自然に囲まれた米農家 in 西表島|WWOOFのススメ #1
WWOOF(ウーフ)Japanに登録して、西表島の米農家に行ってきました
この農園では無農薬で米・野菜を育てていて、卵を生む鶏を飼っていました
基本的には6時間勤務する代わりに宿と3食のご飯が提供されるというシステムで、全国に受入可能な農家や民宿などがあります!私のようにステイしている人のことをWWOOFER(ウーファー)と呼びます
先に言っておくと、本当に行って良かったです〜〜〜
西表島って?
場所は石垣島の西側、台湾の東にある島で、沖縄県内では本島の次に大きな島ですが、人口はたったの2400人。東洋のガラパゴスと言われているほど島の90%は亜熱帯の原生林に覆われ、天然記念物がその辺を歩いてます笑
例えば、散歩中に発見したカンムリワシ
石垣島と西表島にそれぞれ100羽しかいないと言われている天然記念物であり絶滅危惧種ですが、呑気に飛んでいます笑
滞在中のメンバー
農園の方4名、ウーファー5名
私以外のウーファーは20代前半2名、20代後半2名でみんなと一緒に散歩したり、夜は星見たり、夜な夜な人生語ったり、楽しい時間を共有できました
次の週には60代の方も来ていたので、特にウーフするのに年齢は関係ないかなとも思います!
滞在中の宿
西表島で1番古い宿でした!
壁がガムテープで補強してある・・・!窓が閉まらない・・・!
Gが出そう・・・!
とまぁ色々怖かったんですが、住めば都で、おばあちゃんちに来ているような安心感を覚えていました笑
地震で揺れた時はこの宿崩れるわ、やばい!!と思いましたがなんと調べたら震度1…さらにやばいと感じました笑
シャワーやトイレは共同ですが、個室があって広いリビングやキッチンがあったので申し分ないし、何より他のウーファーと住んで、一緒に農園まで自転車通勤したのが学生寮みたいで楽しかった!
1日の流れ
6:30 散歩
ウーファーと毎日場所を変えて色々行きました!
うなりざき:名前の通り?波が唸ってました
ウタラ炭鉱:悲しい過去を持つ炭鉱がガジュマルに巻き巻きされています
8:00 朝ごはん
農園の目の前が海だったので、これだけで贅沢な朝食に…!
ご飯は基本的に黒米が混ざってて、卵は飼っている鶏から、野菜も畑から、と自給自足の美味しい料理が最高の環境で毎日食べられました…
8:50 ミーティング
畑作業だけでなく出荷・販売も行っているので、外作業と中作業で今日は何をするか振り分けられます
9:00 作業開始
外作業:雑草抜き、プランター植え替え、田んぼのタニシとり、竹切り、水まき、枯れ葉の掃除、、、
中作業:米の選別(道具を使って規格外の米をさよなら)、パック詰め、、、
などなど、毎日違う作業をしていたので楽しかったし、月曜に小さな芽だったのに金曜には育ってる!と、作物の成長も楽しめました!
とにかく土地が広大すぎて…笑
12:00 昼ごはん
13:00 午後の部開始
午前・午後でも作業内容や場所を変えて、負担にならないように工夫してくれました
倉庫でこんな大きな蛇(2mくらい!?)を見ることも…!農園のお父さんは「ヌシが来たなぁ」と平然としてました笑
16:00 終わり〜自由時間
サイクリングや目の前の海・後ろの川でSUP、カヤックなど楽しみました
少し自転車を走らせるとすぐに異世界!
カヤックも農園所有!仕事終わって2秒で漕ぎ出せます
もずくとりのシーズンだったので、みんなでもずくをとりに行った日もありました。1年分のもずくをとって、冷凍しておくんだとか
新鮮なもずくはふっくらねばねばしてて、本当に美味しかった〜〜〜!
18:30 夜ごはん
日の入りが19:30頃だったので、いつも夕日を見ながらご飯でした
豪華すぎて…美味しすぎて…(太りました←)
魚は「うみんちゅにもらった!」と言ってました
シチューという名前の魚でした(むずい)
「すぐ火つけれるよ!やろうか!」てな感じで火を起こした日も笑
いつもはご飯は家の中だけど、外で食べる…
ちょっとした違いかもしれないけど、あたる風が気持ち良くて、波の音と鳥の鳴き声が心地良くて、最高だ〜と毎日ご飯のたびに思っていました
夕飯後〜midnight...
そのまま寝そべって星を見たり(流れ星たくさん見た!)
満月に近い時は月明かりを楽しんだり(みんなの顔が見えるほど明るい!)
春がシーズンだよというヤエヤマヒメボタルを見に行ったり(白くて細かい光なのでイルミネーションみたい!)
宿に戻って深夜までおしゃべりしたり、基本的に寝る時以外は外にいる生活でした
農業的に学んだこと
苗の植え替えは、倒れないようにしっかり深く植える、植えた後は水が均等にまかれるように土は平らにする
田んぼにいるジャイアントタニシは稲を食べてしまうので、罠を仕掛けてたくさんとる。でも、雑草も食べてくれるので多少は残しておく。ピンクの卵は積極的にとる
土にもみ殻を混ぜたもの、混ぜてないもので作物を育てて、どちらが雑草が少ないか実験する
などなど、いろんなコツや工夫を教えてもらって、農業は昔ながらのものでありながらも進化しているんだと感じました
それでもデジタル化が進む世の中で、まだまだアナログな世界
炎天下での外作業やしゃがみこんでの作業は、きついなと単純に思いました
あたたかい人柄にありがとう
農園の方はミーティングの時に「今日も楽しんで」と言ってくれたり、外作業の時は「ぼちぼちやってよ〜」「水飲んでる?無理しないで〜」と、いつも気遣ってくれました
いつもニコニコ明るくて、優しくて、移動が必要な時はすぐに車で送ってくれて、「人生楽しんだ方がいいよ〜」という農園のお父さんにみんな自然と笑顔になってました
また、ウーファーの方々も「今」を一生懸命生きていて、自然が好きで、気遣いがあって、共同生活していてとても気持ちが良かったです
きっと同じようなタイミングでここに来るのは、何か似たような軸があるんだろうなと思うので、会って1日で馴染んでしまいました
素敵な出会いと経験をありがとうございました!
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