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言葉のかたち

今日は最近読んだ絵本から考えたことを書いていきたいと思います。
今回読んだ絵本はおーなり由子さんが書いた「ことばのかたち」という本です!

もしも話すことばが目に見えるとしたらどんな形に見えるのかということについて書かれています。


だれかを傷つけることばが針のかたちをしているとしたらどうだろう

恋人がささやく愛のことばはどんな色やかたちをしているだろう

ひとをひれ伏させる魅力的でつよいことばが 戦車のようなかたちをしていることがあるかもしれない

私が心に残ったのは上記の3つの言葉が心に残りました。

だれかを傷つけることばが針のかたちをしているとしたらどうだろう


無意識にひとを傷つけてしまうことを言ってしまったことってだれでもあると思うんですよね。
言ってしまってから、後から「はっ」と気づくこともあるし、もしかしたら気付かずに過ごしてしまっていることもあるかもしれない・・・
でも、もし自分の言葉が目に見えたらどうだろう。
きっとその言葉を使わなかったと思うし、もっと別の言葉を使っただろうなと思いました。

何が言いたいかというと、見えないからこそ、言葉はよく考えてから発しないといけないことに改めて気づかされました。
見えないからこそ、余計なことを言ってしまうし、言い方を間違えてしまうのかもしれないなと思いました。
また、自分の思っている形通りの言葉を相手が受け取っているかもわからないので、きちんと伝わっているのか確認することの大切さも感じました。

恋人がささやく愛のことばはどんな色やかたちをしているだろう

絵本の中には、具体的にどんな形かいくつか書かれていましたが、何だかドキッとする内容もありました。
みなさんはどんなかたちを想像しましたか?

綺麗な花束のような言葉でしたか?
それとも、砂糖菓子のような言葉でしたか?
はたまた、鎖のような言葉でしたか?

言葉が目に見えたら、もっと世の中が愛に溢れるのかもしれないなー
なんて思ったりしました。
やっぱり、日頃から大切な人には可愛くラッピングした言葉を伝えていこうかなーなんて思いました🫣

ひとをひれ伏させる魅力的でつよいことばが 戦車のようなかたちをしていることがあるかもしれない

相手が強い言葉を使っていると、負けずに強い言葉を用いてみたり、他所で真似して使ってみたりすることってありませんか?

私はそういうこともあったかもしれないと思いました。
もしかしたら弱い人ほどこういう言葉を使って武装してしまうのかもしれませんね。

こんな言葉に対面したときは、自分は川の水ように静かに流せるような言葉を使ったり、優しい春の風のように暖かく包み込んであげられるようになりたいなーなんて思いました。

作者の由子さんも、言葉だからこそ、戦車のようなかたちをしているだけで、その言葉の本質は、小さい子どもが震えているだけなのかもしれないってことが言いたいのかなって思いました。

もし、言葉に色やかたちという視覚情報があったら、世界はもっと良くなっていると思いますか?
それとも悪くなっていると思いますか?
見えないからこそいいのかもしれないのかもしれないなんて思うのは私だけでしょうか?

人は目に見えないものを、ついおざなりに扱ってしまうこともあるので、気をつけて大切に使っていきたいと思います。
言葉について考えてみてくださいね!


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