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生きづらさ当事者研究所

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生きづらさの当事者/経験者が、その生きづらさを言語化して、研究する民間シンクタンクです。ひきこもりの「当事者研究」の記事を中心に発表しています。 事務局:YURUMI
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#学習支援

不登校19万人時代に、元不登校が思うこと② ─ 本当に困っていることは何か

不登校19万人時代に、元不登校が思うこと② ─ 本当に困っていることは何か

元不登校が、不登校自身が本当に困っていることをゼロベースで言語化してみると、どうなるのか? という記事を前回書きました。

不登校の困りごととして、よく言われるのは、①学校への不安、②働くことへの不安、③居場所への不安、です。でも、これらは表層的な心配で、実はその全てに通底している本当の困りごとがあります。

結論から言えば、不登校状態では、一人で生きていくことができないから困る、ということに尽き

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不登校19万人時代に、元不登校が思うこと

不登校19万人時代に、元不登校が思うこと

文科省の統計によると、2020年度に不登校だった小中学生は19万6127人でした。8年連続で増加し、過去最多となりました。少子化で子どもの数自体は減り続けているので、不登校の割合がどんどん増え続けていることになります。

コロナ禍による休校で、学校がもともとイヤだったけどなんとか惰性で行き続けてた人が、緊張の糸が切れてしまい、登校できなくなってしまうケースもよく聞きます。しかし、コロナ禍になる前か

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