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61歳FIRE生活【沖縄離島 伊江島へGO】 24.7.29 Mon.

沖縄本島北部、美ら海水族館近くの本部港からフェリーで30分。
東シナ海にポツンと浮かぶ伊江島。

この島は意外にでかい。
周囲22km、人口は約4,500人も抱える島だが、知る人は少ない地味な島。

僕はこの伊江島とは38年もの付き合いがある。

スクーバダイビングに夢中だった若かりし頃、未知の島を訪ねてダイビングをしようと、何の下調べもせぬままに辿り着いた。

港からメインストリートの緩やかな坂を進んだ先に、小さなダイビングサービスがあった。いや、今でもある。

38年前、僕はその店に飛び込んだ。
「あれっ、去年久米島で会ったよね?」

なんと、このダイビングサービスは伊江島でオープンしたばかり。
オーナーは僕と同い歳。前年まで久米島のダイビングガイドであった。

あれから38年。
もちろんお互いに、こんなこと、あんなこと、とんでもないこと、色々あった。あり過ぎた。

心が辛くて辛くてどうにもならなくなった時に救ってくれた人と島。

その伊江島へ、今年も今日から4泊5日の旅に出る。
もう何十回目だろうか。

いつも泊まる民宿のオバア、ゴルフ好きの村役場の偉いさん、パーラー南島のオカン、村会議員のオジイ… 。僕自身もオジイになってしまったが。
今年も皆で集まる毎晩の宴会が待ち遠しい。

この島の一番の魅力は、人だと思う。
ゆったりと流れる島時間の中で、明るく、優しく、逞しく生きている。
ここに住む島人は、みんな伊江島を愛している。

海はもちろん素晴らしい。
ダイナミックな地形ポイントから、のんびりまったり乳白色の砂地のポイント。海が荒れても、大抵どこかのポイントで潜ることができる。

めし。
4,500人も住む島だから、旨いものを出す店は沢山ある。
鮨も良し、洋食屋も良し、旨い居酒屋もある。
そして、伊江ラム サンタマリアがある。このラム酒が最高に旨い。

タッチューの愛称の城山。
伊江島を訪ねたらぜひ登ってほしい。登りはきついが、15分もあれば頂上へ。島全周と青い海と空を360度をくまなく見渡せる頂上でのビールは何物にも代えがたい。但し、頂上にビールの販売はない。持参すべし。

伊江島にはゴルフ場もある。
パーは58しかないが、ドライバーもしっかり振れる。
海を眺めながらの爽快なゴルフが楽しめる。

もちろん気取る必要は全くなし。短パンTシャツ姿で、ラウンドしたい時にいつでもどうぞ、なスタイルだ。

そのすぐ隣には伊江島ハイビスカス園もある。
力強く咲く情熱的な南国の花の数々。ここが意外にいいのだ。

そして、悲惨な戦争の爪痕が、今日でもあちこちに残る島。
島民1,500人を含む3,500人もが命を落とした六日戦争と呼ばれる苛烈を極めた戦闘。でも、その悲惨な過去を感じさせる暗さはない。

那覇空港から本部港まで、高速バス「やんばる急行」で2時間。本部港から伊江港までフェリーで30分。少々不便ではあるが、行く価値は十分にある。

地味だけど、深い味わいがある島。
溢れんばかりの想い出が詰まった島。
僕のとっておき、おススメの離島なのだ。

そうそう、お土産には黒糖ピーナッツ菓子を忘れずに。

それでは、行ってきます。

つづく。


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