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【完全版】アセクシャルの悩み

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一水です。
メンバーシップ限定の記事第二弾です。

今回のテーマは「恋愛」

皆さまも一度は経験があるのではないでしょうか。
初恋の相手が実在の人物じゃないという方も、
もしかしたらいるかもしれませんね。

この世の中には、
私たちが考えてるよりも、はるかに多くの「恋」があります。

世間一般で考えられている恋愛が痛いほど分かる!
という方はそちらの記事がごろごろあるので、
そちらを参考にしてもらえたらと思います。笑

では私が書く記事はなんなのか、というと
どちらかといえば「セクシャルマイノリティ」向けです。
こういう話をすると「LGBTQ+」を思い浮かべがちですが、
私はこの中の「+」にするのです。
おそらく多くの方は「+」が何を指すのかすら知らないと思います。

ですのでまずは「+」の話をしてから、
具体的な話だったり、どんな苦労があるのかなどを語りたいと思います。

LGBTQ+の大枠

まずは基本的な知識です。面白みに欠けるかもしれませんが、
めちゃくちゃ大事な話なのでこれだけでも知ってほしいです。

まず人には性欲があります。
その性欲をどの性に向けるかを「セクシャリティ」といいます。
人のセクシャリティは、次の「性の4要素」があると考えられています。

1,身体的性:見た目が性がどうか
2,性自認:気持ちの性はどうか
3,性表現:気持ちの性をどう表すか
4,性的志向:魅力に感じる相手の性別はどうか

たとえば、「男性」であるためには

「男性の体で生まれた」
「自分が男性ということに納得してる」
「”おれ”と自分のことを表現する」
「女性に興味関心がある」

という要素を一般的には満たしていて、
多くの恋愛指南書でいう男性や女性はこうしたことを前提としてます。
(そうでないと、恋愛指導なんて出来ません。)

そして、よく知られているセクシャルマイノリティ「LGBT」は
上記の「1」「2」「3」が違うことを指します。

・L:レズビアン「自分は女性で、かつ女性に性的魅力を感じる」
・G:ゲイ「自分は男性で、かつ男性に性的魅力を感じる」
・B:バイセクシャル「見た目の性に納得し、どちらの性も魅力に感じる」
・T:トランスジェンダー「見た目の性と気持ちの性が合ってない」

では「Q+」はなんなのか。

「Q」は「クェスチョニング」と言います。
「自分がどの性別なのか、またはどの性別を好きなのかが定まらない人」
のことです。

人口全体の約10%が「セクシャルマイノリティ」に該当しているそうです。
例えるなら「世界の左利きの人の人口と同じくらい」です。
こう考えると、想像以上にいますよね。

「+」は恋愛志向(好きになる性)の特徴も含めた言い方です。
具体的な話は次の章で話します。

恋のタイプ

「好きになる人の性」のことを「ロマンティック」と言います。
この「ロマンティック」の中で代表的なものが下の6つです。

・ヘテロ:異性愛
・ホモ:同性愛
・バイ:どちらもOK
・パンセクシャル:全ての性別OK
・アロマンティック:恋しない
・グレー:「ない」と「どこかの性別」の中間
・クェスチョニング:分からない

※「ゲイ」と「ホモ」を混同してる方を見かけましたら、
この記事をAirDropで送ってあげてください。

そしてここが重要なのですが、

「恋したいかどうか」と「SEXしたいかどうか」は必ずしも一致しません

具体的に言うと、次のようなものが挙げられます。

・デミロマンティック:グレーの内で深く信頼出来る人にのみ好きになる
・リスロマンティック:恋愛感情を向けられることを望まない(蛙化現象)

どうやら蛙化現象の人が増えているみたいですが、
もしかしたら、後天的なものかもしれません。
いずれにしろ、普通の恋愛をしたくてもできない人がいる、ということです。

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