【夢日記】絵の表彰

大きなデパートのようなところに向かっている。
職場の人たちと旅の途中のようだ。
デパートの入り口はエスカレーターを上った先にあって、その隣にはバッティングセンターがあった。
何人かの人がバットを持ち、いい音を鳴らしているのを横目に、デパートに入った。
上司のような人と私は以前に描いた絵が表彰されるらしい。
最優秀賞を受けた上司のような人は、大きな絵を描いていた。
私は第2位のようだ。
第3位は、私たちの一行ではない綺麗な女性だった。
そして、他の3人は4位以降らしい。
背の高い幅の狭い木の椅子のようなものの上に他の3人は、正座して座っていた。
私も後ろ手に木を押さえて、お尻から上がろうとしたけれど、木の椅子のようなものが倒れてきて、飾ってあった小さな白い花が生けてある花瓶が床に落ちて、水がこぼれた。
それを見て、観客が笑った。
見ると右手側は大きなホールになっていて、たくさんの人が並んで座っていた。
第3位の黒いノースリーブのツヤのあるドレスを着た綺麗な女性が、カバンを拾い上げて、直してくれた。
気を取り直してもう一度触ろうと、えいっと上ると、座れたけれど、やっぱり別の花瓶が転げ落ちて、水がこぼれた。
今度もまた、第3位の綺麗な女性が花瓶を拾い上げてくれた。
1位の表彰は左手側の少し奥まったところで行われたようだ。
写真撮影が終わると、私が呼ばれた。
私は絵を描くのが苦手で、今回、初めてまともに絵を描いて、出品したのだけれど、なぜだか賞がもらえることが分かっていた。
はじめから、そんな気がしていた。
だから、特別に驚くことなく、賞を受け取りに向かった。私の描いた繊細なボールペンの絵を持ち、賞をもらった。
副賞は、このデパートのフリードリンクチケットと、何かの利用券だった。
第3位の綺麗な女性が、「私はプロテインがいいわ」と言った。
その時、係のような人が話しかけてきて、さっき、上司のような人に、利用券を渡し忘れたから、ついでに渡してほしいと言う。
私はそれを受け取って、第3位の表彰に目をやると、第3位の副賞は、プロテインチケットと何かの利用券だとアナウンスされた。
会場がどよめき、私のすぐ近くにいた人が「プロテインなんて欲しくないよな」と言った。
私は心の中で、いや、プロテインがほしくて、喜んでる人もいる、と思った。
それから広いデパートを見るために、自由時間を取ることにした。
私たちはそれぞれに分かれ、デパートを散策した。
それから、私は早めに集合するフロアに着いた。
エスカレーターを降りたところにある広いスペースに人が集まっている。
近くにいた係員に、なぜこんなに人が集まっているのかと聞くと、係員は驚いて言った。
「この後、ここにいるすべてに人たちは、〇〇法により拘束される。だから、今のうちに食糧を確保しておいたのうがいい」
よく分からないでいると、係員は畳みかけるようにして言った。
「元気寿司があるから、そこでテイクアウトでもしたらどうかね。」
私はその言葉を信じることにして、食糧調達に向かった。
バッティングセンターで遊んでいる人たちが目に入ると、気が変わって、バッティングセンターで遊んで行くことにした。
しかし、バッティングセンターの客たちは怒っていた。
投げられるボールがふわふわの綿入りの大きなものばかりで、まともに打てるようなものではない。
混乱するバッティングセンターを尻目に、デパートに戻った。
すでに多くの人がエスカレーターの吹き溜まりに集められていた。
「ここに集めて、一網打尽にするんだ。」
誰かが言った。
見渡すと、遠くに私の仲間のような人が1人見えた。
私は少し安心して、すぐに不安になった。

ありがとうございます! 短編集の制作に使わせていただきます!