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1月前半【(仮)毎日に期待しすぎないように気をつける日記#3】

この日記の概要
毎日面白いことなんて起こらないけれど、きっと書いていれば面白くなるに違いない、と思って書いている日記です。

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久しぶりに星野源のオールナイトニッポンを聴く。本来なら収録の予定だったそうだが、急遽生放送になったらしい。
「ニュースを聴いて不安になると思います。それでいいんだと思います」
「一緒に不安になりましょう」
と源さんはラジオから呼びかけていた。新年早々こんな自分だけぬくぬくとお正月モードでいいのだろうかと思う気持ちやら、心苦しい気持ちやら、不安やらでいっぱいだったのが、源さんがそう言ってくれたことで、「ああー、このまま不安でいいのか」と思えて、ちょっと気が楽になった。そのあとはいつも通り、くだらない話が続いていた。源さんは笑っていたし、わたしもリスナーさんのメール内容にぷぷぷと笑った。こんないつも通りのラジオに救われている人は、とても多いんじゃないかと思う。
きっと「いつも通り」って思っている以上に最強で、「くだらない」って、人を救うんだ。
(1月2日)

新年に完成しました
2024年、朝の散歩

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コンビニで納豆を買った。「128円になります」とコンビニ店員のお兄さんに言われたので、150円をトレーに置いた。「29円のおつりです」と言って、お兄さんは、両手でわたしの右手を包みこむようにして、22円のおつりを置いてくれた。ちょっと驚いたが、ふれた指先があたたかかった。ありがとう、と言って、お金が入ったまま自分の手のひらをぎゅっと握って、そのままコンビニを出た。コロナの時代には考えられなかったことが、また少しずつできるようになっているのだなあ、と思った。
無人レジが増えているけれど、そんなあたたかさが減らなければいいのになあ、なんて思う。こう書くと「いやらしい」と思われるだろうか。変態かなあ、わたし。
(1月5日)

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生まれて初めて、七草粥を作って食べた。昨日七草がババンッとスーパーの入り口近くに大きく展開していたため、「ちょっと値段が高いけど、作って食べてみようかなあ」と、ついついかごに入れてしまったのだ。
箱の裏側に書いていた作り方どおりに、洗米した米から炊いて作ったら、水の加減が悪かったのか、途中鍋が焦げてしまって、あわわわわ、となったが、なんとか少しかための七草粥が完成した。祖母にもらったおでんと一緒に、はふはふしながら食べる。箱の裏側には作り方のほかに七草の名前も書いていた。せっかくなので七草の名前を覚えようと思ったが、「ほとけのざ」しか覚えられなかった。
(1月7日)

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ファンヒーターが壊れたので、母と一緒に買いに行った。阪神推しの某電器店に行ったのだけど、愛想の良いおじさんの店員さんが色々相談に乗ってくれて、納得のいく買い物ができた。
「このメーカーさんは国内ではあまり聞いたことのないかもしれませんがね、わたしたちの間では有名なのでね、安心して使ってくださいね」と最後のお会計までニッコリ。
前に買ったファンヒーター(3000円)はネットで昨年の11月に買って、すぐに壊れたけれど、今回のはそんなことにならないような気がする。
(1月8日)

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『歩いても 歩いても』という映画を観た。劇的に何かが起こるわけではないけれど、細かい描写がとてもリアルだった。「いつもちょっとだけ間に合わないんだよなあ」っていう台詞があって、そうそう、家族っていつもそうだよなあ、と思う。
そこにいなければわからない、なんとも言えない微妙な「何か」って、家族の間にはある。その「何か」ってとても面倒くさくて厄介なものだから、そこから出て行きたくなるけれど、出て行ってからはじめてわかることもある。こんな微妙な空気を、最近のわたしはむしろ大切にしたいなあ、なんて思っている。歳のせいだろうか。
家族をつくっていくってどんな感じなんだろうか。両親がいる今の家族は、わたしが「つくる」というよりも、いい意味で「いれてもらっている」という感じがする。わたしが家族を「つくる」という経験をする日は、これからくるのだろうか。いや、こういうのはつくろうと思ってつくれるものじゃない。自然に、あるがままに…

(1月8日)

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新年1発目のお弁当。昨日の夜ご飯の残りを昨日のうちに詰めておいてよかった。ありがとう、昨日の自分!と思った。ピーマン少なめ、にんじん入れすぎの酢豚だけど、美味しかった。会社行ってからの楽しみって、お昼ぐらいしかないのだから、そのひとつの楽しみを存分に楽しみたいと思っている。

主菜:酢豚   副菜:ピーマンとえのきと昆布酢炒め

(1月9日)

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朝っぱらから、ベッドから転げ落ちそうになった。起きたら会社に行く時間だったのだ。
「ななじ……じゅうごふん……起きなければ…いけない……んん??なんか、ちがう……はちじ、はちじじゅうごふん?!」
そのあたりのものをかっさらって、家を出た。漫画みたいに食パンをくわえて走ったら面白いのだが、わたしの家には残念ながら食パンはない。代わりにといっちゃなんだが、バナナを持って行って、更衣室の片隅でこっそり食べた。
(1月10日)

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起きたら、オレンジ色の綺麗な朝日が顔を見せるところだった。早速良いことがひとつありました。

お昼ご飯はちょっとだけ贅沢な牛丼にした

(1月11日)

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「文学フリマ京都8」へ行った。11時30分ぐらいに会場に着いたのだけど、もうすでに人でいっぱい。熱気がムンムン。京都だからか、お着物姿の人も多かった。全部一つずつ回っていきたかったのだけど、結構果てしない作業であることに1時間ぐらい居てから気がついた。最後のほうは駆け足で回ることになった。
noteでフォローはしてないけれど、お名前をよく見かける方が出展されていて、少しお話しさせていただいた。小柄で笑顔がきゅうっと心をわしづかみにする、可愛らしいお方で、現実にいらっしゃるんだなあなんて思うと、とても不思議な気分になった。
フリーペーパーもたくさんもらったし、買ったものもあって、レポかけたら書きたい。
出展者の皆様ありがとうございました。




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