ピス

好きな曲から連想して小説みたいなものを書いたり、短編フィクションを書いたり。

ピス

好きな曲から連想して小説みたいなものを書いたり、短編フィクションを書いたり。

最近の記事

『nothing』 星野源

夜を看取った 空に種火が まだ 街角は眠ったまま 静かに 布で包んだ 君の寝息が ただ 霧の様な灯りで 部屋照らした 変わらぬ愛を知って 瞳輝き増して 時間よ止まれよ 君を誇る事で 私は生きているって 呆れた本当さ なにもないな 街は怒りと 夢を注いだ ああ うんざりだ僕らは ただの器だ 布に籠もった 残り香 君の吐息が 何も 持つ事のできない手を 握った 止まない愛を知って 世界色づき出して 命よ続けよ いつも気付いていた 君に渡せるものが 馬鹿げた僕には なにもない

    • 『ばらばら』 星野源

      世界はひとつじゃない あぁそのまま ばらばらのまま 世界は ひとつになれない そのまま どこかにいこう 気が合うと 見せかけて 重なりあっているだけ 本物はあなた わたしは偽物 世界はひとつじゃない あぁもとより ばらばらのまま ぼくらは ひとつになれない そのまま どこかにいこう 飯を食い 糞をして きれいごとも言うよ ぼくの中の世界 あなたの世界 あの世界とこの世界 重なりあったところに たったひとつのものがあるんだ 世界はひとつじゃない あぁそのまま 重なりあって ぼく

      • 『アダルトちびまる子さん』  藤井風ver

        なんでもかんでも みんな おどりをおどっているよ おなべの中から ボワっと インチキおじさん 登場 いつだって わすれない エジソンは えらい人 そんなの 常識 パッパパラリラ ピーヒャラ ピーヒャラ パッパパラパ ピーヒャラ ピーヒャラ パッパパラパ ピーヒャラ ピーヒャラ おへそがちらり パッパパラリラ ピーヒャラ ピーヒャラ パッパパラパ ピーヒャラ ピーヒャラ おどるポンポコリン ピーヒャラピー お腹がへったよ いつだって わすれない エジソンは えらい人 そんなの

        • Quatro Estações

          O trem caminhando Pouco a pouco Não se parar nem se apressar Na primeira estação Aqui, flores começam a florescer Corações ficam colorados Você, desceu Eu, deixei Na próxima estação O mar canta alto Um par anda na calma Você, deve esta

        『nothing』 星野源

          『エイリアンズ』 KIRINJI

          遥か空に旅客機 音もなく 公団の屋根の上 どこへ行く 誰かの不機嫌も 寝静まる夜さ バイパスの澄んだ空気と 僕の町 泣かないでくれ ダーリン ほら 月明かりが 長い夜に寝つけない二人の額を撫でて まるで僕らはエイリアンズ 禁断の実 ほおばっては 月の裏を夢みて キミが好きだよ エイリアン この星のこの僻地で 魔法をかけてみせるさ いいかい どこかで不揃いな 遠吠え 仮面のようなスポーツカーが 火を吐いた 笑っておくれダーリン ほら素晴らしい夜に 僕の短所をジョークに

          『エイリアンズ』 KIRINJI

          『くせのうた』 星野源

          君の癖を知りたいが ひかれそうで悩むのだ 昨日苛立ち汗かいた その話を聴きたいな 同じような 顔をしてる 同じような 背や声がある 知りたいと思うことは 全部違うと知ることだ 暗い話を聞きたいが 笑って聞いていいのかな 思いだして眠れずに 夜を明かした日のことも 同じような 記憶がある 同じような 日々を生きている 寂しいと叫ぶには 僕はあまりにくだらない 悪いことは重なるなあ 苦しい日々は続くのだ 赤い夕日が照らすのは ビルと日々の陰だけさ 覚えきれぬ言葉より 抱

          『くせのうた』 星野源

          『雨とカプチーノ』 ヨルシカ

          灰色に白んだ言葉はカプチーノみたいな色してる 言い訳はいいよ 窓辺に置いてきて 数え切れないよ 灰色に白んだ心はカプチーノみたいな色してる 言い訳はいいよ 呷ろうカプチーノ 戯けた振りして さぁ揺蕩うように雨流れ 僕らに嵐す花に溺れ 君が褪せないような思い出を どうか、どうか、どうか君が溢れないように 波待つ海岸 紅夕差す日 窓に反射して 八月のヴィスビー 潮騒 待ちぼうけ 海風一つで 夏泳いだ花の白さ、宵の雨 流る夜に溺れ 誰も褪せないような花一つ どうか、どうか、

          『雨とカプチーノ』 ヨルシカ

          『ブレーメン』 ヨルシカ

          ねぇ考えなくてもいいよ 口先じゃ分かり合えないの この音に今は乗ろうよ 忘れないでいたいよ 身体は無彩色 レイドバック ただうねる雨音でグルーブ ずっと二人で暮らそうよ この夜の隅っこで ねぇ不甲斐ない僕らでいいよ って誘ってのは君じゃないの 理屈だけじゃつまらないわ まだ時間が惜しいの? 練り歩く景色を真空パック 踏み鳴らす足音でグルーヴ まるで僕らはブレーメン たった二人だけのマーチ さぁ息を吸って早く吐いて 精々歌っていようぜ 笑うかいお前もどうだい 愛の歌を歌っ

          『ブレーメン』 ヨルシカ

          『0時08分』

           「各駅停車、高尾山口行き最終電車です。ドアが閉まります、お荷物とお身体を強くお引きください」  「なんだかんだ、タカハシさんは結局いい人ではあるんですよ、でも、なんて言うんですかね、言葉を選ばないんだとしたら、」  「ユウタってさぁ、二日後とかに返事してくんだよ?なんなのってなるよねぇ」  「いや、あいつは公務員目指すって言ってたよ」  「その件のコンセンサスと具体的なコントラクトは任せるから」  嫉妬と優越、倦怠と旺盛、正と負。  様々な言葉と感情は眼が眩むほどの色彩に溢

          『0時08分』

          『死役所』

           何を驚いているんですか。全て当然のことですよ。雨は止みますし、夜は明けます。そんなこと、言わなくてもわかっていただけるでしょう。それならなぜ、そんなに怖がっているのですか。なぜ自分がって、そんなこと言われても困ります。こちらも仕事でやっているので、あの、泣いてないで、早くしてもらってもよろしいでしょうか。  まず、こちらの書類にご署名と印鑑をお願いします。はい、そうしましたら、証紙をこちらに貼っていただいて。はい、次はこの書類を持って死後裁判所へ行ってください。大体一週間後

          『死役所』

          『夜』星野源

          通り行く 人の流れを見てる 出会う日々 いつまでも 遠き調べは 消えず心に鳴り響く 君が教えてくれた歌は 足元に 枯れぬ花を咲かす ああ 夜が怖いなら いつでも ここにいるよ 君の話を 聞くことが ただ ただ 朝を焦がす 赤い秘密は 消えず我が身に鳴り響く 君が残してくれた歌が 足元に 枯れぬ花を咲かす ああ 朝が怖いなら いつでも そばにいるよ 君と話を することが ただ ただ 夜更けを ああ 夜が怖いなら いつでも ここにいるよ 君の話を 聞くことが ただ ただ 朝を

          『夜』星野源