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新年のご挨拶。出会いと関係性づくりのしかけ人として動き続けます

新年、明けましておめでとうございます。
代表を務める株式会社ひとのことの設立から半年が経ち、2024年を迎えました。

関わりを持って頂いた皆さまに、少しだけ昨年のひとり振り返りと、新年の抱負のようなお話をさせてください。

出会いとあかちゃんの年

「出会い」がキーワードとなる年だったなと感じています。そして、「あかちゃん」への優しさをたくさん感じられる場が多くありました。
子育てしながら働く人は多いですが、子連れでの動きは少数派。そんな私の生き方も受け入れてくださる方々のおかげで、のびのび仕事をさせて頂けています。いつも、ありがとうございます!

「出会い」について、少し詳しくお話しさせてください。出会いにも二種類あったなと感じています。

経営者になったからこそ持てる視点で、改めてお互いの仕事や生き方に向き合うようになった方との「出会い直し」。そして、直感とタイミングを大切に動き、ビビッと来た方々と温度感のある対面コミュニケーションを大切にしてきた「新たな出会い」。
自分で掴み取ったな!という偶然の出会いもあれば、出会い直した方から、新たな出会いに繋いでいただくこともあり、嬉しいご縁が多い年でもありました。

ふたつの出会いの中で、日々事業づくりのために試行錯誤する日々。

「学生と中小企業さんが出会い、関係性が深まる場をつくっています」

「良い相手を探すこと(評価する/される関係)よりも、合う相手を探したい学生や企業にとって魅力的なものにする。強みを探して押すのではなく、持っている課題もひっくるめて受容できる相手を見つける」

 「就活シーズンだけ動いて良い相手を探すのではなく、継続的に接点を持ち続けることでお互いの多面を知れるサービスを提供する」

出会いの中でやっていること、やっていきたいことを言語化してきましたが、事業を説明する中で何かまだ埋められていないピースがあるなと感じていました。
そして2023年の年末にやっと、少しだけしっくりくる言葉に辿り着きました。


場づくりは得意分野。でも本質は「出会いと関係性構築のしかけづくり」だった

2023年10月から「まるっと人事放題」という新卒採用サービス提供をはじめ、企業と学生の交流型説明会や1dayインターンシップの実施などを行ってきました。
どれも、場(会場)に集まってもらい、その空気感(アイスブレイクやオリエンテーション)と学び(プログラム)をまるっと担わせてもらうことで価値を提供していました。

実際、交流型説明会に参加した学生さんが、次の接点を生み出す仕掛けの中で「アルバイトやインターンをしてみたい」という声が上がり、1月中旬には店舗見学・説明を兼ねた企業訪問が決まっています。これは嬉しい流れ!

私が動き続ける先に見えること

「まるっと人事放題」という新卒採用サービスの肝は、いかに多く接点を持てるか。数多ければ良いわけではなく、適切なタイミングで、学生の関心に触れる機会を提供することが大切になってきます。
企業と学生の交流型説明会や1dayインターンシップは、分かりやすい「就活」用のプログラムとなっているため、活動に前向きな学生しか動きません。
「就活生の学びになるなら喜んで来てくれるだろう」という考えは甘すぎでした。「できる限りやりたくない。大学院に行ってでも先延ばしにしたいのが就活」薄々分かってはいたけれど目を背けたかった事実。この琉大生の声が、一番リアルで正直な就活の現状だと捉えるようになりました。

実は活発になっていた裏の動き 

企業と学生を出会わせる場づくりが表の動きだとすると、裏の動きとして行なっていることの一つに、学生と個別で合って話を聴くことがあります。
そして、その中で生まれ始めていたのが「勝手に〇〇」です。
最近行った「勝手にフィールドワーク」詳細は別記事で書きますが、観光を学ぶ学生2名(2年生)と共に、ゼミ選択前の決定打を見つけるために国際通りをフィールドワークしました。県民あるあるですが、歩行者天国で歩くのは実は初めて、滅多に来ないから新鮮。観光を学ぶ2人のアンテナにかかるものは面白く、ヤシの木が等間隔に並んでいる景観に着目する瞬間もあれば、お土産品店の工夫に疑問が出ることもありました。

ここまでは、私がいなくてもできたこと。
私と歩いたことで、お付き合いのある企業さんにふらっと立ち寄り、店員さんへインタビュー。
全てがアポ無し、やってみよう!を積み重ねる式のアクションですが、観光客向けのアパレル事業を行うコスミックさんの店舗「OKINAWAPOP.JP」では、客層やお客さんが何を見て来るのかなど質問にも答えて頂けました。

個別な動きが現象となり、文化をつくる

ゼミ選択の悩みから偶然生まれた、勝手にフィールドワーク。「異学年との交流も無く、教授の話だけを頼りにゼミを選択するのは結構悩む…ゼミでしかできないこと、ゼミ以外でもできることを見極めたい」という声は、観光プログラムを選択する学生だけのニーズではないなと感じています。これは毎年の恒例行事になりそうです!

そして、勝手に〇〇に当てはまるのはフィールドワークだけではありません。
学生たちと個別に話す過程で閃いたことをもとに、1月からはこんな動きがあります。

  • 新年の抱負を語る会

  • ラジオ番組(@FMコザ)

  • 映画鑑賞&感想共有会(@シアタードーナツ)

  • パートナーシップ研究

  • ゆりりん引率ハシゴ合説 など…

こんなことが起きていながら、場づくりをしても学生が集まらない。ならば、個別の動きに特化して、上記の企画にどんどん企業の方を呼べば良い。

12月中旬から個別の動きに振り切ったことで、

  • 学生都合に合わせられるため動きが活発化している

  • 彼らの関心ごとに寄せて話ができると言語化がスムーズ、問いで話が深まりやすい

  • あの友達も興味持つかも!と顔が浮かび、次呼ぼうかなと仲間が増える

  • 次あれもやってみたい!と次の行動に繋がる

就活生向けのイベントをつくって、呼ぼうと思っていた時には見えていなかった景色。すごい勢いで、学生の動きが活発になっているため、まずはここに全力投下してみようと思います。

キャリア支援課でも悩む学生募集。ポスター貼っても、教授のコネで授業前後に告知しても、中々学生は動き出しません。

動きは鈍いですが、個々がおもしろい。
デジタルネイティブとか、Z世代とかでは括れない、本当の多様性を感じることのできる現場です。

わたしが提供できる価値は、つらつらと書いてきた上記の現象を起こすこと。
新卒採用にも捉われず、学生と企業の出会いを増やし、関係性構築の新しい在り方、文化をつくることだと思っています。

日常に違和感を差し込む。文化づくりのキャラクターとして

子連れでの動きがお馴染みとなり、大学に行っても企業へ訪問させていただいても、赤ちゃんウェルカムな皆さんがいることに希望を見出しています。
子連れスタイルで大学の講義に登壇させて頂く機会ことが増えたことで、沖国トイレにオムツ替えシートがあることに気付けました。素敵、感謝です!(まだ出会ったことないですが、子連れの教授、学生さんもいるのかもしれませんね)

保育園の結果が出る4月までは、確実にこのスタイルで動き続けますので、子ども共々、本年もどうぞよろしくお願いします!

そして2024年は新たに、見た目もちょっと変化ありです。
「目立つ、浮く、どう思われるかわからない」
世の中、企業のジャッジの目を気にしすぎて動けなくなっている、ビビり過ぎている学生へのメッセージもありますが、一番は気になってもらうこと、覚えてもらうこと。

年始からさっそく「あそこにいる人!赤ちゃん抱っこしてるよ、ほら!」とウワサされていました。大成功です。

企業の皆さんにはできないことを実践し続け、新しい文化づくりのメインキャラクターとしても活動してまいります。

本年も、どうぞ宜しくお願い致します。

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