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植物の色を楽しむ

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植物の色を暮らしにとりいれ、美しく楽しむ --- ハーブティー、浸出油、ティンクチャー、染織、顔料作り(フィトピグメント) etc. ---
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#植物染め

オオキンケイギクで煮出し染め

オオキンケイギクで煮出し染め

5月ごろ、空き地や道路脇などに咲いているコスモスに似た黄色い花、オオキンケイギク。群生しているものを見かけたので、花部分を刈り取ってきて煮出し染めをしてみたメモです。

オオキンケイギク、実は特定外来生物に指定されていて、強靭で在来の野草の生育場所を奪ってしまうことから栽培や移植が禁止、積極的な駆除が勧められています。種になる前に刈り取ってささやかな駆除に協力したということにしておいてくださいませ

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タマゴを草木染め 2023

タマゴを草木染め 2023

毎年、2月頃になると、インスタグラムなどにはイースターエッグの作品が多く流れてきます。多くは海外のクラフト作家さんですし、私個人としてはその背景方面への造詣は深くないのですが、カラフルに彩色されたそれらを眺めていると、自分も草木染めで参戦したくなってしまうのです。

用意するものたまご(殻だけ、またはゆでたまご)

過去2回くらい記事にしたときにはゆでたまごを染めていました。
それだと最終的に食べ

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桜の小枝で桜色を染めたいメモ

桜の小枝で桜色を染めたいメモ

もうすぐ桜の季節
というのはソメイヨシノの話で、近所ではもう河津桜が満開を過ぎ、大島桜は見頃になっています。

桜を素材にして桜色 〜 多分、ソメイヨシノの花びらのような淡いピンクを想像すると思いますが 〜 を染められたら素敵だと思いませんか。
桜のお花をたくさん集めてもピンクの染料は得られませんが、実は枝や葉には赤い色素が隠れています。ならこの色素をうまく取り出してピンクの染めができるかというと

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植物の色や形を移して染める、花葉のおき染め

植物の色や形を移して染める、花葉のおき染め

この半年から1年くらいの間、うずうずと眺めていたある植物染めに手を出してしまいました。
バンドルダイ、ボタニカルコンタクトプリント、エコプリントなどと呼ばれている、植物素材の色や形を直接写し取る手法です。 まさに一期一会、世界に一枚だけの作品ができあがります。染料植物を使うよりも、身近で採集した草花、ハーブ、落ち葉などの素材を使うことが醍醐味のように思います。

染め付けるテクニックは、特に日本語

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ゆでたまごをピンクに染めてみたい!

たまごの殻のハーブ染め、ピンクに挑戦です。
ピンクの素の素材はアボカドの種です。

ゆでたまご 2個分

アボカドの種1個、
重曹 ひとつまみ
水 300ml

アボカドの種は適当にザクザク切る。
重曹と水と種を小鍋に入れて火にかけ、一度煮たったらごく弱火にして、水が減ったら足しながら、十分赤みが出るまで30分ほど煮る。

冷ました煮汁にゆでたまごを浸し、一晩〜一日置く。

他の野菜やハーブで様々
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