イングランドが改めて突き付けた、人種差別やネットいじめへの強いNO✋
いや~、なかなか爽快でした!イギリスにいて良かったなぁと感じるのはこんな瞬間😊
日本でも報道されているかもしれませんが…。Euro 2020の決勝後、イングランドチームでPKを失敗したアフリカ系の選手らに対して、ネット上で人種差別的なメッセージを送った人たちがいました。
これ自体は本当に悲しい出来事です。あんな重圧の中、懸命にボールを蹴ったけれど外してしまった口惜しさは、誰よりも当の選手たちの中にあるでしょうに…💦
同時に、さまざまなルーツをもつ人がいるイギリスにおいて、こういったことが起こるのはざんねんながら初めてではありません。今回はそのあたりも含めて書きたいと思います。
①「欧米は人種差別がひどい」というイメージがあるのはなぜ?
欧米ってめちゃくちゃ広いですけど…。その中でもたとえば「イギリスやフランス、アメリカで人種差別がひどいらしい」と思われる理由は非常に明瞭です。他国をルーツとする住民がめちゃくちゃ多い国だからです。
ロンドンを例に取ると、2011年の国勢調査では「白人のイギリス人」の割合は44.9%。半数にも満たないんですね。そしてロンドン住民の37%が外国生まれ(ええ、わたしのように…)。なお、国勢調査の対象は3か月以上の居住者なので、観光客やビジネスパーソン、短期留学生などを含めると、ロンドンで日常的に見る外国人の割合はこの数字よりもずっと高いのです🧐
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