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食費月1万・年収200万で愉快に暮らしていける。 #生後146日目

肩肘張らずに読めて、おもしろくて、なんだかゆるい空気が流れてホッとする。
こういう本こそ、読んでもらいたいな…と思ったので紹介します。

「たすかる料理(按田優子)」

代々木上原にある「按田餃子」で有名な按田優子さんと、写真家の鈴木陽介さんの本。

店舗にも何回か行ったことがありますが、そもそもこのお店はおふたりで出されていたんですね。
桉田さんのイメージしかありませんでした…。(すみません)

よくあるレシピ本ではない。

そしてこの本はよくあるレシピ本ではなく、自炊についての考え方のような、エッセイのような…。
ということで、いろんな方におすすめしたいです。

桉田さんは食費月1万・年収200万で暮らしていた。

この本を知ったきっかけは、日経ウーマンのムック本でした。

桉田さんは年収200万で暮らしていたそうです。
今はお店も有名ですし、もっと収入があるようですが、今でも食費は月1万円をキープ。
またその年収に戻っても愉快に暮らしていける、という自信がある
そうです。
私は、それがとても素晴らしいことだと思いました。
そして、時短勤務になれば今後私の収入が激減するのは確実なので、何かヒントがないかな、と思って読んでみることにしました。

自炊で使うのは、乾物。

食費月1万って、一体どんな自炊をされているの…?と気になるところですが、乾物を活用されているそうです。
そして梅干し、味噌、醤油、漬け物、マヨネーズ、ケチャップ、ジャムなどの保存食。
乾物と保存食を、野菜や肉と組み合わせて料理するそうです。

私も栄養面を考えて乾物を使うことがよくあります。
しかも賞味期限が長かったり、と嬉しいことも。
今まで使っていなかった乾物もあったので、とても参考になりました。

ご飯と味噌汁の献立を捨てた。

自分にはハマらないからと、ご飯と味噌汁の献立は捨てたそう。
そして使っているのは、何段にも重ねた蒸篭。
蒸篭、いいですよね〜。。
私は今はほとんど火を使わないご飯を作っていますが、料理をちゃんと作れる日が来たら、フライパンじゃなくて、蒸篭を使いたいな、と思いました。

私がしびれた言葉。

その人は冷めた唐揚げをまるで三十年寄り添った旦那をしょうがなく拾いあげるかのようにカゴに入れたのです。

なんてすごい表現だ…と思いました。
驚くことに、この文章を書いているのは、男性です
この本は桉田さんと鈴木さんによる共著ですが、写真家の鈴木陽介さんの方です。

本人によれば、「ヒゲモジャ男」。
俄然、「鈴木陽介」さんという人に興味が湧きました。

「按田餃子」は独特の雰囲気がありますが、レシピのネーミングや、レシピ案にも携わっているようです。
今後鈴木さんの活動をチェックしてみよう。

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