子どもの愛し方には2種類あった!気をつけてほしい愛し方の基本
どうもガクせんです。
「子どものことを愛せていますか?」
「YES!!」と全力で答えられる人がほとんどなのではないでしょうか。(そうあってほしいと願っていますが)
しかし、一つの「愛する」という言葉でも、子どもの成長にとって「いい愛し方」と「悪い愛し方」があるのです。
このことをしっかりと意識しておかないと、せっかくの愛も子どもにとって害になってしまうという悲しい現実がまっています。
この記事でしっかりと学んで、子どもにとってより良い愛し方をマスターしちゃいましょう!
先に結論を言ってしまうと
「〜だから愛してる」
「〜だけど愛してる」
の2種類の違いです。
「うーん、ようわからんなぁ」という声が聞こえてきそうですが、これから詳しく解説していくのでご安心ください。
それではまいりましょう!
子どもを苦しめる「〜だから愛してる」
さぁ一つ目の愛し方は「〜だから愛してる」です。
これは別名「条件付きの愛」と呼ばれています。
「頭がいいから愛してる」
「運動ができるから愛してる」
「素直だから愛してる」
このような「条件付きの愛」は子どもを不幸にしてしまいます。
なぜなら、子どもはこれらの条件を満たさないと愛してもらえないと思ってしまうからです。
親から出された条件を満たそうと自分を押し殺しながら必死になって頑張る子はいずれ自分を愛せなくなます。条件を満たせないと感じた子は自暴自棄になり反抗的な言動をするようになります。
「ガクせん、ガクせん、まぁそれはわかるけどさ、『○○だから愛してる』なんて言う親いる?」っていうツッコミが入りそうです。
確かに、直接そんなこと子どもに言っちゃう親は少ないと思います。しかし、このような直接的な表現はしないまでも無意識にこのようなメッセージをバシバシ送っちゃってる親は少なくないのです。
例えば
「え!?100点とったの!嬉しい!」
「まだ逆上がりもできないの!残念だな」
「ちゃんと言うこと聞いて偉いね」
などの言葉はどうでしょうか?自分は言わないまでも、どこかで聞いたことくらいあるのではないでしょうか?
そう、無意識に実は結構言っちゃてんるんですボクたち大人は・・・。
どこかで「期待」という二文字が言葉になって現れちゃっているのです・・・隙間から漏れ出す液体のように・・・。
このような言葉を子どもたちは敏感にキャッチします。
そして、親の期待に答えなきゃ!親に愛してもらえるようにがんばらなきゃ!と自分をすり減らす薔薇の道へと歩み出してしまうことになるのです。
大切なのは「〜だけど愛してる」
では、どうしたらいいのでしょうか?
答えは「〜だけど愛してる」です。これは別名「無条件の愛」と呼びます。
つまり、「どんなあなたでも愛は変わらないよ」というメッセージを送るということです。
「テストの点数悪いけど愛してる」
「運動できないけど愛してる」
「素直じゃないけど愛してる」
もちろん、こっちもこのような直接的な表現はしませんが、このような気持ちは一つひとつの声かけや態度となって如実に現れてきます。
例えば
「そうか100点だったんだ。先生の話ちゃんと聞いてたんだね」
「逆上がりができなくて悔しいよね」
「あなたはどう思っているの?」
このように、「〜けど愛してる」タイプの大人は
✔︎結果よりプロセスを大切にする
✔︎相手の気持ちを察して共感する
✔︎相手の意見を尊重する
という特徴があります。
つまり、常に相手に軸を置いているのであって、自分本位な条件を課すことはしないということです。
このような大人に育てられた子どもは、「どんなことがあっても自分は愛してもらえている」という安心感をもっています。
なので、「失敗しても大丈夫」と思えてチャレンジ精神が豊富になったり、「自分は価値ある存在なんだ」と感じて自己肯定感が高まったりします。
結果、幸福に育っていけるのです。
まとめ
「〜から愛する」(条件付きの愛)と「〜だけど愛する」(無条件の愛)について解説してきましたがいかがだったでしょうか。
「〜から愛する」(条件付きの愛)は、子どもを苦しめ
「〜だけど愛する」(無条件の愛)は、子どもをより良く成長させる
ということでした。
同じ「愛する」でも結果は大きく変わります。せっかく「愛」があるのであれば、子どもの成長のために使いたいですよね。
とはいっても、子どもを育てているとどうしても「期待」や「不安」が生まれ、子どもに条件を課してしまうのわかります。
いきなり、「はい今日から無条件の愛を注ぎます!」とはなかなかできないのも現状です。
しかし、大人も子どもと同様に日々成長していけます。
賢く学んで、一歩一歩前進していきましょう。
きっと、条件を越えた愛し方ができるようになり、子どもも大人も幸せになれると思います。
そんな未来を願っています!
以上、ガクせんでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
良い一日を!
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