
でも、日本に合わせたやり方でJYPの信念に基づいたオーディションとして成功したのはParkさんの戦略だしすごい。

今回、初めてA2Kでアメリカ人を対象にしたオーディションを開催した。
韓国のオーディションより厳しくないけど日本より甘くない、全体的に元気で明るい感じがアメリカって感じだった。
また、国に合わせたオーディションをしていると考えると、A2Kは自己主張をきっちりするアメリカ人の個性を思いっきり伸ばせるようなオーディションだったと感じる。

あと、公開オーディションとしては、「ダンス」「ボーカル」「スター性」「人柄」でキューブを埋めるやり方がわかりやすくて良いアイデアだなと思った。ちゃんと評価の可視化ができていてさすがParkさん。

そして、Parkさんといえば数々の名言を残している。いつも良いこと言うし、一般人の我々も考えさせられる。しかもこれを日本語で伝えてくれるのが日本人として嬉しい。JYPのオーディションは自己啓発的な面でも勉強になる。



過程が結果をつくって、態度が成果を生む。

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