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ジルべおじいちゃんとの出会い。パリの着物屋さんで店番をした話。
突然ですが、私は着物が大好きです。
ジルべおじいちゃんとの出会い
多分きっかけは、パリで出会ったジルべおじいちゃん。
実は私、大学生の間にヨーロッパ各地を超貧乏一人旅していました。ジルべおじいちゃんはその時に出会った人。私はまだ大学1年生。
パリのアンティーク市に、着物を売っているお店が一軒。そこの店主がジルべおじいちゃんでした。
「お嬢ちゃん。もう来たの?どの店もまだ閉まってるよ。」
気合い入りまくりの私は、超早朝にでかけ、いったいこのどこが市場なんや・・・!と迷いまくっていた時でした。笑 そのとき話しかけてくれたのがジルべおじいちゃん。おじいちゃんいわく、ガイドブックには9時にオープンと書いてあるけれど、誰もそんな早くから店は開けないとのこと。笑
「もしよかったらお昼ごろにまたおいで。そしたらお店もやってるし、よかったらご飯も奢ってあげるよ。おしゃべりしにきな〜」
ごはんを奢ってくれるだと・・・?!
お店の準備をしながら、フランスなまりの英語と拙い日本語で話しかけてくれた、見知らぬおじいさん。まあ、挨拶程度でいってるんだろうなあ・・・と思いつつ、めちゃめちゃお金がなかった私。図々しくもちょうどお昼の12時にまたそのお店の前に行ったのでした。
フランスに来て、店番をする?!
パリにあった日本。
「ああ、きたきた!」
なんんだかウトウトしていたおじいちゃん。私が声をかけると、まるで「待ってました!」と言わんばかり。お店の店主なのに、店を案内するわけでもなく、自分が座っていた椅子を私に譲ってくれたのでした。
「ちょっと出かけるから、店番しててくれる?なあに、客はこないさ。」
ええ!笑
私フランス語できないけど?!客きたらどうするん?!とキョトンとしていると、おじいちゃんは私を置いてどこかへ・・・。
えええ!
めちゃ長くなったから、次回に続く!
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