ハナムラ タケ子

30代後半の女性。肩書はないのに、肩ばっかり凝るようになりました。2週間に1回、何かし…

ハナムラ タケ子

30代後半の女性。肩書はないのに、肩ばっかり凝るようになりました。2週間に1回、何かしら更新できたらいいな、なんて思っています。

マガジン

  • ふむふむ・エブリデイ

    時に世を救うのは、お腹を満たさないものだと思う。本とか映画、音楽など好きなものの記録。考察とか難しいことはできない。本当にただの感想文

  • ま、こんな日もあるって

    良いことも悪かったことも、嬉しいことも悲しいことも、皆時が経てば過ぎてゆく。だから一瞬一瞬がかけがえのないものなのだと思う。日々のエッセイ、たわいもないことの記録。

  • 生きてる限り、腹は減る

    どんなに嫌なことがあった日でもお腹はすく。 生きることは食べること。昨日何食べた、今日何食べよう、そんな食事にまつわる記録。

最近の記事

今日も寝る前に、とっておきのお茶を

約1年前ぐらいからだろうか。夜、寝る前にあたたかいお茶を飲むようになった。当時全然眠れなくて困っていたわたしは、「カモミールティーが睡眠にいい」と聞き、「おお、それはよさそう!」と飲んだのが始まりだった。 カモミールティーだけでは飽き足らず、ローズヒップティーや、カフェインレスの紅茶、とうもろこし茶など、様々な種類のお茶を買って毎日寝る前に楽しむようになったのだが、「選ぶ」という行為にだんだん疲れてしまい、結局今はカモミールティーと黒豆茶の2種に落ち着いている。 髪の毛を

    • 自分の足で道を歩くことを恐るな、わたしよ【おやつ日記:5月27日〜6月2日】

      5月27日(月) 昼食に某牛丼店で、炭火焼き鳥丼をテイクアウトする。 この日は珍しく混んでいて、店員のおばちゃんがひとりでホールを切り盛りしていて、忙しそう。 でもとても愛想のいいおばちゃんで、「はい次の方、すみません、もう少々お待ちくださいねー」といいながら、店内を走り回っている。 「はい、ええと、つぎ何番の方、メガ盛り牛丼のお客さまー」とおばちゃんは呼んだけれど、メガ盛り牛丼のお客さまはおらず、代わりにウーバーの配達員がいて、おばちゃんが少し混乱している。 調理

      • 遠慮せずにはいられないが、出るとこは出たほうがいい 【おやつ日記:5月16日〜5月26日】

        5月17日(金) 休憩室にひとつだけ残っていたお菓子(通称:遠慮のかたまり)を、遠慮せずに食べることにする。 最初の3日間ぐらいはそのまま置いて様子を見ていたのだけど、誰も食べない。それでいて箱が大きいのにひとつしか入っていないし、このまま置いていても場所をとるだけだな、と思って、食べてしまった。 こういうゆずりあいって嫌いじゃない。むしろいいなあ、と思うし、でも最後は誰かが食べなきゃいけないよなあ、と思って美味しくいただいた。 5月18日(土) ① 土曜日。財布の

        • 行列に並べるのはきっと今だけだろう 【おやつ日記:4月15日〜5月15日】

          4月30日(火) 幸運の象徴・テントウムシを2日連続で発見する。 1日ならまだしも2日れんちゃん! 幸せはひとりじめしないほうがいいと思い、早速母に 「テントウムシを2日連続で見ました!! いいことありそう(^^)」 と興奮気味に写真とLINEを送ると、 「わたしは2日連続家の前でカメムシを見ました、とってもくさいです」 となんとも温度感の低い返信がきて、 「…」 というきもちになる。 誰も悪くないのだけど、しばらく実家に帰るのは控えようかと思う。 5月3日(金)

        今日も寝る前に、とっておきのお茶を

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        記事

          『ブラッシュアップライフ』を観ると、大切な人に今すぐ会って雑談したくなる

          ※ドラマ『ブラッシュアップライフ』についてネタバレしています※ —————————————————-   『ブラッシュアップライフ』というドラマが面白いと方々で話題になっていたので、遅らばせながらNetflixで観ているのだが、とても面白い。 何が面白いかというと、主人公たちが繰り広げる会話だ。「これはドラマだし有り得ない…いや、あるある!」という一見どうでもいいけれど、現実ではそこらかしこに溢れているだろうという彼女たちの会話劇が、ギリギリラインでリアルなのだ。

          『ブラッシュアップライフ』を観ると、大切な人に今すぐ会って雑談したくなる

          黄昏嵐山

           暑さとともに人通りもほんのちょびっとだけ落ち着いた、夕方の嵐山。昼間は半袖でも十分だったのに、この時間になると肌寒い。ごおおおおお、というはっきりとした川の音は、怖さよりも潔さを感じ、なんだか心地よい。 ああ、家に帰りたくない。明日からまた仕事とか生活が始まる。そんなことを考えながら渡月橋をぷらぷら歩いた。それは小学生のとき、ランドセルを背負いながら感じた気持ちとそっくりだった。わたしはとかく家に帰りたくない小学生で、ランドセルを背負ったままため息をついてトボトボと家に帰

          また来年、桜に会う日まで

          「桜が散って欲しくない、もう少し咲いている姿を見ていたい」  例年より遅く咲いた近所の桜をそれはそれなりに楽しんだはずなのに、桜吹雪を見るとなんとも淋しい思いがこみあげてくる。淋しさゆえに少々わがままになっていて、それはまるで「じいちゃん、ばあちゃん、帰らないでよぅ」と玄関先でわんわん泣き叫ぶ幼い子どものようだ。 ふつふつとわくそんな気持ちを落ち着かせるように、先日、御室桜を見に仁和寺へ行った。  御室桜は、京都の中でも咲き始めるのが最も遅いといわれる遅咲き

          また来年、桜に会う日まで

          あ、野菜焼くのも悪くないかも

           夜。仕事から帰ってきて冷蔵庫をあけると、半端に余っていたキャベツが目に入った。その半端な大きさというのが、手のひらよりも少し小さいぐらいのなのだが、なんだかそのために包丁を出し、千切りにするのはとても面倒くさい。 さてどうしようかなと悩んでいたところ、「夜ご飯にレンコンをそのまま焼いたら美味しかった」という山口祐加さんのVoicyの話を思い出し、「そうだ、キャベツをそのまま焼こう」と思い立った。 温めたフライパンにごま油を垂らし、芯ごとキャベツを投入。油が結構な勢いでは

          あ、野菜焼くのも悪くないかも

          「駆け込み寺」があるということ

          大学生のとき、悩みがあるとわたしはよく祖母の家に行った。この頃の悩みというのは大体母との関係で、わたしにとって「母親」という存在は絶対的で逆らえない存在だったから、「自分がこんなことで悩んでいるということさえ、許されないんじゃないだろうか」とか、「否定されるんじゃないだろうか」とか、「自分は自分の意見さえ持ってはいけないんじゃないんだろうか」ということでいつも悩んでいた。 「今から行っていい?」とひとことだけメールをして祖母の家に行くと、祖母はいつもにこにこして、わたしを

          「駆け込み寺」があるということ

          楽しみは、水曜日の午後にとっておこう

          桔梗信玄餅がめっちゃ好きだ。といっても、お土産でもらったものを3回ぐらいしか食べたことがないので、本当は「めっちゃ好き」なんて言ってはいけないのだろう。うん、厚かましいと思う。なんかごめん、うすっぺらくて。それでも「桔梗信玄餅買ってきました」と言われると、ナイス、と心の中でガッツポーズをしてしまう。 まず、あの風呂敷を模したビニールの包み紙につつんでいるのがいい。それから、つまようじにもちゃんと箸袋ならぬ、つまようじ袋が丁寧についているところも。これは何かに似ている…そうだ

          楽しみは、水曜日の午後にとっておこう

          ちょっと青空の見えない日が続いているだけだから 【2月後半】【できごと日記#4】

          花を咲かせたい 近所の散歩コースを歩くと、インターナショナルスクールの保育園の前を通る。その保育園にはカラフルな遊具があって、晴れていれば時々先生と生徒のにぎやかな英語の会話が聞こえてくる。けれど今日はあいにくの雨。代わりに部屋の中から木琴の音が聞こえてきた。 ポンポーンポン、ポンポーンポン、ポンポーンポン、ポン、ポン。 木琴の音が、複雑に重なりあっている。 知っている曲だった。 良い歌だなあ、と思って、家に帰って何回も何回も、繰り返し聴いた。 けれど、ちょっと思

          ちょっと青空の見えない日が続いているだけだから 【2月後半】【できごと日記#4】

          樋口愉美子さんの作品展でうっとりしてきた

          刺繍作家・樋口愉美子さんの作品展に行った。 樋口さんの本は数冊持っているけれど、本当にどれも画集を見ているように、美しい。 「美しい」といっても、良い意味で「崇高」とか「近寄りがたい」という畏れ多い感じではない。すぐそばにあるものを愛でるような、面白がるような視点で、「ありのままに寄り添っている」感じの美しさだ。 普段なら見落としそうなものを、樋口さんは刺繍でキラキラ輝かせてくれる。 今回、『樋口由美子 暮しの刺繍』の発売を記念した展示会だったのだけど、樋口さんの刺繍

          樋口愉美子さんの作品展でうっとりしてきた

          応援したいラーメン屋さん

          安くて美味しいラーメン屋さんに、3年ぶりぐらいに行った。 職場の人に教えてもらった昔ながらのたたずまいのラーメン屋さんで、「ここのラーメンなんか好きなの、なんかね」と彼女は言っていて、どういうことなのだろう、と思っていた。 初めて行ったのも確か冬だったと思う。商店街の一角にある、こぢんまりとしたお店で、店内に足を踏み込むと、ピンポーン、と音が鳴った。 「はーい」と少し腰の曲がった、可愛らしい店主の女性が出迎えてくれた。わたしはカウンターの席に座って、メニューを見た。

          応援したいラーメン屋さん

          1月前半【(仮)毎日に期待しすぎないように気をつける日記#3】

          ⭐︎⭐︎⭐︎ 久しぶりに星野源のオールナイトニッポンを聴く。本来なら収録の予定だったそうだが、急遽生放送になったらしい。 「ニュースを聴いて不安になると思います。それでいいんだと思います」 「一緒に不安になりましょう」 と源さんはラジオから呼びかけていた。新年早々こんな自分だけぬくぬくとお正月モードでいいのだろうかと思う気持ちやら、心苦しい気持ちやら、不安やらでいっぱいだったのが、源さんがそう言ってくれたことで、「ああー、このまま不安でいいのか」と思えて、ちょっと気が楽にな

          1月前半【(仮)毎日に期待しすぎないように気をつける日記#3】

          12月後半【(仮)毎日に期待しすぎないように気をつける日記#2】

          この日記の概要 なんか書きたいのに書けない。けれどなんか書きたい。なんていうの、この気持ち。自己顕示欲?自己期待?きっとわたしは毎日に期待しすぎてしまっている。毎日面白いことなんて起こらないけれど、きっと書いていれば面白くなるに違いない、と思って書く。 ⭐︎⭐︎⭐︎ 昼食後、上司が前日に持ってきてくれたチョコレートを食べる。一口食べて、思わず「うま」と目を見開いてしまった。 わたしが食べたのは抹茶のチョコレートタルトだったのだけど、抹茶の味が濃厚で、金粉がちらちらかかっ

          12月後半【(仮)毎日に期待しすぎないように気をつける日記#2】

          12月前半【毎日に期待しすぎないように気をつける日記】

          なんか書きたいのに書けない。別に仕事じゃなくてもいいから書かなくてもいいのだけど、なんか書きたい。なんていうの、この気持ち。自己顕示欲?自己期待?多分、わたしは毎日に期待してしまっている。毎日面白いことなんて起こらないけれど、自分のために書こう。なんだか恥ずかしいけれど、きっと書いていれば面白くなるに違いない、と思って。 _______________ 朝起きてすぐ、ウォーキングをした。 そのあと唐揚げと目玉焼きを食べた。 唐揚げは「朝から揚げました!」 …ンなわけがなく

          12月前半【毎日に期待しすぎないように気をつける日記】