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パリ節約自炊生活番外編 Fête de la Musique 2018(音楽祭)

夕食も済ませてまったりしている頃合、外から賑やかな祭囃子が聞こえてきたので出てみると、家の周り、いや、パリの町中がフェス会場と化していました!彼方此方で様々な種類の音楽が奏でられていて、人々が集い、飲み食べ踊る、そんな饗宴が子夜まで続いていました。

後から調べてみると(最初から調べて参加しろという感じですが…)、Fête de la Musique 2018(フェット・ドゥ・ラ・ミュージック)という音楽祭が行われていた様です。以下引用ですが“1982年以降、毎年6月21日はフランス全土が、音楽祭のリズムに揺れ動きます。この音楽祭(フェット・ド・ラ・ミュージック)は当時の文化相ジャック・ラングによって創設された、一般市民に開かれたイベントです。 日がもっとも長くなる夏至の日に、通りや広場、庭園や中庭、美術館、お城やバー、劇場などフランスのあちこちで多くのコンサートが開かれます。ジャズ、ソウル、ファンクやレゲエ、ポップ、クラシックなど様々なスタイルの音楽を楽しむことができます”とのこと。

記載の通り、夕方からパリの街角の其処彼処で、様々なジャンルの音楽が鳴り響き、老若男女関係なくパリっ子達がノリノリで参加する、とても素敵なイベントでした。最早深夜の出陣だったため家の近所だけですが、それでも素敵な音楽を沢山聴く事ができました。尚、私は音楽にあまり詳しくないため、本投稿は旦那様完全監修でお送りします(笑)各バンドの動画もアップしているので、ぜひご覧ください。

◆いきなりカッコイイ

家を出て最初に出くわしたのがこちらのバンド。なんだかいきなりカッコイイ…たしか、フランス・パリを舞台にした映画TAXIでも使われていたような。。。

◆いきなりテクノ

バンドだけかと思ったらいきなりテクノ、パリっ子がノリノリで踊っています。完全にフェスのステージを移動したら、電気グルーヴの隣でMIWAがやっている感じになっています。

◆からのUKロック

そおおおおおおおおおおさりいいいいきゃああああんとうええええいとおおおおおおおお!どんるっくばくいんあんが!いっつのつぅれいと!続いてお届けしますのは、イギリスのロックバンドオエイシスが生み出した英国国歌Don't Look Back In Angerです。最初はなんとなく聞いていた観客が、だんだん合唱に加わる様(旦那様含む)はまさにイギリス国歌(旦那様曰く)の風格を備えていました。(若者がペンライト的に振り回しているのはライターです(笑)

◆からのレバノン音楽

大通りから路地を1本入るとまた違った景色が。トライバルなリズムと、なんとなく民謡や演歌を思い起こさせるメロディー。車などお構いなしに、人々が踊っています。こちらのパブの角で流れているのはレバノン音楽みたいで、通行人と観客がごった返し、相当な盛り上がりです。

◆サン=ジェルマン=デ=プレ教会でロックンロール

そして踏ん張り上がってやってまいりましたのはここ、パリ最古の教会サンジェルマンデプレ教会(引用 向井修徳)。お届けしますのは、実にオールドスクールなロッケンロールだぜシェケナベイベー(引用 内田裕也)!!!!親父バンドらしきな風体のみなさんが、かっこよくブレイクを決め、リズム隊がきめっきめにグルーヴを生み出し、オーディエンスがボゴダンスを踊る姿はまさにロッケンロールなのでした。踊る阿呆に見るアホウ、同じアホウなら踊りゃなソンソン!!!!

◆まとめ
その他にも、プリンスアンドザレボリューションの Purple Rain やフランスが産んだグローバルな大スターダフトパンクの Get Lucky をカバーしていたりと、まさにジャンルレスでボーダーレス、スピンスピンスパンスパンなチャンプル状態(引用 岸田繁と細野晴臣)!翻って絵本の国ですと、なんやよーわからんカテゴライズやクラスタリングとかいうのが、音楽という世界では生まれてしまっているわけです。欅坂46を聴く人間は七尾旅人は聞かないみたいな。ジャズはわかるけど、フュージョンは嫌いとか。そういうの。そういうつまらないの。でも、音楽って流れていればなんとなく楽しくなるもんだし、そこに流れているのが8ビートでも16ビートで、なんとなくメロディがその上で踊れば楽しくなるのが人間って奴のなのさ。いい音楽も悪い音楽もなくて、そこには音楽があるか、ないかの違いだけであり、老いも若きも、テクノが流れていれば花を飾る花瓶が無くてもそいつで踊ればいいし、ロッケンロールでシェケナベイベーでツイストアンドシャウトする自由もあるわけでして、そこに壁を作るなんてナンセンスなんだぜベイベーたち、愛し合っているかい?(引用 忌野清志郎)という気分になったのでした。結論、音楽は素晴らしいものだ。

以上、音楽大好きな旦那様に後半完全に乗っ取られているパリ節約自炊生活でした♪ タダで素敵な音楽が聴けたので、全うに節約自炊生活番外編です。




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