パーマカルチャーの中で過ごす in ぴたらファーム|WWOOFのススメ #3
山梨県北杜市のぴたらファームに行ってきました
ここではパーマカルチャーの哲学を取り入れて衣食住どれをとっても環境に優しい暮らしをしている一方で、スタッフが20代後半〜40代前半で、民泊や貸し菜園など事業拡大していくベンチャー企業のような活発な側面があり、すごく素敵なところでした
ぴたらの暮らし
パーマカルチャーとは
人間にとっての恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系のこと。 この言葉は、パーマネント(永久な)とアグリカルチャー(農業)あるいはカルチャー(文化)を組み合わせた造語
自然エネルギーの活用
電気は太陽光でまかない、 キッチンには薪ストーブ。 焚き付けには庭の松ぼっくりや杉っ葉を。 薪には地元の間伐材や廃材を利用。 木灰は畑づくりに使う
自然の巡りに沿った畑中心の暮らし
お米や小麦、野菜やハーブなど普段食べるほとんどを自給。 たくさん採れたら瓶詰めにしたり、乾燥させたり。 調味料の味噌、梅干し、そして一部の醤油や油も手作り。 育てているハーブは、ハーブティーや軟膏や浴用として 日々に取り入れている
農場内循環
敷地内にはコンポストトイレがあり、 排泄物を発酵させ土に還す仕組みになっている
台所から出る残飯は鶏の餌になり、お茶がらは土間を掃きためるのに使い、 ボロ布は油ものの拭き取りに活用、 コーヒー粕はコンポストトイレの匂い消しに使う
自然に還る素材や身近な素材の活用
土、竹、木で使った建物がいくつかあり、崩す時に容易に土に還るようになっている
衣服について
洗濯の時にポリエステルの服から出るマイクロプラスチックが流れないようにと、決められた袋を使うように言われていました。洗剤も環境に優しいココナッツ洗剤使用。スタッフさんも素敵な綿の服を着ていました(古民家に合う)
築100年以上の古民家
外観はこんな感じで、二階がウーファーの部屋
外から梯子で登れちゃう
昔はお蚕部屋だったそう
窓から出るとこの景色!最高
蚊帳を張った日も。快適〜!
一日の流れ
仕事時間は① 5:30〜8:00 ②9:00〜11:30 ③13:30〜15:00 ④15:30〜17:30となっており、間にご飯休憩があります(ウーファーは③で終わり)
超夜型人間の私には5:30開始は体が悲鳴をあげていましたが、なんとか慣れていきました笑
ぴたらのスタッフはある程度担当が決まっています(建築、出荷、加工、民泊…)。そのため朝のミーティングで今日は①〜④で何をやるかの連絡、ウーファーはどこにつくという細かい説明があります。おかげでとても作業に入りやすかった
そして20分ほど掃除をしたら作業開始!
曜日によってやることが違い、出荷がある日は畑から野菜をとって新聞紙などで包んで出荷準備。その他は合鴨農法の準備のためネットを張ったり、田んぼの雑草をとったり、畑に苗を植えたりしました
食事は食事当番が割り当てられていて、1人で10人前後のご飯を2時間ほどで作らなければいけません
お昼はサンルームで食事
夜は中で食べる
私は補助で二回入ったのですが、とにかく量が多いし、簡単に作れる調味料などはないので、時間もかかるから大変!
そして、自分が作りたいものが作れるわけじゃなく、野菜倉庫を開けて「何があるかな〜」と確認してからレシピを考案するので、すごく鍛えられると言っていました
でもこの方法は野菜を無駄にしないし、基本的に野菜中心のレシピだけども満腹感が得られるように、野菜を揚げたり味を変えたりして料理の幅が広がる〜と感動したので、早速家に帰ってからも実践しているところであります。みんなの料理、本当においしかった〜〜〜!
新しいことに挑戦していくぴたらファーム
商店を開いたり
ヤギを飼ったり、合鴨農法を始めたり、民泊を始めたり
しぼりたて!美味しかった
定期的にいろんなイベントも行っています
スタッフさんとお話しすると、「まだまだやりたいことがたくさんある!」と言っていて、皆がワクワクしながら(すごく忙しそうでしたが)過ごしているのが素敵でした
丁寧な暮らし=スローライフなイメージがありますが、事業として行うにはやはりスローではいられないし、スタッフの方々の経歴を見てもバイタリティーあふれる方ばかりだったので、そのベンチャー感とのギャップが面白く、”若者たちの農的暮らし改革”という感じがしました
ベンチャーと書くとギラギラしてそうですが、スタッフの方は皆優しくて柔らかい方ばかりだったので安心してください笑。とにかくこの古民家が居心地いいので、短期でも民泊で訪れてみてはいかがでしょうか
近所のオススメ
週末にしかオープンしていない麓ジェラート
めっちゃおいしいです
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