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自分の仕事について語ってみる

介護関係の投稿が少なくなってしまい、危機感を感じたりする今日この頃。あくまでも自分としての感慨だけれど。noteにはその時々で、気になることとか、書きたいことしか書かないから、仕事関係の記事を投稿していない=仕事の熱量が少なくなってるのは否めない。

でも、毎日出勤して、時には土曜日・祝日にも出勤して定められた業務はある程度こなしている。仕事は楽しいとは言えないけど、口で言うほど嫌ではない。自分の軸というか、何を死守するかが定まってからは特に。

ケアマネとして自分が大事にしているのは、多分このnoteでも繰り返し書いてるけれど、「利用者の自己決定」ご本人、ご家族がご自身で判断・決断をして納得できる選択をして下さること。そのために、情報提供をして選択肢を提示して、共に考える。背中を押すようなことはあるけれど、恣意的な誘導はしない。何を選ぶにしても、メリット・デメリットがあって悩みや迷いはある。
選択はそれぞれが何を優先するのか、考えていただく過程でもある。

仕事の軸は「利用者の自己決定」そのための方法が、コミュニケーション。自分に心を開いてほしいとか、信頼してほしい、ということではなくて、ただ、専門職としてその役割として「何を話しても大丈夫」な雰囲気だけ感じ取っていただければ良い。相手が話して下さることの内容をよく確認して解釈してお返しする。決めつけない・批判しない・非難や否定をしない・安易な共感もしない、相手が言いたいことをできるだけ正確に理解するようにしたいと考えている。
人って、他者に対して距離の取り方がある。この人に話して良いラインというものもある。「何でも話せる・全て話せる」に到達しなくても「ここまで話しても大丈夫」のラインが少しでも引き上げられれば良いな~って思う。

お話を聴くのは、基本の一歩だけれど、傾聴するだけではダメ。聴いてからの提案も大事。相手が何に困っている、何を考えているのか、単純に言葉を拾うだけでは見えない。質問したり身振り手振りから推測したり、今までの経験などいろいろ照らし合わせてニーズを捉えることが必要。
利用者の入りやすいところから、わかりやすいところから、説明の内容や言葉を選んで伝えていく。相手の反応をみながら、自分の言葉が入っているか受け入れられていないか、誤解を生じていないか、確かめていく。

コミュニケーションは双方向のもので、伝えられたことの理解、伝えたいことが伝わっているかの確認。それがどのくらいの正確性をもっているかで決まるような気がする。
自分の職責を果たすために一番大事なことはコミュニケーションの精度を高めること。

今、俳句幼稚園は、最初の音から自由に詠んでみる形式になっていて拙い句を投稿している。自分の傾向として言葉とか心とかコミュニケーションに関連する句意が多い。一日の大半をケアマネとして過ごして、そんなことばかり考えてるから、そういう風になるのかなと思う。

仕事の一側面だけ語ってみた。コミュニケーションが最大の武器となるので、技術と誠実さの両方を磨いて精進しなくちゃと思う。仕事の力量を上げることが、仕事の辛さや苦痛を減らすことに直結する。学ぶこと、経験を積むことが自分を救う。自分が向上することは、自分のメリットになるし、関わる人達の利益にもなる。
仕事は自分の自己実現的な側面を持つけれど、他者に生活の満足感や充足感をもたらすことがその中身なんだなと思っている。

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