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97年生まれ。「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んで。

大学図書館の予約順を待って待って、やっと借りた
「82年生まれ、キム・ジヨン」。

いろんな意味で衝撃を受けた。


フェミニズムを謳う、変なおばさんが多いように感じる。
行き過ぎたフェミニズムは、男性を攻撃したいだけな気がして…
フェミニズム自体にもあまり関心を持たなかった。
この本を買わなかった理由もこれ。
なんか話題のそっち系の本。と思ってた。

でも、読んでから思った。
「この本、教科書に入れた方がいい…。」

すごく身近な一人の女性の、一生の物語。
けれど、もっとみんなに知られるべき物語。



私は97年の日本生まれ。
キム・ジヨンの世界は当てはまらないと思っていた。

でも実際は違った。

女性が差別されたり、平等に扱われない場面は、
私の世界にもゴロゴロ転がっていた。

これは、今朝読んだ記事↑

ジェンダーギャップは日常にたくさん潜んでいる。
めったに表面化しないのは、みんなが
「仕方ない」
で済ませているから。それが今のスタンダードだから。


それでもこの問題は、
いまやっと手がつけられ始めた頃なんだと思う。

前に祖母がこう言っていた。
「私の頃は、お母さんが『女の子が働くなんて…』って、
すごく不憫なことのように言ってたけど、
今は時代が変わったのね〜」
と。

祖母の母、曽祖母とは絶対に価値観が合わないだろうな笑
と思った。
時代が変わり始めている証拠だった。


人類のだいたい半分は女性。
子宮はいまのとこ、生物学上のメスにしかついていない。
その女性たちの環境が変わることは、
子供の環境も、
社会を変えることだと思う。


私もいつか、母親になりたい。
子育ての正解なんてわからない。
一つわかるのは、
自分のことも大事にすることが、
子供のためにもなるということ。

自分が子供だったら、
お母さんにはキラキラしていて欲しいから。
自分の子供が母親になったら、
キラキラした母親になって欲しいから。


未来の孫には、
「そんなの当たり前だよ」
と笑っていて欲しい。

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