Pueblaの夜　Vol5

午前２：００
それは突然だった。私は半分寝ていて半分は緊張状態だった。この上の住人は何をしてくるかわからない。言葉がわからず、そしてこの奇妙な行動にこれだけの睡眠の質を取られるとは、とんだ災難である。するといきなり上から重い音が響いた「ドスン！！」上から住人が降ってきたのだ。絨毯も何も敷いていないつるんとした床にその住人は思いっきり落ちて、尻もちをつくような形で着地した。私ははっと起きて思わず「Estas Bien?」と声をかけた。このワードは生涯絶対忘れないだろう。その時、彼女はようやく私の質問に答えた「Si」。大丈夫のようだ。暗闇の中で空気が抜けるような息を吐きながら頭を抱えている。暗闇でぼんやりだったが、明らかに彼女は上半身は裸だった。
「なぜ、この人は半裸なの？なぜこの人は上から落ちてきたの？登るときに梯子を使ったんじゃないの？」
私は好奇心と怖さでいっぱいだった。

彼女はしばらく私の目の前に座っていたが、その後に床を這うようにしてソファへ向かった。まるで、昔流行ったあの映画の「リング」の幽霊のようだ。私はうっすら目を開け見守っていたが、また何か怒られると厄介なことになるので、少し寝たふりをしていた。ソファーに座っていた彼女はゆっくりと部屋を出て行った。
「一体何が起こったんだ？？」
いつ戻ってくるかわからないが、とりあえず私は再び相方に報告することにした。
Now she just has fell down from the upstairs and hit her head and body strongly. I woke up and asked “Estas bien?” . In this time she answered she is fine.She is crawling on the floor, which reminds me of the ring, the movie and went out from the room. I don’t know she is really fine and what she is doing outside. Just sooooo creepy she is... 
She looks old and keeps saying “ Por que...” 
(注)相方はスペイン人なので会話は英語でしている。

＜ソカロの中心にあるカテドラル＞

＜カテドラル入り口。この日は休日でたくさんの人が訪れていた＞

＜ソカロの近くのタラベラで飾られた建物＞