見出し画像

人事を「ひとのこと」として向き合う仕事

起業する。そうしっくり来てから、そろそろ2週間が経つのかな。
今後の暮らしをどうしていくのか、そのことを考える過程で出てきた想いは、自分の言葉で静かに熱を持っている感覚があり、自分で自分に驚いた。

今までだって、個人事業主として仕事ができていて、良いご縁のなかで関係性を深めながら協働させていただける人もいたのだけれど、自分が発揮できる開けた土壌であることに少し怖さもあったのか、時間も労力もかけていたのは結局受注型に近い仕事になってしまっていた。

おもしろいと思えること、自分の感覚や思考が発揮できる仕事に特化する。わたしの仕事にプロフェッショナル性を見出し、尊敬の目を持って常に接してくれる人ともっと共創したい。
半年前まで、働きながらも今ある仕事に少しのアップデートを加えることで、この願いをしまっていた。それがいま、バーンっと顔を出して、すごいエネルギーの波に乗っている。

約半年間、大人と関わる仕事は全くしなかった。

起きたら朝ごはんを作って、子どもと公園や図書館に出かけて遊んで、初めての土地の季節を味わって作品を作ってみたりした。粘土に花やどんぐりを乗せてケーキやピザをつくったり、折り紙を手でちぎってクリスマスツリーをつくったり。

車を手放し、徒歩と自転車、公共の交通機関を使うようになって、たくさん歩いた。景色というより、目の前にある小さなことを見逃さないで楽しむことが増えた気がする。子どもの目線で見ると違うように見えることにいちいち感動して、楽しんで。

お散歩だって、玄関から出て右の道に進むか左に曲がるのか、毎日気分は変わる。わたしも、子どもも。決め方もじゃんけんで決めたり、行きたいところが決まっているからと説得したり、相談して決めたり。そんなことの積み重なりで、「人として生きることって楽しいなぁ」「違う人間だからおもしろいし、だからこそ気持ちや行動が重なって一緒に何かできること、そこに感動が生まれることって最高だよな」と感じていた。

振り返ってみると、その期間にわたしのエネルギーは自分の波長を取り戻して、湧き上がるものを溜める準備が進んでいたのだと思う。

そんな時間を過ごせて、よしっ!となって、いま新しいチャレンジに心が躍る。
多くの学生へ講義を持たせてもらう現場経験から感じていたこと、中小企業の採用課題解決に携わってきて考えていたこと。
わたしがプロデュースするなら、採用の中に思いっきり学生視点を取り入れて、教育要素をメインにしたプログラムをつくる。採用と教育は分けない。私がやるなら、分けられない。

学生も企業も評価され、選ばれる立場ではない。お互いに関わる中で自己理解を深め、今と少し先の自分たちが心地よくパワーアップする相手を見つけ、互いが歩み寄るようにパートナーになる。
価値観がイコールになることはない。ひとだから。

相手に擦り寄って一緒になれても自分を押し殺すことは苦しい。相手が思い通りに手に入っても、自分と全く同じ思考・感覚のフリをされてはサプライズは起きないし、単調で変化がなく退屈。

「継続して一緒に人生を歩むパートナー探し」という視点で採用や教育を含む人事をみることは、わたしにとって今最高に自分をまるっと活かして力を発揮できることだ。

サポートしていただくと、やる気が爆発します!(笑)甘いものを食べながら、言語化頑張りますので、応援してもらえると大喜びです✌︎('ω'✌︎ )