「みんなと同じ」「みんなと違う」

悔しかったこの気持ちも、しっかり書いておこうと思います。

今日は、「面談」ではなく、はじめて「面接」という形でした。
転職サイトからスカウトのようなものが来て、一度オンライン面談を経て、面接という形でした。

はじめに、どうして転職しようと思ったのか、転職して何をしたいのかという質問でした。

自分が考えてきたことや、今後やってみたいことなどを話しました。

「そういうことを、自分は学校の外でだったらできる、というように言っているように感じるけど、そのあたりはどうですか?」と言われました。

そんなおこがましい気持ちはなく、30歳を過ぎて転職するのにスキルもなく、自信があるわけではありません。と答えると

「それじゃ民間じゃだめなんだよね。」と。

理想を語ったら傲慢と言われ、謙遜すると通用しないと。
伝え方が難しい。

「◯◯さんがやりたいと思うことを、学校でやろうとしなかったのか?」

部署が違ったり、学道総の全体計画の中でやろうとすると限界がある、という話をすると、
「そこが教員は違うんだよね。」という感じでした。

そのとおりです。まずは、今できることをやるべきなのです。
環境を変えたからできるわけではない。

「民間出てきたらすぐつぶれちゃうんじゃないかな。」

これは前もオンライン面談で言われたことがあります。

やはり、教員として過ごしてきた私の考えやスタンスは、民間企業じゃもう通用しないのかもしれません。
ビジネスという感覚で考える民間企業。
「人」をみる教員。
私は教員として「うまくやる」ことを覚えてしまいました。

面接をしてくれた方は塾講師出身の方で、
「学校の先生がやることしっかりやってたら塾なんていらないと思うんだよね。」とも言っていました。
学校の先生に否定的な人だったのかもしれません。

1時間の面接の予定でしたが、途中から、「もうはっきり言ってうちは厳しいです。なので、残りの30分はちょっとざっくばらんに話しませんか。」と提案されました。

私は、「社会人として働いた上で、中高生に伝えたいことはありますか。」と質問をすると
「マイノリティーになれ。ですかね」
人間はマイノリティーになるとめちゃちゃ考える、と。
それを受け入れて尊重し合える空間がよい、と。

なんだか、学校でやっていることと真逆なように感じました。
みんな揃って。みんなで。あいさつして。返事して。

学校って何なんでしょう。
教員って何なんですかね。
何を求められているんでしょうか。

高校生までは、「みんなと同じ」が求められる。
就活生からは、「みんなと違う」が求められる。

じゃあ、学校ではどうしたらいいんでしょう。
社会が子どもたちに求めるものは何でしょうか。
学校には何を求めるのでしょうか。

うーん。考えさせられる。

さて、転職活動どうしましょう。

「学校でもっとやっておけばよかったとならないように頑張ります。」
まずはここかな。

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