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も~い~くつね~ると~平安時代のお正月


こんにちは。ゆのんです!

ブログを読みに来ていただき
ありがとうございます。

今回はもうすぐお正月
ということで、


平安時代のお正月について


お話しします。

ところでお正月は
どのように過ごしますか?

家族とゆっくり
おせちやオードブルを食べる

元旦にお参りに行く
このような過ごし方が

多いのではないでしょうか。





では、今から1,000年前、

平安時代では
どうだったのでしょう?

結論から言うと、
お祭り三昧です。

貴族はお祝い事が大好き。

特に、神様を心の底から
大切にしています。

だからこそ、新年に
神様に対して感謝や

その年の繁栄をお願いします。





今回は、行事の中でも
大きくこの3つ取り上げます。

🎍「四方拝」
🎍「白馬節会」
🎍「人日の七種菜羹」


これらの行事は、古文でも
取り上げられることがあるので、

現代と比較しながら
理解していきましょう。

それではいきましょう!



「四方拝」(しほうはい)



この行事は元旦の早朝に
行われます。

神さまに挨拶をして
一年間お世話になることを

お伝え&お祈りする
イメージです。

伊勢神宮の方向に拝んだあと、

東→南→西→北の順で
四方の神々にお参りします。

四方拝の目的は


年災消滅
(災いが起きませんように…)

五穀豊穰
(豊作の一年になりますように…)


平安時代の人々は
災い=神のたたりと解釈します。





悪いことは全て神さまが
怒っているからだ!ということです。

今の災害もそう考える節は
ありますよね。

まぁ、ホントに神さまが
怒っているかは

分かりませんね。
あなたはどう思いますか?



「白馬節会」(あおうまのせちえ)



この行事は1月7日に行われます。


白馬を宮廷の庭に連れ出して、
宴会をするという行事です。


白馬を「あおうま」というのは、
中国から受け継いだときの名残です。


ホントは白い馬なので、
漢字は「白馬」となっています。

この行事の目的は、


年中の邪気をはらうこと。

平安時代の人は災いを
一番恐れていました。


だからこそ、神様にお祈りして
助けて貰う。感謝は忘れない。

このような心を持っていました。



「人日の七種菜羹」(じんじつのななしゅのさいかん)



「人日の七種菜羹」
何をするかというと

1月7日に「七草を入れた汁」
を食べます。

現代も七草粥を食べる風習は
残っているかと思います。

でも、平安時代はまだ
七草粥を食べるのではなく、

「あつもの(羹)」といわれる
スープのようなものでした。

七草粥を食べる日は
また別にあったんです。

でも、鎌倉時代当たりから
「七草粥」と混ざり、

現代と同じような形になりました。





七草のあつものを食べる目的は、


野に出て若菜を摘んで
邪気をはらうこと。

万病に効くように願うこと。


この2つになります。

貴族が自分で若菜を摘むなんて、
珍しいことなんです。

なぜって…。
そういうことは

全て身分が低い
世話役がするものだからです。

そんなことくらい自分でしろ!
ってツッコミたくなりますね。

ちなみに、『枕草子』にも
この行事のことが書いてあるので、

ぜひ読んでみてくださいね。



おわりに



平安時代は、一年の始まりに
ひたすら神さまにお祈りします。

私たちも初詣に行って、
一年のお願いをしますよね。


やり方は違えど、神さまに祈る
という心は変わらない。


1,000年前でも変わらないのは
人の心なんですね。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

そして、良いお年を
お過ごしください😊

来年はもっともっと
古典をレベルアップさせて

点数アップ!志望校合格!

あなたの理想の未来を
笑顔でつかみ取りましょう!





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では、また!

ゆのん


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