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毎日でもいい。

母の命日が近づくと低空飛行になる。
当日は朝から悲しくなる。
亡くなった日の朝を思い出す。
病院に駆けつけて,急いでインターホンを押して,階段を駆け上ったことを思い出す。
ずっとずっと母に声をかけ続けたことを思い出す。
泣きながら,伯母に電話したことを思い出す。
やたら天気が良くて空が広かったことを思い出す。
10年経っても悲しい。

何で,命日が近づくと低空飛行に???
グリーフの段階は人それぞれで,
年月の経過だけじゃないのはわかってる。つもり。

命日が近づくと,それを意識してるのは,おそらく家族の中で私だけで,
それは全然いいんだけど,
それなりに普通に生活を送らなきゃ,ということがしんどい?
命日は,母が好きだった店でひとりゆっくり過ごすと決めている。
そこで,自分の想いや、言いたいことを改めて確認する。
涙が出る。
それで,「そっか。私はこう思ってたんだね」と受け止めて,楽になる。

でも,その確認って、母に言いたいことって,命日じゃなくていいんじゃない?
母の写真を飾っているけど,そこで話しかけていいんじゃない?

そう。
私,生前はほぼ毎日のように,仕事のこと,今日あったこと,何でも話してた。
私,今でも,母に聞いて欲しいこと,沢山ある。
もちろん,家族とも話すんだけど,母だから話したいことってある。

だから,毎日でもいいみたい。

何ならさ,今マスクだから,歩きながら話しかけてても大丈夫w

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