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ラポネという成長型芸能事務所と歩んできたオタクがラポネについて話す Part2


今回は↑これの続き

#推したい会社 というテーマなのだが、良いことばかり書くつもりはない。
好きだからこそ応援したいからこそ推し会社には良くなってほしい。


まず、運営のこと。
みんなすぐ「運営しっかり」とか言う。これってアイドルオタクあるあるだと思うのだが、ラポネは特に芸能事務所としてちょっと不安定な部分は正直ある。
ラポネができてJO1ができた初期の頃に感じたのは、
「事務所=新人、アーティスト=新人、ファン(お客様)=ベテラン」
という不思議な構図。
ファンは韓国の事務所やら日本の大手事務所やらを渡り歩いてきたベテランオタクが多く、ラポネよりJO1よりこの業界に慣れていると言っても過言ではないと思う。
確かに、初期のコンテンツはなんだか素人クオリティだし、SNSや公式サイトの運用に関してもちょいちょいミスったりする。メディア露出に関してもバラエティタレントのような扱いの仕事しかない。一番なんとかして欲しいのはグッズの在庫があまりにも少ないこと。聞いたところによると、どうやら工場とのコネクションも必要のようだ。ライブでアーティスト自身にグッズの在庫の話をさせてしまっている事務所は初めてなのでなんとかしてほしい。
私自身、長年ジャニーズ事務所のオタクをしてきたからこそラポネの運営には疑問を感じる部分は多い。
いろいろ愚痴を言ってしまったが、ラポネに不満があるから嫌いになるというわけではない。むしろ、応援したくなるのだ。

事務所がしっかりしていることに越したことはない。大手事務所の安心感は半端ない。それに比べると、今は未熟で不安定なラポネには、未知で今後どうなるかわからない面白さがある。大手の子会社的な位置付けだけれども、私はラポネをベンチャー企業だと思っている。
オタクの意見を取り入れているのか前回の反省を次に活かしているのも見てわかってなんだか可愛いし、メディア露出に関してもバラエティだけでなく本業である音楽番組の仕事が増えたのも営業の方の頑張りのおかげだ。
こうやって良い方向に向かうと、オタクに「ラポネ成長した!」とか言われるのも面白い。みんなラポネのこと好きなんだよな。

大手事務所では、ファン=お客様感、受け手感が強いとすれば、ラポネは事務所もアーティストもファンもみんなで一緒に意見を言い合っている感じ、一緒に進んでいく感じがする。そんなところに私は面白さを感じるし惹かれたんだと思う。


最後に、ラポネのこれからについて。
2020年にJO1がデビュー、2021年にINIがデビュー、2023年にDXTEENがデビューし現在3組のボーイズグループを抱えている。
小さい事務所がこの3年で3組もデビューさせるのは不安でしかない。
短くて3年、長くて5年くらいの期間でJO1を大きくしてから後輩グループをつくるのがベストだと思っていたし、日プ2の開催は正直早かった。
さらには、練習生制度を導入するし、そこから日プ2で脱落しINIになれなかった子達をINIと同じ事務所からデビューさせるし、今年には初のガールズグループを誕生させる日プ3が開催されると展開がとにかく早い。
特に、ガールズグループに関しては、ラポネは男だらけで必然的にオタクも女性比率が圧倒的に高いからこそ受け入れられるのは容易ではないことは確か。
しかし、プデュで誕生したグループだけが所属する事務所でもなく、ジャニーズのようなボーイズグループだけの事務所でもない、ラポネが目指すところは韓国の事務所のような場所だとわかってきた。
今までラポネに興味がなかった層へのアプローチ、新規顧客の獲得の点から見ればガールズグループの誕生は納得がいくし、おそらくラポネの未来はこのガールズグループが成功するかで変わってくると思う。
近年、韓国の事務所が日本のグループをプロデュースすることが増え、今後ますます競合が増えていくだろう。しかも、HYBEやJYPなど大手の事務所ばかりで強すぎる。そんな中で、ラポネは多分焦っている。

韓国大手CJのおかげで韓国の音楽番組やKCONなどK-POPのフェスのようなものには出演できるし、韓国経由ではあるが海外へのアプローチもしやすい環境にある。日本のメディア露出に関しては、音楽事務所としては弱いものの吉本興業の芸能界での強さを感じる部分は多い。ただ、韓国の会社であるCJが日本の小さなラポネを急に手放すときが絶対来ないとは言い切れない。
やっぱり親に頼る子会社状態ではあるけれども、CJと吉本という他にはない強みを持っていると思うし、これからも事務所、アーティスト、ファンが一緒につくっていく成長型芸能事務所ラポネを応援していきたい。


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