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あなたは何タイプ?子どものテスト結果に対する4つの態度とは

どうもガクせんです。

親なら誰しもが気になる「子どものテストの点数」

子どもが玄関の扉を開けるなり間髪入れず「テスト何点だったの?」と聞いてしまう方もいるでしょう。

しかし、何気なく表出しているこの「テスト結果に対する親の態度」が子どもの成長にメガトン影響しているのです。

では、どんな態度があり、どんな態度が子どもの成長にとってベストなのでしょうか?

そこで今回は、テスト結果に対する親の4つの態度を解説していきます。そしてどんな態度が子どもの成長にベストなのかについて一緒にみていきましょう。


テスト結果に対する親の4つの態度とは?

では、子どものテスト結果に対して親がとる態度とはどのようなものがあるのでしょうか。

早速、以下の表をご覧ください↓

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何だか漢字ばかりでよくわからんですね・・・。

一つひとつ丁寧に解説していきます^ ^

「最後まで読んでる時間ないよー!」という方のために先に結論を言ってしまうとベストなのは「③伴走型」です。

では、①から順番に解説していきます。

レッツゴー!


①干渉型

干渉型は、結果を重視し、たくさん支援するタイプです。

もちろん、支援する姿勢は大切なのですが、結果を重視するあまり以下の2つの落とし穴にハマりがちです。

1つは、「親主導」になってしまうということ

そう、親がテストの点数を重視するあまり「今度のテスト100点とるために毎日○時から○時までは勉強時間にするよ」「成績上げるために塾行かせます」など、子どもの気持ちを聞かずに突っ走ってしまうのです。

子どもは「やらされ感」MAXです。

勉強=苦行

という公式が子どもの中に醸成され、勉強から逃げ腰になります。長い目でみるとめちゃくちゃマイナスです!


2つ目は、子どものプレッシャーになってしまうということ

先ほど申し上げたように、親が主導権を握り、凧揚げでもしているかのよう「テストの点数あげろあげろ!」と一生懸命になればなるほど、子どもはプレッシャーを感じていきます。

挙げ句の果てには、

「テストでいい点数をとらないと愛してもらえない」
「人間の価値はテストの点数で決まるのだ」

と思い込むように・・・。

ボクも教員時代、悪い点数のテストをゴミ箱や道端に捨ててしまう子を何人か見てきましたが、そのような子は親からのプレッシャーを強くかけられていたように思います。

例え、プレッシャーをかけたことにより、テストの点数が一時的に上がったとしても、子どもの心は悲鳴をあげています。成長を喜ぶ心よりも、安堵感に近い気持ちなのではないでしょうか。そんなんでは、ずっと綱渡りをさせられているようなものです。満たされる日はきません。

以上のように、干渉型は短期的な点数を上げることができたとしても、長い目で見ると子どもの成長を阻害するということがわかりますね。

次行ってみましょう!


②衝動型

さらに、テストの点は重視するのに、支援はしないというのが衝動型です。

つまり、「のび太君のママ」タイプですね。

「なんでこんな点数なの!」「もっと勉強しなさい!」と感情的に子どもに当たり散らして、はいお終い・・・という感じです。

まぁ子どもにとっては、「一瞬我慢すればいいか」と思える分、①の干渉型よりマシと言えるのかもしれませんが、絶対に成長しませんね。勉強から逃げ腰になるのは間違いないです。


③伴走型

上述したようにベストな型と言えるのは、これから説明する伴走型です。

伴走型は、テストの点数は重視しないけれど、しっかりと支援するタイプです。

この伴走型は、結果ではなくプロセスや子どもの主体性を大切にするのが特徴です。

もちろんテストの点数は子どもと一緒に確認しますが、その点数に良し悪しの価値判断をしません。

「あなたは、この点数どう思う?」

と聞くことから始めます。

※優しい口調が大切です。強めに言えばただの詰問です(汗)


子どもが「満足」と言えば「先生の話ちゃんと聞いていたもんね」「家で頑張っていたもんね」と言ってあげればいいですし、子どもが「もっとよくしたい」と言えば、「じゃあ何ができそうかな?」と対策(プロセス)を一緒に考えて上げることもできます。

一つの会話を例にみていきましょう↓

親「あなたは、今回の点数どう思う?」
子「あんまりよくないな。」
親「次はもっといい点とりたいってこと?」
子「うん」
親「じゃあ、次もっといい点数とるために何ができるかな?」
子「そうだなぁ、毎日勉強しようかな」
親「OK、具体的にはいつ何をやるの?」
子「朝起きたらドリルを1ページやろうかな」
親「ドリルはある?なければ一緒に買いに行ってあげるよ。他に手伝ってほしいことはある?」
子「やるの忘れてたら声かけてほしい」
親「OK!じゃあドリルを買いに行こう」

というような流れですかね。

「そんなにうまくいかねーわ!」と思われた方もいるかと思いますが、とにかく、「子どもの気持ちを引き出していくこと」「いつでもサポートするよと伝えること」の2つが大切になります。

最初はうまくいかないかもしれませんが、長い目で見れば子どもの生きる力を育むことができます。あくまでもプレーヤーは子どもなのです。

途中で、「上手くいかなかったから、次はこうしてみよう!」と試行錯誤することもテストで100点をとることよりも遥かに大切な経験です。


④放任型

最後は、テストの点数も気にかけない、支援もしないという放任型です。

一言でいえば、無関心なタイプですね。

「愛の反対は無関心」というように、このタイプに育てられた子どもは愛情不足に陥っている可能性があります。

もう、テストの話の範疇を超えてしまっていますね。

とにかく、自分に関心をむけてもらおうと悪さをするかもしれません。

このような親はとにかく、「テストどうだった?」でも良いので、あなたを気にかけているよ、というメッセージを伝え続ける必要があります。


まとめ

テストに対する4つの態度について解説してきましたがいかがだったでしょうか?

まとめると

①干渉型→親主導になってしまう・子どもがプレッシャーを感じてしまう
②衝動型→のび太になる(勉強から逃げる)
③伴走型→ベスト!子どもの気持ちを引き出せる支援者
④放任型→子どもが愛情を感じられなくなる

ということでした。

ぜひ、子どもに寄り添い伴走していきましょう!


以上、ガクせんでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

良い一日を!

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