yunoLv3

東京大学大学院情報学環 助教。アバターやVRの研究をしています。趣味は作詞作曲です。/…

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東京大学大学院情報学環 助教。アバターやVRの研究をしています。趣味は作詞作曲です。/ Twitter:https://twitter.com/yunoLv3 Web: https://yunolv3.work

マガジン

  • ゴーストエンジニアリング、アバターをめぐる冒険

    2020年末に執筆した、ゴーストエンジニアリングアドベントカレンダーの記事をまとめたものです。 ※2021年2月、まだ執筆終わってません https://qiita.com/advent-calendar/2020/ghostengineering

    • ゴーストエンジニアリング、アバターをめぐる冒険

最近の記事

  • 固定された記事

VRのための研究をしたい人へ 〜VR研究分野マップ〜

どうも、ゆうのLv3(Twitter)です。東大で大学院生やってます。詳しい自己紹介は記事末尾に書いてあります。 VRに興味のある高校生、大学生に向けて、進路選択の一助となればと思って筆をとった次第。この記事では、VR技術の水平を押し広げてくれる日本のあなたへ、VRの研究分野のマップをお届けします。 あと、「研究分野は分かったけど、どこの大学に行ったらいいのだ!」という人のために、VRの研究をしている研究室がある大学を片っ端からリストアップしておきました。(絶対漏れがある

    • Anti-Avatar #XR創作大賞

      以下は、GE社が次世代の自己デザインツール「Self-Library」を発表した際に開かれ、同社のセルフデザイナーであるKai氏が登壇した記者会見の記録である。 *** 記者:Self-Libraryとは、どのようなシステムなのですか? Kai:自己の複数性を尊重しながら、統合的アイデンティティの構築を支援するアプリケーションです。膨大なライフログを分析することで、そのユーザーが持っているさまざまな分権的自己を可視化・整理するとともに、それぞれの「小さな自己」がお互いに

      • #4 VRと身体所有感、Embodimentとは何か?

        この記事は、ゴーストエンジニアリング Advent Calendar 2020の4日目の記事です。走りながら書き殴っているので、次の日に見たら記事が修正されているかもしれませんがご了承ください。年明けくらいにまた見てみてください。 前回の記事では、「自己」というものをなす重要な基盤の一つとして身体所有感を取り上げ、身体所有感を保つためにはどういった要素が必要なのかについて紹介しました。 今回の記事では、VR技術を用いた身体所有感の探究について紹介し、アバターの身体化(Em

        • #3 Minimal Selfと身体所有感

          この記事は、ゴーストエンジニアリング Advent Calendar 2020の3日目の記事です。走りながら書き殴っているので、次の日に見たら記事が修正されているかもしれませんがご了承ください。年明けくらいにまた見てみてください。 前回の記事で、アバターという言葉がどんな使われ方をしているのか、アバターとプレイヤーがどのような関係にあるのかについて書きました。「Me」としてのアバター体験は自己の化身だと考えられるわけですが、それじゃあ一体、自己の何の要素が託されればアバター

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        VRのための研究をしたい人へ 〜VR研究分野マップ〜

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        • ゴーストエンジニアリング、アバターをめぐる冒険
          yunoLv3

        記事

          #2 アバターとは何か?

          この記事は、ゴーストエンジニアリング Advent Calendar 2020の2日目の記事です。今日からは、#1で行った概説に含まれていた様々な要素を深掘りしていきます。走りながら書き殴っているので、次の日に見たら記事が修正されているかもしれませんがご了承ください。年明けくらいにまた見てみてください。 ゴーストエンジニアリングで活用する身体変容体験の中で、イメージしやすく、自由度が高く、多く用いられるのが(VRにおいて身体化した)アバターです(もちろんそれが全てというわけ

          #2 アバターとは何か?

          #1 ゴーストエンジニアリングとは

          この記事はゴーストエンジニアリング Advent Calendar 2020の1日目の記事です。走りながら書き殴っているので、次の日に見たら記事が修正されているかもしれませんがご了承ください。 ここに全記事をまとめます↓ 「アバター」という言葉が社会に浸透しつつあります。オンラインで自分を表すアイコン、ゲームのキャラクター、VRでの変身体験……。とりわけ、VRで身体化したアバターを体験することは、拡張された衣服のように自己を彩り、自己の振る舞いや考え方にまで影響を与えるこ

          #1 ゴーストエンジニアリングとは

          それでもピアノは鳴り止まない / GUMI

          購入後に全編(04:12)を視聴することができます。

          有料
          150

          それでもピアノは鳴り止まない / GUMI

          それでもピアノは鳴り止まない / GUMI

          拝啓、学際情報学府

          はじめまして、yunoLv3です。東大の学際情報学府という大学院で博士課程の学生をしています。この記事では、2019年の入試説明会で現役学生として行った学府を紹介するトークをもとに、学際情報学府へのラブソングを書きます。時々アレなこともあるけど、結構気に入ってるんですよね。 自己紹介僕はこんな感じの経歴の人です。 2018年 3月:東京大学 工学部 電子情報工学科 卒業2020年 3月:東京大学大学院 学際情報学府 先端表現情報学コース(廣瀬・葛岡・鳴海研究室)修士課程

          拝啓、学際情報学府

          【VR研究分野マップ1】 人の感覚・認知

          この記事は の一部として書かれています。 VRという研究分野を、次のようにグループ分けしてみました。 ーーーVRそのもの:高品質なVR体験を実現したいーーーーーー ●人        ・人の感覚・認知           (1) ●人と世界の間   ・出力システム              (2)   ・入力システム              (3)   ・ユーザインタフェース          (4) ●世界   ・シミュレーションシステム        (5) ー

          【VR研究分野マップ1】 人の感覚・認知

          東大 五月祭2019でVR/ARを体験できる場所リスト!

          東大は年に2回(5月と11月)文化祭をやっています。五月の「五月祭」は、2019年5月18・19日に、「赤門がある方」の本郷キャンパスで行われます。 実は東京大学には、VRに関する研究者が世界レベルで多くいます。学部を超えて大学全体でVR研究を盛り上げるべく、「東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター」もできました。 さてそんな東大の文化祭では、毎年VR/ARを活用した展示が見られます。 去年も「五月祭でVRが体験できる場所リスト」を作ったので、惰性で今年も作りました

          東大 五月祭2019でVR/ARを体験できる場所リスト!

          【VRモード】 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 【やってみた】

          「目を覚まして……」 2019/4/26(金)のアップデートによって、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を全編VRモードで遊べるようになりました。 本記事では、ゼル伝のVRモードを遊んだ感想を書きます。 まず、VR体験には、出来上がった「VRゴーグルToy-Con」が必要です。 みなさんもう作りましたか? ちなみにVR kitにはちょびっと版もあるので、 「ヘッドセットだけでいいんだけどw」という人はこちらの方が良さそうです。 でも、VR kitの方の体験は

          【VRモード】 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 【やってみた】