葛飾北斎が『万物絵本大全図』で描く、この世のすべて🌎@大英博物館
イギリスで最も有名な日本人アーティストは、間違いなく「葛飾北斎」でしょう。それほどの知名度を誇っている理由として、大英博物館が北斎の大規模な企画展を何度も行っていることがあります。
大英博物館の企画展はこちらでもいくつも取り上げてきましたが、とにかくテーマが多彩。「世界のさまざまな地域」「トレンド」「人物」などに今までになかった形でスポットを当てるさまは、見ていて本当にハッとさせられ、また勉強にもなるもの😌
そんな中で珍しく繰り返し取り上げられているのが葛飾北斎。その豊富な北斎コレクションと見事なキュレーション能力を生かし、日本人もまだ知らないような「北斎の魅力」をぐいっと引き出しています。
今回の『Hokusai The Great Picture Book of Everything』ではとくに、大英博物館がロックダウン中に購入したばかりの『万物絵本大全図』を余すことなく公開しています。もちろん日本未発表。北斎の画力にあらためて圧倒されたこの展覧会のハイライトをお届けします!
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