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日記:遊びにおいでよって言いやすい

京都に移住してなんと住み始めて3か月たちました。
実は前に東京で一人暮らししていた時3か月ももたずに実家に戻りました。
その理由は火を見るよりもあきらかで、「ただ単純に好きだから住む」という超絶アバウトな考えです。


「遊びにおいでよ」が魅力的な誘い文句

自分の地元や中心地から離れる際に友達と別れを告げる際に「会いにいく」と「遊びにおいでよ」と二つ別れ言葉があります。
自分、東京出身ですが正直東京は肌に合わずなるべく帰ろうとせずにせめて実家のある神奈川に戻るとしか意思表示してません(笑)

なので、移住先の「京都に遊びにくるついでに会ってよ」という誘い文句が大変友達や親曰く「京都に行く口実ができる」と言われました(笑)
実際来てくれることに越したことはないのでありがたいです

親に関しては京都にセカンドハウスができたと喜んでおり、大変満面の笑みで見送ってくれたり余裕がないはずなのに支援もしてもらったのでこれは恩返しが大変ですわ(稼がねば…!)

祇園祭なめてた

京都に住んでみて思いましたけど、やはり、さすが日本三大祭りの一つですよね。
京都市全体で祇園祭を動かしていて思っている以上に「祭り」です。前の神奈川のホテルだとどこかでフラっとやってるらしいよ?といった他社というあまり関係ないですという感じでしたが、さすがに市全体で盛り上げる祭りなのでインフラからすべてが変わっているのが理解できました。

タクシーの手配がうまくいかない…!!
なにより、どこまでいくかと聞いて「祇園祭まで!」と言われても広範囲すぎて一体どこだよ!と半ギレになってました。
土地勘がわからないからタクシーで向かおうはなかなかリスキーだと自分は判断して地下鉄で向かうことを進めました。
タクシーの手配がうまくいく可能性なんて100ではないですからね。

3年越しのこの日本三大祭りは外国からの訪日だけではなく、今までの祇園祭を本当に心の底から待っていた関係者の熱い祈願でもありました。
この祇園祭のスタートは869年疫病退散という御霊会という悪しきものを鎮める重要な祭事です。
まさにコロナに向けての祭りという開幕にもってこいなんですよね。だからこそ、この三年越しの祇園祭は感慨深いもんです。
京都で生まれ育って20歳で嫁入りしたマダムも必ずこの時期だけは京都に戻ってたそうです。そうです、この祭りは京都の人にとってもとても大事な「区切りの祭り」なのです。

気持ちの巻き返しにもってこいの環境

ここ最近、質の悪いナンパや職場で面倒なことになる気配を察したりなどと面倒になったりと気持ちが萎えておりました。
金銭的に余裕がないことも重複しておりますが、やはり、自分がいる場所は京都なんですよね。

自分、実は京都に住む方から「自分より京都知ってますね」と言われました(笑)
まあ、20歳の時から毎月のように通ってたりしたので…といえば声をそろえて「なんで!?」と聞かれます。答えは大体決まっていて「好きだから」としか答えられません。
季節によって変わる和菓子、旬のパン屋、自然を商品に組み込む営業技術、独自性のある催事の数、神社仏閣のイベントの数の多さ、
食事の幅がすさまじい、喫茶店の数の多さ、意外としゃべるのが好きな京都の人。

きりがない(笑)
「そんなしゃべらないですよ」と同じよそ者はそう言ったけど、京都に長い間住まわれてる人と自分をまず対等に話すのがミスであるというと「は?」という顔をされました。
基本的にリスペクトとどんなに文献をあさろうが記憶してようがその月日を京都に実際に住んでいないとそれは「京都で長い」とはいえないと考えてます。
京都の伝統にはすべて「今に繋がる理由」があるんです。無意味な伝統なんてありませんので、その伝統の真髄に触れるための会話をすると京都の人から「京都の本当の歴史」を知ることができます…!多分!

その時の興奮は結構忘れられません。
わたしの歴史散歩はオタ活なんです。羊文学さんの「光るとき」というアニメ平安物語という作品のOPを聞いてみる。歌詞の「きみたちの足跡は進むたび変わっていくのに、永遠に見えるものに苦しんでばかりだよね」とあります。
また、「いつかめぐってまた会おうよ、最終回のそのあとも、誰かが君と生きた記憶を語り継ぐでしょう」とあってこれが痺れる。
鎮魂歌なんですよね~~~~~!

自分、本当に、歴史を感じるのが大好きでその場所に人々のハレ・ケのもとに今を生きてることを感じるのが楽しくてしょうがない

仕事のために京都に住んでいる人との温度差

マッチングアプリを使って分かったけど、京都の人だからこそ神社仏閣いかない説が強い。(前の記事消してすいません。記録に残したくなくなって消しましたm(__)m)
そして、同じよそ者でも「温度差」がある。
京都で殿方見つけるって思ったけど難易度がどんどん上がっていておもっていた以上に「あれ、みんなそんなに神社仏閣興味ないんか…?」とつい不安になっては勝手に「まあ自分で勝手にいけばいいや」とフラッと東福寺行ったりとなんだかんだエンジョイできちゃうのが自分強かでいやだわ~ってなります(笑)

結構この温度差きつい。
「文化のスクランブル交差点」てよく京都を表現するときに使うんですけどこれを理解できる人とは結婚できそうです。
文化の大江戸線?のほうが通じるか??

平日休みのほうが多分いい

京都に住んでみて思いましたが、京都はおそらく平日休みのほうがいいですね。
圧倒的に店の混雑度が違います。
平日の新風館と土日の新風館では出入り数が違うと思うます。
そりゃそうだとなりますが、住んでいる人間にとって混雑回避は出かける際に筆頭にあげます。
しかも、結構神社の催事は「平日」があったりします。
さらには勉強会も「平日」があったりして、自分がいた神奈川とは違う景色が見えます。

まあ、しかしながら蚤の市やイベントは土日開催が基本なので手堅く土日休みがいいかもですねえ。
できれば働きたくなんですけどもね。


麓寿庵(ろくじゅあん)

☝友達が来てくれたので、麓寿庵(ろくじゅあん)でわらび餅をキメました。木造建築最高。わらび餅最高。鴨のディナーはまたこんど。


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