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【ゆにおの本づくりエッセイ】文芸だけじゃなく、雑誌っぽい構成の本にも挑戦してみた!

【2/26】の文学フリマ広島5まで
あと4日! ワクワクするねーーーーーーッ!

以前は、noteに書いてた日記を文庫本にまとめた時の制作秘話エッセイを書いたけど、
今回は、広島お笑いの本!

おしゃれに撮ろうとしたら、光を当てすぎた汗

『ゆにおの広島お笑いレポ+コント小説!』↑

これまでの文芸本とはかなり毛色のちゃう本を作りました。

小説のページもあるけど、ちょっと雑誌風のページも多いんだよね。

ごちゃっと写真や文字が混在!


どんな構成にするか?とか
あと、中のデザインも自分で組んだりと結構大変だった、、


① 勢いで書いたコント風小説を、本にしたい!


monogatary.comにはお笑いカテゴリーもあったりして
コメディを書いている方も多いんだけど、
ゆにおは普段そういった作品は書かない!

けど、たまたま家族が録画していた「キングオブコント」の
「空気階段の出張SMコント」を観たことで
創作意欲に火がつき、

「コントっぽい小説を書いてみたい! 
monogataryなら読んでくれる人もおるかも!」と、

ネットでコントの書き方を簡単に調べ、
一気に3本のコント風小説を書き上げた。

いつもとあまりに違うけん、
あんまり読まれないかもなーと思っていたら

ランキングもとてもよく、
その後noteに転載した時もPVがとてもいい感じだった!

じゃけん、あと2~3本書いて、まとめて同人誌にしたいなーと思ってたんだけど

なぜかその後、コメディが書けんくて(本来の作風ではないためか)
保留になっていた。

そのうちの一作がこちらです↓




② 広島ローカルなお笑いライブを発見! 取材を申し込み!


そんな折、たまたまTwitterで
広島市青少年センターで行われるお笑いライブを発見!


ゆにおは何に対しても大体「ニワカ」であるため、
芸人さんの名前を眺めても、誰がどんな人なのか全くわからない。

しかし、そのうちの「ブーゲンビリア」という
漫才コンビだけ、おとんと一緒に観に行った高齢者向けのお笑いステージで
観たことがあった。(
あと、「カグヤ」をヲルガン座で観てた

だから、楽しめるのでは、と思えた。

※その日はお一人体調不良?で、ピンでのフリップ芸だった。その時の日記↓

その頃たまたま
地方創生系の仕事が多く、頭がそちらに傾いていたこと
そして文学フリマの魅力の一つに「ご当地」というものがあるとも感じていて、

「この広島ならではのライブの観覧レポートと小説を組み合わせれば、
面白い本が作れるのでは?」と観にいくことに!

幸いなことに、
青少年センターの担当の方に
取材&掲載許可もいただき
いろんな写真も撮れた! 

ブーゲンビリア&モグラドーメイ。
写真が後々、とっても役立った!


そして、もう一つのライブのご案内も芸人さんにしてもらえ、
ライブレポートは2本に。

SNSに初稿を載っけたところ反応もよくて、
凝った本を作りたい気持ちが
高まってきた!



③ 広島ローカル、広島ならでは、を押し出す構成に変更!


そんなこんなで、
当初小説をメインにしようと思っていたけど
ライブが予想以上に良かったこと、芸人さんたちの活動が活発だったこともあり
「広島ならでは!」というのを前に押し出す構成に変更。


それに
レポートをいつもの文芸の段組で試作してみると
なんか真面目な雰囲気になってしまい、お笑い!って感じがしない。

雰囲気をガラッと変えんと、
内容が伝わらんなーって感じ、
また、芸人さんたちの写真という
誌面を華やかにできる素材があるので
雑誌風に組み直してみようと挑戦!

ちょうど、昔の『宝島』のお笑い特集号を持っていたのでそれを参考に

本来なら台割作りから入るべきだけど、
ざっくり頭で構成を考えた後、Canva↓でどんどんレイアウト。


④  本文デザインにも、Canvaが便利すぎる!


昼休憩にコーヒーを飲む間、
スマホで芸人さんたちの写真をぺたぺた貼っていったり、
文字をざっくり置いてみたり、
フォーマットから良さげなものを探し、扉ページを作ったり。


それでページ数の帳尻を合わせ、
およそ全体が見えてきたところで

今度はPCで1Pずつ細かくデザインしたり、足りないテキスト(扉のリードとか、見出しとか)を書き足したり。(Canvaはパソコンでも使える!)

仕事で上手なデザイナーさんをたくさんみているため、
自分のデザインに自信が持てず、

何度か「やっぱりいつもの文芸の段組みにした方が、、、」と挫けそうになったけど、
下手なりにデザインは楽しくって、
何とかフィニッシュ!

Canvaは、
多数ページを作る時、
ページネーションと粗組を同時に進められ、
とっても役立った↓

こんな感じで全体を眺めつつ、進行を確認!

スマホで操作できるから、出先でざっくりとベースだけ作っておけるというのが大きく、

後々全く手をつけてないページが発生せずに、満遍なく手を入れていくことができた。

あと、かなりのページをデザインしたため、
操作に慣れた! 

手間は掛かったが、
やってよかったなーって今では思っている!


⑤ 自分のデザインにかまけている間に、デザイナーさんからデザインUP!


今回もう一つ挑戦したのが、
知り合いではない人に装丁デザインをお願いする」ということ。

noteで記事を見て知った素敵なデザイナー、長良鮎武さん↓にメールを送信!

最初、なかなか連絡がつかんかったけど
その後、TwitterのDMでもやりとりし
自分が何者かとか、本の趣旨などをお伝えし
素敵な表紙を作ってもらえた。

Twitterやnoteをみていると、素敵なデザイン、写真、イラストの
クリエイターさんがたくさんおられるので
こうやって知らない人にも頼むことができるんだなーとノウハウが一つ増え、
可能性が広がった気分!


年末年始、
Canvaを弄ることに時間を取られているうちに、
いつの間にか長良さんからの装丁も上がり、
入稿データが完成!

長良鮎武さん作、広島芸人さんたちの似顔絵!


まとめ


雑誌風の本はかなり手間がかかる!

今回は芸人さんたちがかなりおおらかだったため
良かったけど、
例えばお相手によっては「写真のニキビを消してくれ」とかあって
かなり大変なると思う;

けど、雑誌風が相応しいモチーフは今後も出てきそうなので
企画次第で
こういう本もまた作りたい!


そして、Canvaサマサマです。
ありがとう、Canva!

以上!

※芸人さんの敬称略

■ちな、ゆにおが観に行った広島ローカルなお笑いライブ「(笑)てんか」の次回開催は、文学フリマ広島の前日! 勝手に告知しておいた笑↓

by ゆにお

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