東大 五月祭2019でVR/ARを体験できる場所リスト!

東大は年に2回(5月と11月)文化祭をやっています。五月の「五月祭」は、2019年5月18・19日に、「赤門がある方」の本郷キャンパスで行われます。

実は東京大学には、VRに関する研究者が世界レベルで多くいます。学部を超えて大学全体でVR研究を盛り上げるべく、「東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター」もできました。

さてそんな東大の文化祭では、毎年VR/ARを活用した展示が見られます。
去年も「五月祭でVRが体験できる場所リスト」を作ったので、惰性で今年も作りました。まあ今年も「イツメン」って感じで、顔ぶれは去年と変わらないです。
ちなみに、五月祭運営委員が公式に「おすすめ企画」というのを定めるんですが、ほぼ全部おすすめ企画でした。

東大に来て、展示をしている学生に色々と話を聞いてみてほしいです。

VR飛行体験 FlyFlyFly

団体:東大VRサークルUT-virtual
場所・日時:工学部1号館2階17号講義室 両日 10:00〜18:00
ページ:http://utvirtual.tech/archives/3276
料金:1回500円
注意:対象年齢は7歳以上

東大公認のVRサークルであるUT-virtualは、五月祭で2つの展示をします。
創設3年目にして120人のメンバーを抱えるインカレサークル。展示の一つは、2018年に部員が一丸となって駒場祭で出展した「VR飛行体験」のアップデート版。筐体やコンテンツに改良がなされています。ちなみに、もう一つのVR企画はこの隣の部屋です。

企画紹介
UT-virtualが昨年の駒場祭で展示した人気コンテンツ,FlyFlyFlyが帰ってきました!VRゴーグルを装着して一つの筐体に座っていただくだけで,戦闘機・風船・ペガサスの三種類の飛び方を体験できます.パワーアップしたバーチャルな空の旅をぜひお楽しみください.

(駒場祭の展示時の写真)

部員手作り(!)のハンモック型筐体に座ると、筐体が振動して……
3種類の異なるタイプの「飛行体験」が楽しめます。

そんなに広くない部室で、一・二年生がゴリゴリ木を削って筐体作ってました。先週は全体で「アテンド講習会」もやっていて、体験案内に関してもたくさん練習しています。ちなみにパンフレットも力が入っています。

ヘッドセットの対象年齢に加えて筐体を使う性質上、体験できるのは7歳以上の人になります。

東大VRサークルUT-virtualについて
UT-virtualは一昨年設立されたサークルで,VR技術を使った作品制作と体験会の実施を行なっています.具体的な活動としては,サークル内での勉強会や,チームに分かれて作りたいものを一年を通して制作,サークル内でのハッカソン開催とそれによる開発スキル向上,五月祭や駒場祭のでのVR企画展示・体験会開催などをしています.


UT-virtual Anthology

団体:東大VRサークルUT-virtual
場所・日時:工学部1号館2階16号講義室 両日 10:00〜18:00
(UT-virtualの一つ上の展示「Fly Fly Fly」の隣の部屋!)
料金:1回券 200円 3回券 500円 フリーパス 1000円
対象年齢:7歳以上

UT-virtualの2つ目の展示。
部員が自主制作した数々のVR体験を展示する企画です。全部で15作品の展示を予定しています。回数券を購入後、体験は整理券ではなく順番待ち制です。混雑が予想されるのでお時間に余裕を持って行くと良さそうです。
去年も同様の形式の展示をしましたが、会場内は混雑して、一つ体験するのに1時間待ち…なんて状況も生まれていました。

展示作品が載っているパンフレットをこっそりもらってきました!

春にUT-virtualが単独で行なったVR展示会「ば展」で出展していた作品のアップデート版もあるようです。

部員一同、VRに情熱をもって取り組んでるので、是非遊びに来てください。

近未来体験2019

団体:東京大学工学部 電子情報・電気電子工学科
場所:工学部2号館4階244号講義室
   工学部2号館11階電気系会議室6・7
   工学部2号館12階電気系会議室4
時間:9:00〜18:00 ※バーチャルYouTuberと話そう:12:00~、14:00~、16:00~で各回30分ほどの予定です。
ページ:https://2019.eeic.jp/vtuber/

工学部の電子情報工学科・電気電子工学科がタッグを組んで「近未来体験」という展示をしています。
これは毎年やっている名物企画で、学生が制作したハードウェア・ソフトウェアの展示、プログラミング教室、電子工作教室などがあります。そして2016年(僕の代)からVR企画が始まって以降、毎年VR/AR技術を駆使した展示がなされています。

今年は……

バーチャルYoutuber!!!

企画紹介
バーチャルYouTuber企画では、みつきとえれなと一緒にバーチャルの世界を味わうことができます。VR上で東京大学の中を巡れる「VRキャンパスツアー」、一緒に写真を撮れる「ARチェキ会」、自分に合わせてキャラクターが動くのを体感できる「“中の人”体験」、時刻限定で開催される「バーチャルYouTuberと話そう」をはじめ、いろんな催しがあります。2人の動画の放映やバーチャルYouTuberの背景にある技術を解説する展示も楽しめるほか、グッズの販売も行っていますので、少し覗いてみるのも大歓迎です。是非いらしてください!

(https://2019.eeic.jp/vtuber/)

グッズ販売もあるってマジ?

このバーチャルタレント、非常にプレゼンス(実在感)が高くて、
技術解説の記事を書いたり…

EEIC(電子情報工学科・電気電子工学科)の生活を紹介したり
学科の先生にインタビューしたり……

自分たちでプログラムを書いて実装したであろう服がオシャレ!
ぜひチャンネル登録もしてみてください。

東京大学工学部 電子情報・電気電子工学科について
工学部電子情報工学科と電気電子工学科はまとめて「電気系」や「EEIC」と呼ばれており、普段は工学部2号館4階で、「メディア情報・コンテンツ・人間」、「コンピュータ・ネットワーク」、「システム・エレクトロニクス」、「ナノ物理・光量子・バイオ」、「エネルギー・環境・宇宙」といった幅広い分野について学んでいます。 学部1, 2年生のみなさん、進振りはEEICへ!!

精密Lab.

団体:東京大学工学部 精密工学科
場所・時間:工学部14号館3階325教室、330教室 両日 終日
ページ:https://www.pemayfes.t.u-tokyo.ac.jp/4th.html#ex4th
注意:対象年齢は13歳以上

お次は工学部の精密工学科のみなさん。

企画紹介
機械を精密に加工・制御する技術で作られた多くの装置を、工学部精密工学科の学生が展示・紹介します。あの「ピタゴラスイッチ」をモチーフに、精密工学を取り入れて製作された 「せいみつスイッチ」 などの多種多様な展示品は、学生の解説を聞けば、より楽しめること間違いなし。幅広い学問分野と関連する精密工学の観点から工学の面白さを伝える企画です。

ウェアラブルVRホラー(3F 325教室)
この企画では体を直感的に動かすだけで操作できるVRゲームを通じてたくさんの人にVRを体感してもらえたらと思います!ちょっと怖いかも…

VR シューティング(3F 330教室)
近頃話題のVRで3Dシューティングゲームが体験できます。ディスプレイを搭載したゴーグルを頭に着ければ、まるで自分がゲームの世界にいるかのような迫力と臨場感を感じられること間違いなしです。

注意
今回のVR企画は健康面を配慮し、12歳以下プレー禁止とのことです。
Oculus Riftを使っているようで、デバイスの対象年齢が13歳以上なんですよね。

「精密Lab.」は精密工学科の3,4年生有志で構成されています。基本的には全て学生が設計からプログラム、加工まで行い、工学的な内容をたっぷり含んだ展示作品の製作をします。今年行う展示は毎年おなじみ「せいみつスイッチ」「テンセグリティー教室」に加え「VRゲーム」「体験型空間」などです。扱う工学的内容をそのまま展示するのではなく、来ていただく幅広い客層・年齢層の皆様に、見て、体験して、分かって楽しんで頂けるようにと各所に工夫を凝らしています。様々な分野の多様な企画を通じて工学のおもしろさを来場者の皆様にお届けできればと思っております。昨年度は、五月祭委員会様の広報もあり、5000人以上のお客様にご来場頂き、また日テレ「PON!」などのメディアにも複数取り上げて頂きました。


医へのいざない

団体:東京大学工学部 精密工学科
場所・日時:医学部2号館本館2階 終日
ページ:https://utmed-mayfes.net/
整理券制

毎年、東大の医学部のみなさんが20以上の展示を行なっている医学部企画。
ここ数年は、企業などとコラボして医×VRな展示もしています。

・Heart explorer(富士通)
高度なシミュレーション技術によって作成された心臓の3Dモデルを用いて、正常/疾患状態の心臓を様々な角度から見ることができます。なかなか実際に触れる機会の無い心臓ですが、VRの技術を活用することによって、医療従事者が早く正確に知識を習得することができます。

一つ目は、おそらくこれ。

ヘッドセットではなく、3D眼鏡をかけてディスプレイを見ることで、
心臓の動きを立体的に確認するもの。

・認知症・統合失調症体験VR(シルバーウッド・ヤンセンファーマ)
みなさんこれらの病気の名前を耳にしたことはあると思いますが、具体的な症状をご存知でしょうか?おそらく,多くの人が記憶障害、あるいは妄想や幻覚などを頭に思い浮かべるでしょう。しかし実際にはもっと様々な症状があります。自分の身近な人がこれらの病気になってしまった際、早期発見(と治療)のために,これらの様々な症状を正しく理解することは非常に大切なことです。これらのVRはそのようなコンセプトのもとで,医療従事者以外の方にも具体的な症状を理解してもらえるように作られました。

シルバーウッドさんは認知症体験、統合失調体験、LGBT体験などをVRで制作している企業さんです。

整理券制だそうで、体験したい方は早めに行くと良いかもしれません。
(どちらもまたどこかで体験する機会は十分ありそうですが)

東京大学医学部五月祭企画について
医学部医学科と健康総合科学科に所属する4年生を中心とした有志団体です。学生ならではの視点を活かした企画を通して、気軽に医の世界に足を踏み入れて頂けたらと思い、「医への誘い」をスローガンに活動しています。
https://www.gogatsusai.jp/kikaku/565

東大駒場リサーチキャンパス公開2019

これは五月祭とは関係ないんですけど、5月31日(金)・6月1日(土)に、
東京大学駒場リサーチ(駒場Ⅱ)キャンパスの公開イベントがあります。
理科教室やシンポジウムに加えて、各研究室が研究内容を紹介する研究室公開もあります。

VRを含む、身体拡張技術に関する研究を行う稲見・檜山研究室や

クロスモーダルやリダイクションの研究をしている廣瀬・葛岡・鳴海研究室

など。VR に限らず面白い研究がたくさんあるので、お時間ある方は足を運んでみてくださいませ!


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