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「写ルンです」は、タイムカプセル

わたしの愛用は、ミラーレス一眼です。使い続けてかれこれ5年くらいになるかな。色んな場所に持っていってふとした時に使いたいので、持ち運ぶのに支障のない重量とサイズで、日常の写真を問題なく撮れる程度のスペックで、見た目もモチベーションの上がるかっこいいデザイン。という浅はかだけど使い続けていく上で結構重要な理由で、OLIMPUS PEN Lite E-PL7を愛用しています。

それほど本格的ではないかもしれないけれど、手軽で自由に使えてとても楽しく身近な存在の愛用PENさん。と言っても使い込んでいくうちにレンズ欲が増し、ボーナスの度にレンズが増え(笑)、本体とズームレンズに加えて毎回最低でも3つ位はレンズ持ち運ぶので、結果割とずっしりしております.. お出掛け先、いつも荷物多いひと。

そんなミラーレスを愛用していますが、PENさんと同時にここ数年よく持ち歩いているのが、「写ルンです」です。

PENさん使う前にFUJIFILMのコンデジ使っていたこともありFUJIFILMさん好きで、昔から身近な存在だった「写ルンです」が少し前にブームになったりして、最近は近所の写真屋さんでもいっぱい見かけるようになったので、わたしは嬉しい限りです。こういう昔あったものって最近は人知れず無くなってしまうことも多いし、はたまた昔流行ったものが思いがけず今の時代には新しいと流行ったりもして、どちらにしても時代の流れですね。「写ルンです」は後者でしたので歓喜しました!

そんなわけで身近で、何よりとっても軽い!そんな「写ルンです」をいつもカメラ鞄に一緒に入れています。

一眼で撮る写真は、画質も良くて美しく撮れる。

だけどたまに、その場の思い出を封じ込めたような、ノスタルジックな写真が恋しい時がある。

そんな時、「写ルンです」を手に取ってしまいます。

わたしは、「写ルンです」は本当に時々しか使わなくて、まあ多分もったいない病なのもあるんだと思うのですが(笑)、ここで欲しい!と思った時だけ撮るようにしています。なんか、撮りたいと思う瞬間があるんですよね。でも旅行先で一度も使わないこともあったりもして。でも必ず持っていたくて。

そんな使い方ですので、フィルムを使い切る頃には、「これ、いつから使い始めたんだっけ。」となっています。

今日のわたしが完全にそうでした。先日閉園したとしまえんに行った時の写真を最後に使い切った「写ルンです」を今日、現像してきました。

写真の一番最初に出てきたのが、3年も前の写真でした。

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2017年、冬。長崎観光にて。街中を走る路面電車が好きで、楽しくて、思い出にと撮った写真。わたしは長崎の坂のある街並みが大好きで、道中撮りたかったのですが、わたしが車運転してたので無理でした。また行きたい。

以降、「写ルンです」に写っていた写真を紹介します。


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2018年、1月。草津温泉にて。雪の降る寒い寒い日でしたが、温泉街を散策しているうちに次第に晴れていきました。建物を楽しむ余裕も出てきた時の一枚。だと思います。(うろ覚え。笑)


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2018年、春。京都渡月橋にて。


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同じく2018年春。京都、ここはおそらく馬堀駅付近の桜。淡いピンク色でやわらかく美しかったんだけど、少し色褪せた写り具合に懐かしさを感じます。ここ綺麗だったな。


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こちらも同じく2018年春の京都。え、この石畳、どこだろう。さっきまで蹴上インクラインだと思ってたんだけど、PENさんの写真見返したら石畳なかったよ..


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2018年9月。白川郷にて。友人と行ったので、友人に撮ってもらった覚えある!初めて行った、行きたかった白川郷。茅葺屋根が見事で、新しくしたばかりの黄金色の屋根も美しかったけれど、家を守って年季が入った屋根に苔が生えている姿も、緑が際立ってとても風情があって素敵でした。


紹介する写真は以上です。この写真の後には、なぜか一枚だけお正月に撮った従姉妹との2ショットと、最後4枚は8月に行ったとしまえんの写真なので割愛します。

まさか、3年前の写真が出てくるとは思いもしませんでした。

写真を撮りに出かける事はあるけれど、「写ルンです」を使いたくなる瞬間ってなぜだか限られていて。

こんな風に少しずつ撮っていくから、シャッターを押してから、フィルムが現像されるまで数年の月日が流れていきます。

今日、わたしがわくわくしながら現像された写真を見て、まさにタイムカプセルだと思いました。閉じ込めた思い出が、月日を経て、手元にやってくるのです。しかもそれは、シャッターを押しただけでどうなっているか分からない、わたしも初めて見る形で、なのです。

逆に言うと、わたしはこれを体験したいから、たまにしか「写ルンです」のシャッターを押さないのかもしれません。

これからもそのわくわくを心待ちにしながら、この小さなタイムカプセルを持ち歩いて、色んなところへ行きたいと思います。

自由に、気まぐれに。

おしまい。

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