孤独に生きる
私は最近気がついたことがある。
それは今まで自分はとっても素直なやつで、誰にでも割と本音で会話できる人間だと思っていたけど、実際は「誰にも本音で話せない孤独な人間」だったという発見である。
私は大学生になって、大人数でいるよりも一人きりで過ごす方が楽だと気がつき、いつも単独行動していたので「自分は群れるのが苦手みたいだ」と思っていたが、
高校生までは周囲から目立つのが怖くて、女子のグループに参加し、「頑張って」周りに合わせていた。
だけどとっても苦しかったのである。
友達の意見にいつも100%共感できない。だけど共感しているそぶりを見せないと仲間はずれにされてしまう。そういうジレンマにいつも挟まれていた。
私は自分に嘘をつくのは一番イヤなので、自分にも相手にもなるべく嘘をつかない方法を編み出した。
それは「会話は全てごっこ遊び」という前提をおく。ことと
相手の内容を包含した一つ上の抽象度で物事を捉える。である。
私の頭の中を一部公開すると、
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友人A「今日○○にこんなこと言われてん!まじでありえんくない?」
私(え、そんなことでそんなに怒るの??そういう着眼点なかったな、すごいな、、。それに共感できない私ってやっぱり変なのかな?私は相当鈍いんじゃ、、?でもやっぱり私はそこまで関心が持てない。それよりこの人がなぜここにそれ程関心を持つのかについて気になるわ、、。そもそもこの人本気で怒ってるの?こんなことで?怒っているというフリをしたいだけだよね??じゃあ私も同調しているフリでいいか。○○のことをネタにして笑かせればとりあえず喜ぶだろうな。○○が先生に怒られる、、とか?まあこれも先生に怒られるのは本質的じゃ無いしまじどうでもいい。どうでも良いことにはどうでもいい返ししかできない、、)
「そうなんやー、大変だねー。○○ってそういうところあるよね。先生にばれて怒られたりして!」
高校生の時は自分の考えに自信がなくてこんな感じ((↑)だった気がする。
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今だったらこんな感じ(↓)かな。そもそもこんなしょうもない話してくる人間とは積極的に距離とるけど。
友人A「今日○○にこんなこと言われてん!まじでありえんくない?」
私(うわ~はいきたどうでもいい話!いやあ逆にそこまでこんなどうでもいいことで怒りのエネルギー生み出せるの凄いな(笑)○○は友人Aをわざと怒らせるつもりはなかったんやろな~。けどそれを上手くくみ取れない友人Aにその表現だったらまあ誤解されるよね。そういうこともあるんじゃなーいって言いたいけど、多分友人Aは共感してほしいだけだから納得してくれないだろうな。今後まだしばらく付き合いは続くだろうし、めんどくさいからあえて同じ土俵でテキトーに聞き流しとくか)
私「そういうこともあるんじゃなーい!なんちゃって!(笑)それはまあ怒るのもわかるわー」
こうして書いてみると割と短時間で多くの事を考えてんだな自分、、。
そりゃ疲れるわ(笑)
色んな人と関わる中で、いつも自分の心の中で、「なぜこの人はこう考えるんだろう」と一人で考えてた。
こうして人の本質を見抜こうとするクセが身についた。
「きっと怒っているというフリをして楽しんでいるだけなんだろう」と本気で思っていた。
真相は分からないけど、私は心の底から友達に共感することは少なかった。
私はずっと孤独なんだな。
自分のことを心から理解してくれるのは自分だけ。
でも自分は孤独だと認識できたことで、他人の孤独にも気がつける幅が広がったかもしれない。
自分以外の人間の考えていることなんて、100%理解できることはない。
その前提の上でこの社会をともに創り上げていく。調和。
共感できなくても理解は出来るので、これからもゆるく生きてきます。
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