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コロナ禍のサンフランシスコ旅行:6日目(サウサリート編)

フェリーでサウサリートに到着したのがランチタイム。ということで、お店巡りより先に昼食を取ることに。サンフランシスコ・ベイエリア感満載のランチを頂いてきました。

今までに3回ほどサウサリートに来たことがあります。学生の時にはちょっと緊張して行くことができなかった、サウサリートで一番有名な(建物から威厳が感じられる)Scoma's Sausalito に挑戦です。

テラス席もあります。

ここで言い忘れていましたが、私はずっと1人でサンフランシスコ周辺を観光しています。平日のお昼間にフェリーに乗って観光に一緒に行ける友達なんて、社会人になってから見つけるのは困難…。

このレストランで1人で食事をするお客など1組もおらず。若いアジア人女性が1人で食事をするという状況はアウェーでした。この旅行前にすこし読んできた、沢木耕太郎さんの深夜特急のあの感じが私の中で彷彿としました。

「あの子、もしかして1人なの?」っておばさま、おじさま方に噂されているんだろうな。

海が見える席で。黄色のチューリップの一輪挿しがさりげなくて可愛い。

とりあえず、お腹が空いていたので注文。

注文したのはクラムチャウダーと牡蠣のオーブン焼き(正式名称は Scoma's Sausalito)。 クラムチャウダーはクリーミーだけど、あっさりめ。

オーブン焼きでもわかるほどの牡蠣の新鮮さ。トマトソースはマイルドで、このサンフランシスコ旅行で一番美味しかったかもしれません。一人前で4つも牡蠣を食べるなんて、贅沢で幸せ…。

味もさることながら、接客も素晴らしかったです。美味しそうに食べていたからか、接客してくれたウェイターさんがとても親切でした。1人客だからあまり注文できないのに(注文する金額が少ないと、ウェイターさんがもらえるチップも少なくなる)分け隔てなくサービスしてくれたおかげでアウェー感も薄まりました。

それからサウサリートをぶ~らぶら。小さな観光地(リゾート地)なので、レストランやカフェ、お土産物屋さんくらいしかありません。サンフランシスコのデザインのT-シャツならこの町でたくさん出会えます。

暑かったのですこし休憩。地元のアイスクリーム屋さん(ジェラート)でティラミスアイスとクッキー&クリームを注文。1スクープが大きくて、2つは多すぎた。

ワッフルコーンの上にのせてもらいました。

でも噴水のそばで食べて美味しかったです。お店のお姉さんが「サンフランシスコよりもここの方が物価が高いでしょ」って。商売する気ゼロで癒されたり。

アイスクリームを食べてから、ベンチに座って湾を眺めていたら、知らない女性(大学生くらい?)から「ねえ、写真を撮ってくれない?」と声をかけられました。彼女も私と同じく1人でサウサリートに来ていた様子。ベンチで本を読んでいる姿を写真と動画で撮影してあげました。

なぜかジブリを思い出してしまう外観のホテル。いつか泊まりたいな。

少しお喋りして、その場を去ろうとしたら、「あなたの写真も撮ってあげるよ!」と言って、私が海辺でたたずむ様子を写真と動画で撮影してくれました。

海外で私のスマホを見ず知らずの人に渡すのはかなり勇気のいることでした。このまま走り去られたらどうしよう?

そんなこともなく、無事にスマホを返してもらいました。

「私のお気に入りの撮影スタイルがあって…。」と一生懸命な彼女を疑った自分に後悔しつつ、なんだかいい出会いだったなとほっこりしたサウサリート観光なのでした。


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