可愛いチョコンと地形♡:兵庫県東部【地元再発見の小旅行vol.8】
これまでに六甲山誕生までのストーリーをお伝えしました。
その時に色々見てるうちに「アレ?」と思う可愛い地形を見つけたので、是非、みなさんと一緒に見てみたいと思いました。
チョコン!!
まずは、これを見てください。
六甲山の回でも使った画像。
この右の方に、丸っこい「ポツン」とした地形、見えますよね?
コレ、気になりませんか?
少なくとも私はメッチャ気になります~~(笑)
行ってみよう!
では、行ってみますか!!
もっとアップ!
今度は3D!
もっと3D!!
もう1回だけお願い!!(笑)
面白いですね。
こんな小さくチョコン!としている。
ちなみに南西側にあるのは池??
地形以外の情報も見てみましょうか~
ほお~!
甲山(かぶとやま)という名前なのですね。
おそらくカタチがまるでカブトだから?
とも思ったのですが、色々な説があるようです。
そういえば六甲山と言い甲子園と言い、周辺に「甲」が多いのは、この地域の歴史的な背景がありそうです。
で、甲山ってどんな山なの??
ですよね、私も気になります。
では、見に行ってみましょう~!
ありました!
地質図の真ん中付近の茶色です!!
これだ!!
文献を読んでみたら「甲山(かぶとやま)安山岩」って、そのまんまな名前でした(笑)
時代は新第三紀中新世(しんだいさんきちゅうしんせい)の後期・・。
つまり今から約2300万年前から約500万年前までの期間です。
以前は甲山は「溶岩ドーム」だと考えられていたらしいのですが、周囲の近い時代の地層に甲山の安山岩の石がたくさん混ざっているのが知られ
今は「昔は大きい火山だったけど、削られて、今は火道だけが残ってる」と、地質学者の間で考えられてるそうです。
綺麗なカタチの山ですし、地元の人たちに愛されてる山なのだな~と感じます。
そんな甲山、今から約500万年前くらいの火山の火道なのか??と思ったら、ちょっと楽しくなりませんか?
と言う訳で、今回も読んでいただいて、ありがとうございました。
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参考文献
藤田和夫・笠間太郎(1982) 大阪西北部地域の地質.地域地質研究報告( 5 万分の 1 図幅),地質調査所,112 p.
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