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ふと気づいた、現実世界を生きていないって。


私は界隈は違えど途切れ途切れではあるけれどもX(という言い方にも慣れてきた)でアイドルオタクアカウントを持っている。
主な目的としては情報収集とオタクとの交流だ。

昔仕事に忙殺されていた時はあまり感じなかったのだが、自分の時間(暇な時間)が増えると自然とXを見る時間が増えているなあって。

何もないのに無意識に何回もXを立ち上げてはTLを見る。
そして関連でいろんな人のポストを永遠と見てしまう。
そしていいね数やリポスト数が多くついているのを見て羨ましさだったり嫉妬心まで抱いてしまう。

Xに限らずSNSの世界にいるとどうしても他人と周りと比べてしまい、自分を卑下してしまったり自分も目立ちたいと必死になってしまうものだ。

さらには人の悪口などネガティブな言葉を見てしまう機会が増えるし、自然と自分もその中の一員になってしまう。

実際、私は短期留学中にXのオタクアカウントを全く開いていなかった。
もちろんやることもたくさんあったしそんなところに時間を割いている暇はなかったのだけれども、1週間ほどXの世界にいなかったことによってなんの支障もきたさなかったのだ。

むしろ、その時に気づいたことがある。
「なんか久しぶりに現実世界にいる」実感が湧いたのだ。

極度のインドアでありながらも日本でずっと引きこもっていたわけではないし外に出て人と交流する機会もあった。
不思議なんだけど、自然とリアルな世界ではなくXの世界を中心に生活していたんだなと自分が怖くなった。
Twitter時代の言葉で言うと「ツイ廃」状態だった。

なんだろう、現実世界を生きているんだけど生きていない感じ。
そもそも、XってTwitter時代から、そういう現実世界を生きづらいと思っている人たちのはけ口だったのかなって。

でも、オタクにとってXって欠かせないものでXがないと情報についていけないのも事実。
交流ツールとしても情報収集ツールとしてもめっちゃ便利なんだけど、自分の性格上、嫌な気持ちになったりストレスが溜まることが増えた気がしている。

顔の見えないオタクとの会話も正直しんどい。
いいね数とかが多いポストを見ていると嫉妬心に駆られて自分も目立ちたいとか思ってしまって狙って文章考えたりするのもめんどくさい。
悪口見て嫌な思いするだけなのに見てしまうし、自分も自然と悪口ばっか吐いててそんな自分が嫌になる。

Xの世界で過ごすことが無駄な時間ばかりで自分にマイナスになることばかりだということ。
その時間でリアルな世界にちゃんと身を置いて生活したほうが自分は良い気分になれること。
2023年はこれに気づいた一年でもあった。

来年2024年は、自分のアイドルへの推し方というかアイドルオタクとしての生き方、SNSの使い方を見直したいと思う。






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