モンマルトル食べ物散歩

2022年3月22日 07:57

先日インスタグラムで気になるレストランを見つけたので、とある週末に散歩も兼ねて行って来ました。場所はモンマルトルの丘近辺、芸術家の町と言われたパリ北部のエリアです。エリア的には観光名所でもあるサクレクール寺院があり、観光客で溢れている事が多いのですが、道を一本入ると静かだったりして、そんな道をゆっくりと散歩するのが好きです。

お目当てのレストランはこちら。

coloré(コロレ) :20 Rue du Ruisseau, 75018 Paris

実は日本人の女性が料理を作っているということで、ちょっと日本ぽいものを食べれるかと思って来たのですが、週末のこの日はブランチと前菜メニューのみ。なので、日本ぽさは諦めて、頼める前菜をちょこちょこ頼んでみました。

自家製サーモンマリネとじゃがいも
サーモンの臭みはもちろんなく、すごく優しい味に仕上がっており、丁寧にスモークされたのが分かります。

ニンジンソテーとフムス
にんじんが美味しい

菊芋のスープ
フランスで菊芋は冬の野菜としてよく使われます。
このスープが優しい味でとても美味。

そして夫の注文品であるブランチの写真をうっかり撮り忘れてました…。しかしこのブランチプレートが衝撃の美味しさ。夫曰くパリで１番。
フランスでは週末になるとカフェやレストランで、普段のメニューはお休みして、ブランチメニューを提供するお店が多く、お店に寄って味や内容が違うのでブランチ狙いで食事に行くのも楽しいです。
こちらのブランチは目玉焼き、パン、オイル調理されたキノコ、野菜のグリル、ソーセージなどでした。

デザート

胡麻のシフォンケーキと金柑のコンポート
コンポートの軽い酸味と黒胡麻の風味が意外にすごく合いました。

抹茶ケーキ
甘さがちょうど良し。

食事が終わってたまたま居た、オーナー兼シェフの日本人女性とお話をする機会があったのですが、オープンしてまだ１週間だということにびっくり。
メニューを模索している最中だということで、次回はまた違った内容のブランチが楽しめる可能性大だそう。
ウエイターで働いているフランス人男性もすごく良い感じの方で、とても気持ちの良いレストランでした。

お腹がいっぱいになったら、散歩も兼ねて次の目的地へ向かいます。

３月上旬で寒かったですが、天気は良くて散歩日和でした。

途中、観光スポットであるムーランギャレットを通り過ぎます。
その昔は小麦の製粉所、その後は風車を残してダンスホールへ、そして現在はレストランになっています。

歩くこと１０分前後、着きました。

Shinya pain(シンヤパン):41 Rue des Trois Frères, 75018 Paris

モンマルトルに来ると必ず立ち寄る、日本人のシンヤさんという方がパン製作から販売まで一人でこなしているパン屋さん、その名もシンヤパン。酵母もこだわって、一人で全てやっているので、オープンは週に４日の午後夕方のみ。パン屋がひしめき合うパリで、この少ない営業時間でやっていけているのってすごいなぁと毎回驚きます。行くといつも行列です。

チーズのスコーン
この酵母を使った甘く無いスコーンが大好きで、行くと必ず買います。うっかりパンと同じ様な色のテーブルの上で写真を撮ってしまい、若干見にくいですが、ゴツゴツして美味しいです。

フラン
プリンの様なカスタードクリームで出来たタルト
フランは好きで色々試しましたが、こちらはパリでもトップ３に入ります。

クッキー

食パン

パンを買って気持ちもホクホクになったので、次はずっと食べてみたかったデザートを探しに行きます。こちら。

Maison Aleph(メゾンアレフ):63 Rue des Abbesses, 75018 Paris

パリに２店舗あるこちらは中東とフランスのデザートを掛け合わせたケーキが買えます。

ピスタチオとチョコレートのタルト
これでもかと言うぐらいピスタチオがたっぷり乗ったタルトは、カカオのしっかり効いた甘味の少ないチョコとすごく合います。
こちらのタルトはフィロを使用されていて、軽くてサクサク感が最高です。
フィロは中東地方のお菓子に使われるイーストのない生地で、サクサク感しかないぐらいサクサクの生地です。
中東では細いパスタの様な物を生地として使ったデザートも一般的です。