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アトリエや趣味の部屋がほしいとき。

アトリエや趣味の部屋がある住宅について

陶芸、洋裁、楽器を弾く、絵を描く、茶道などをご要望の場合、それぞれお持ちの道具、作業動線、掃除のしやすさ、必要な設備をヒアリングさせていただいて、居住スペースとの距離感も考えながら設計しています。

道具といっても大小様々ですね。使いやすい位置に必要な巾や奥行の固定棚や可動棚があって、素材は空間との相性と耐久性を考えます。

作業動線では人体寸法による高さの考慮や通路巾も大事。
掃除のしやすさでは土間床や土足でも気兼ねなく使えるチークやベイスギなど。また壁の仕上を自然素材にすると、ほこりを吸着しないのでおすすめです。

こうして出来上がったアトリエや趣味の部屋での暮らしを数年後に拝見すると、使い勝手に合わせていろいろ工夫された造作棚や置き家具などが絶妙に調和して、快適に作業する姿が想像できる空間になっています。
またクライアントさんからは、当初の使い勝手や物の置き方とは違う新たな発見でさらに良くなったことを聞くことがあります。

その度に思うことが、アトリエや趣味の部屋は柔軟に対応できるシンプルな構成と、木材や鉄、コンクリートなどの普遍的な素材選びをすることで、後々置かれる家具や造作棚などと自然に調和するため、クライアントにとって快適で心地よく過ごせる空間に年々変化していくんだなと。

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