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個が求められる時代だからこそ 〜ザ・チーム〜

社内での異動が決まった。自身の希望が通り、全く新しい環境での組織作りに関われるようになる。すごく楽しみ。一方で未成熟な組織であると聞いているのでこちらも準備をしていかないといけない。以下4点。

1.自己分析(自分を端的に知ってもらうため)
2.組織異動の意味の整理(キャリアの整理/異動先への理解され方)
3.表現力(大人数 x 短時間コミュニケーションが増える)
4.組織論(組織構築の基礎を知り実践する)

今回は組織論のために読みました。

買ったのは1年以上前。けどなんとなく読んでいなかった。恥ずかしいが自分の本棚にはそういう本が多い。そして本屋で本を探すように新鮮な気持ちで本を探すことができる。笑

チームとグループの違い

チームとグループの違いは何だろうか。これは「共通の目的」の有無であると定義している。ただなんとなく一緒にいるのがグループで、共通の目的があるのがチーム。
当たり前なのかもしれないが忘れがちなので記載。僕たちが意識なく組んでいる「チーム」の目的は一体なんだろうか。再認識すると原点に立ち帰れると思う。

旗を立てる

上記の通りチームには「共通の目標」が必須である。いいチームは「目標を確実に達成するチーム」かもしれないがそれ以上に大切なのは「目標に適切に設定するチーム」だとしている。適切な目標とは一体何だろうか。
目標には3種類存在している。

・意義目標:全人類が適職に就ける状態を作る
・成果目標:売り上げoo億円を達成する
・行動目標:新規顧客を増やす

意義目標は具体的に何をすれば良いかわからない一方で自由度が高く、ブレイクスルーが起きやすい。
一方で行動目標は具体性が高い一方で制限が大きくブレイクスルーが起きにくい。成果目標は間くらい。
チームに行動目標しか設定されていないと「作業の奴隷」になってしまい、チームに成果目標成果設定されていないと「数字の奴隷」になってしまう。
心当たりはある。KPIマネジメントをしていると作業が効率的かつ数字が具体的なので「意義目標」を忘れて仕事をしてしまう。

改めて僕たちはなんで仕事をしているのか。なぜ今の会社で仕事をしているのか。その仕事の先に何があるのか。

人は人からの感謝/貢献によってのみ幸せを感じる生き物である。世の中から感謝されるためでありお客様から感謝されることで仕事は成り立っている。
今の仕事は感謝されているだろうか、世の中のためになっているだろうか。自分本位の営業になっていないか。お客様を裏切るようなことになっていないか。誠実か。敬意はあるか。

改めてメンバーと会話をして「意義目標」を明確にし、チームで旗を立てることを行っていく必要がある。

心理的安全性

頻出だがわかりやすく分類していたので記載。心理的安全性に師匠をきたす原因は以下4点。

・無知だと思われる不安(こんなのも知らないのか)
・無能だと思われる不安(こんなこともできないのか)
・邪魔だと思われる不安(今更言うなよ/それ今必要?)
・批判的だと思われる不安(それは絶対違うでしょ)

※批判的だと思われる不安、を避ける為にあえて会議の中で「悪魔の代弁者(わざと異議を唱える人)」を作ると捗る。
チーム内のコミュニケーションは「心理的安全性」「相互理解」があることで大きく前進する。

意思決定(合議/独裁)

意思決定のプロセスでは合議と独裁がある。どちらもメリデメがある者である。
合議による決定は選択肢を出し尽くした上でその選択肢をぶつけて検討するのではなく「選択基準」「優先順位」を明確にし、速やかに選択肢を減らしていくことが重要。合議でやるなら「短時間」「選択基準と優先順位を明確に」。

独裁なのであれば影響力を持つ人が行う必要がある。具体的には以下5点。

1.専門性(すごいと思わせる知識を有している)
2.返報性(ありがたいと思わせる支援や関与をしている)
3.魅了性(素敵と思わせる外見的/内面的魅力)
4.厳格性(怖いと思わせる規律や威厳を持っている)
5.一貫性(ブレないと思わせる方針や態度をとっている)

重要なのはその決断をした後に実行するメンバーの実行力によって成果は決まる。独裁でもなんでも、影響力のある人になり、メンバーを動かすことが何よりも重要である。
自分たちのチームの決断を、メンバー全員で正解にしていくことが大切。

エンゲージメント(4P)

エンゲージメントを高める為には4Pがある。

Philosophy:理念・方針
Profession:行動・成長
People:人材・風土
Privilege:待遇・特権

4Pのうちのどれをチームの一番の魅力にするべきなのかは定めるべきである。Philosophyを重要視しているディズニー、Professionを大切にしている外資コンサル、Peopleを大切にしているリクルート。

自チームは一体どれが重要なんだろうか。考えないとな。。
Peopleは自分だけで決められる者ではないので難しいか。Privilageは変えられないし。PhilosophyかProfession。その組織の考え方(大切にしていること)か属することによって得られる成長か。

最後に

仕事はにおいてチームはつきものである。しかし改めて意義意味を考える機会は少ない。
・そのチームの目的は何か(特に意義目標)
・自身は決定者として「影響力」はあるか
・エンゲージメントを高めるにあたって売りとなるPは何か
改めて考えようと思う。

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