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悪夢はお好き?

夢が好きだ。
夜に見る夢。

私の別名義に、「黎夢」というのがある。
「黎」はヤコブ・ベーメの「アウロラ」からとった。
それで、英語表記はaurora dream。
メールアドレスにもしているのだが、「オーロラ姫ですか?」と聞かれたことがある。
言われてみれば、と気付いた。
茨に囲まれて眠る眠り姫。私にぴったりかもしれない。

睡眠障害については、以前にも書いたことがある。

が、私の場合それで眠ることに恐怖を感じるようになったり、ということはない。
むしろ逆。許されるならいつまででも微睡んでいたい。
うつし世はゆめ、夜の夢こそまこと
江戸川乱歩のこの言葉にも、深く首肯する。

だが悩ましいことに、眠りの世界よりも現実に、やりたい事が多すぎるのだ。

そんな私なので、最近は大好きな夢もほとんど見れていない。
いや、見てはいるのだろうが、覚えていない。
浅い眠りの時に目覚めると、夢の記憶が残るらしいのだが。

夢日記を付けていたことがある。
その時期は、夢を強く意識した為か、よく覚えていた。
特に印象的だったのは、遥か高みから地上を見下ろしていた夢。
神々しい山の風景だった。
あれは神の視点だったのだろうか。

悪夢も結構見る。
人を殺す、もしくは殺される夢もあるが、そこまで具体的なものはそうは無い。
何者かに追いかけられて必死で逃げる夢、が多いように思う。
漠然とした不安があったりするのかも知れない。

舞台は、実家のある鎌倉の山や小道などが多い。
学生時代、よく歩き回っていたからか。
幸福な時代だった。(今も幸福である)

まあともかく悪夢だが、私は嫌いではない。
非日常が好きなんだと思う。
知人で、ほとんど現実と見分けがつかないような夢しか見ない、という人がいた。
私にはその方が余程、つまらなく思える。

首元に何か布が掛かっていると、どうも悪夢を見るらしい。
それも、首を絞められているような夢で、非常に苦しい。
悪夢はいいのだが、苦しいのは嫌なので、必死に意識を集中して目を覚ます。
で、再びうとうとすると、首を絞められる。

これは誰でもあるのだろうか。
最近もあったのだが、夢の方は忘れてしまった。残念だ。
また夢日記を付けてみようかな。

貴方は、どんな夢を見ますか?

画像は、MONT★SUCHT写真作品@KAF

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