18,離婚話の仲裁人は警察官

親が離婚話の仲裁に入ってくれた結果は、二度と暴力を振るわないという誓約書を書くことだった。そんなことでDVは無くなるわけがない。そう思いながらの生活は、私が予想してた通りに波乱はまた起こった。ある時、夫の暴言や罵声があまりにひどく、子供も怖がっていたので、子供を連れて実家に一時避難をしようと出ていく準備をしていた。その頃は、実家にお世話になった日の度には何万円か差し出していた。逃げ場が必要だったから仕方が無かった。準備をして玄関を出ようとしたときだ。それに気づいた夫が自室から飛び出てきて玄関扉の前に大の字になり出口をふさいだ。「どこにいくんだ!出ていくのは許さない!」そんなやり取りで、家を出る出さないの取っ組み合いになった。そんな中、殴られて押さえつけられた私は夫に全力で体当たりして夫を押し倒した。すると夫は私が暴力をふるった!と大声でアピールした。いや…手を最初に出したのは夫でしょ…殴って押さえつけてきたのを払うように押したのは正当防衛だと思う。すると、一人で大騒ぎしだして、私を悪者にしたいのか…また携帯を持ち出してきて警察へ電話していた。あまりにも馬鹿げた行動で、警察を呼んだところで迷惑でしかないし、やめて欲しいと電話をするのを止めようとした。しかし、夫は訳の分からない言い分を言い「夫婦げんかで妻が暴れています」のような事を言い警察を呼び寄せた。近所迷惑で恥さらし…。交番の警察とパトカーが来たように思う。4・5人の警察が来たので。そして、私と夫と二手に分かれて事情を聴くような状態となった。もちろん、警察からのアドバイスというか意見としては、夫が落ち着いて、今回は妻が実家に行くのは今の状況も含め、頭を冷やすことも時間をあけることも必要だから今日は別々で過ごすのが良いと言ってくれた。私が悪いという言いがかりも、警察は察したようで、夫が必死に自分の言い分を話ているのを聞き流すかのように受け流していた。そして、最後に一人の警察官から私に、「何か困ったら自分は〇〇と言いますので一報頂けたら対応しますので」と名刺を頂いた。なんだかすごく心強かった。そして、そのまま私と子供は実家へと行った。

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